二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【更新休止中】逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~
- 日時: 2022/09/29 23:00
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
逃走中特別編――本編とは一味違った特別なゲームの幕開けだ!
舞台は、とある村。周囲を山や木々などの自然で囲まれて外界と隔絶された環境にあるこの村では、「エムリガ」と呼ばれる少数民族が平和に暮らしている。しかし、このエムリガの存在がゲームに予測不可能な展開をもたらすことに。エムリガをめぐる様々なトラブルに対処しながら逃げ回れ!
今回のゲームに挑むのは、長野県内の4つの高校から集められた総勢20人の美少女雀士たち。果たして100分間逃げ切り、賞金48万円を獲得する者は現れるのか!?
<逃走者一覧>
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
天江衣
龍門渕透華
井上純
国広一
沢村智紀
福路美穂子
池田華菜
吉留未春
文堂星夏
深堀純代
加治木ゆみ
蒲原智美
東横桃子
津山睦月
妹尾佳織
<注意書き>
こちらの作品は、本編の新シリーズ移行に向けた練習を兼ねて書き始めることとなった特別版の作品です。あくまで本編の執筆が優先ですので、こちらはかなりスローペースの更新となることが予想されますが、何卒よろしくお願いいたします。
- Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.6 )
- 日時: 2022/07/21 22:35
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
和
「目立った建造物がありませんね……いかにも田舎といったところでしょうか」
美穂子
「あそこに誰かいるわ……この村の人かしら?」
村人アキナ《演:船久保浩子》
「何や、見慣れない顔やな」
美穂子
「あっ……こんにちは」
逃走の舞台は、とある村
この村には「エムリガ」と呼ばれる少数民族が暮らしており、畑仕事などをしながら平和な日常を送っている
まこ
「本当にのどかな村じゃのう。こんな雰囲気も、わしは好きじゃ」
ワハハ
「たまには、こんなところでキャンプとかしてみたいよね~。今度、みんなで来れたらいいな~」
周囲を山や木々で囲まれたこの村の広さは、東京ドーム約3個分
この中を、19人の逃走者が逃げ回る!
華菜
「すご!賞金がどんどん増えていくし!」
ゆみ
「1秒ごとに賞金が増えるこの感覚……何だか頭がおかしくなりそうだ」
賞金は1秒100円ずつ上昇
100分間逃げ切れば、賞金48万円を獲得できる!
未春
「そういえば、始まる前にこの袋を渡されたんだけど……これ、何だろう?開けてもいいのかな?」
睦月
「これは……点棒?」
なお、このゲームの開始前には逃走者全員に25,000点分の点棒が入った袋が配られている……
文堂
「卓で使うのと同じ……でもこれ、どうすれば……?」
村人リオ《演:真瀬由子》
「これ欲しいのよー」
商人サヤ《演:江口セーラ》
「はいよ~!1,500点やで~」
リオ
「じゃあ、これでお願いするわー」
サヤ
「まいど~!」
純代
「あの人、点棒で買い物してる……もしかしたら、この世界では点棒がお金の代わりなのかも……」
この村では点棒が通貨として使われている
点棒は100点あたり1,000円分の価値があり、持っている点棒の点数分だけ逃走成功時の賞金が増える!
咲
「これは……自販機?」
自販機コバ号
「イラッシャイマセ」
咲
「ひゃっ!?しゃべった!?」
コバ号
「ゴチュウモンハ ドチラデスカ」
咲
「えっと……ここにあるものが、点棒で買えるってこと?」
また、エリア内には自動販売機「コバ号」が存在
このコバ号では、点棒を使ってゲーム中に使うことのできる3種類のアイテムを購入することができる!
なお、商品ラインナップは以下の通りとなっている
・ジシュスール 8,000点
その時点までの賞金を獲得し、ゲームからリタイアする
・バショオシエール 16,000点
エリア内に存在するハンターの位置が20秒間表示される
・ハンターイナクナール 32,000点
ハンターをエリア内のランダムな場所に瞬間移動させる
※商品は全て2点限り
咲
「ここで自首もできるんだ……でも、さすがにまだ早いよね……?」
コバ号で買えるジシュスールを再びコバ号に認証させることで、自首が成立する!
ハンター1
「…………」
ハンター2
「…………」
ただし、エリア内には4体のハンター!
ハンター3
「…………」
ハンター4
「…………」
彼らに捕まれば、賞金はゼロ……!
智紀
「何もない村……周りは畑ばかり」
エリア内を散策する龍門渕高校の次鋒・沢村智紀……
智紀
「見通しがいいのは嫌い……走るのは苦手だから」
元引きこもりで、かつては家でゲーム漬けの生活だった智紀
彼女にとって、畑ばかりで見通しのいいこのエリアは逆風だ……!
智紀
「早くどこかに隠れたい……」
佳織
「もう始まってるんだよね……?ハンター出てるんだよね……?」
オープニングゲームを3番目にクリアし、いち早く隠れ場所を陣取っている妹尾佳織……
佳織
「外の様子も気になるけど……でも、すぐそこにハンターがいると思うと怖くて動けない……!」
佳織
「うぅ……これ、絶対卓に座ってる時より緊張するよ……!」
このゲームでも、弱腰は健在だ……!
久
「始まったわね……何だか燃えてきたわ!」
同じくオープニングゲームを4番目にクリアした清澄高校麻雀部部長・竹井久……
【目標金額は?】
久
「目標金額?そんなの、48万円に決まってるじゃない」
久
「なんか途中でリタイアもできるみたいだけど、そんなの私の性に合わないわ」
あくまで、逃走成功の4文字しか眼中にないようだ……!
睦月
「いかに早くハンターを見つけることができるか……それが大事になりそうだ」
辺りを警戒しながら進む、津山睦月……
睦月
「……!あそこにいる!」
ハンター2
「…………」
早速、近くにハンターを見つけた……!
睦月
「ここは危ないな……離れよう」
ハンター2
「…………」
未春
「あっ、あなたは確か――」
睦月
「あっちは危ないぞ、さっきハンターを見た」
未春
「えっ、本当?」
その先で合流した吉留未春も、逆戻り……
ハンター2
「…………」
ハンターには、気づかれなかったようだ……!
睦月
「ここまで来れば、一先ず安心だろう」
未春
「助かったよ……このままじゃ私、ハンターの方に自分から飛び込んでたかも……」
睦月
「うむ。確かに、ハンターの動きは予想ができないからな」
未春
「うん、ありがとう……えっと…………?」
睦月
「……どうした?」
未春
「ごめん……あなたの名前、教えてもらっても……?」
睦月
「マジか」
衣
「不気味だ……大方平凡な僻邑なのに、実に不気味な心境だ」
オープニングゲームを2番手でクリアし、エリア内を散策中の天江衣……
???
「…………」
そこへ、何者かが迫る……!
衣
「……!感じるぞ……妖異幻怪の気形を……!」
???
「…………」
衣
「……!そこか!!」
果たして、衣が出会ったのは……?
97:00
18,000円
残り19人
宮永咲/原村和/片岡優希/竹井久/染谷まこ/天江衣/龍門渕透華/井上純/沢村智紀/福路美穂子/池田華菜/吉留未春/文堂星夏/深堀純代/加治木ゆみ/蒲原智美/東横桃子/津山睦月/妹尾佳織
- Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.7 )
- 日時: 2022/05/24 23:07
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
衣
「……!感じるぞ……妖異幻怪の気形を……!」
???
「…………」
天江衣に、何者かの影が接近……!
衣
「……!そこか!!」
その正体は……
ネコ
「みゃう」
衣
「ね、ネコ……?」
ネコだ……!
ネコ
「みゃう……?」
衣
「……はっ!いけないいけない、些か緊張が過ぎていた……」
衣
「衣の敵はハンターだ…………少し心を鎮めよう」
常にハンターへの注意は必要だが、過度な緊張も考えものだ……!
純代
「逃げ切れば48万円ということは……点棒の分を合わせると、実質73万円ということに……」
賞金の額を計算する風越女子高校の中堅・深堀純代……
【賞金の使い道は?】
純代
「賞金は……とりあえず、貯金ですかね……?額が額だけに、慎重に色々使い道を考えたいですね」
賞金の使い道は、未定だ……!
モモ
「このゲーム、なかなか手ごわいっすね……」
建物の裏に隠れる鶴賀学園高等部1年の東横桃子……
モモ
「ステルスモードが発動すれば問題はないんですが……まだ完全に消えるには時間がかかりそうっす」
モモの能力は、その影の薄さ
卓上から自らの気配を完全に消すことにより、同卓者は彼女に対して無警戒となってしまうのだ……!
モモ
「この雰囲気に慣れるまでは、ここでじっとしておいたほうがよさそうっすね」
ゆみ
「しかし、緊張感が半端ないな……私はもうすぐ受験なんだが、本番もこんな感じなんだろうか」
そのモモが並々ならぬ想いを寄せる相手である加治木ゆみ……
ハンター4
「…………」
その近くに、ハンター……!
【今回はどういう作戦で?】
ゆみ
「作戦か……特にこれといったものは考えていないんだが……」
ハンター4
「…………」
ゆみ
「ただ、間違いなくハンターに捕まらないことが第一だ。そのためには、周囲の警戒を怠らないことだな」
ハンター4
「…………」
ハンター4
「…………!」ダッ
見つかった……!
ゆみ
「いつ来るかが分からないからな――ッ!マズい!」ダッ
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ゆみ
「まだ始まったばかりだ……こんなところで終わるわけには……!」タッタッタッ
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ゆみ
「ハァ、ハァ、ハァ……!」タッタッタッ
[________]
ハンター4
「…………?」
上手く、撒いたようだ……!
ゆみ
「ハァ、ハァ……本当にいきなりだったな……」
瞬時の判断でハンターの視界から外れたゆみ……
ハンター4
「…………」
しかし、恐怖は終わらない……!
ゆみ
「ハァ……最近勉強ばかりだったからな……こんなに走ったのは、久しぶりだ……」
ハンター4
「…………」
[________]
[KAJIKI]
ハンター4
「…………!」ダッ
再び、見つかった……!
ゆみ
「……って、またか!」ダッ
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ゆみ
「マズい……連続はキツいぞ……!」タッタッタッ
ハンター4
「…………」タッタッタッ
ゆみ
「ハァ、ハァ……ああっ!」ポン
94:57
加治木ゆみ 確保
残り18人
ゆみ
「ハァ、ハァ……嘘だろ……?もう終わりなのか……?」
連続でハンターに見つかり、5分で撃沈……!
ゆみ
「こんなに早く……これじゃあみんなに合わせる顔がない……」
ピリリリリ ピリリリリ
まこ
「メールか。どうした?」
未春
「あっ……【確保情報 加治木ゆみ確保、残り18人】だって!」
睦月
「そんな……加治木先輩が……?」
モモ
「先輩……!?ハンター、許せないっす……!」
咲
「嘘……鶴賀の部長さんがもう捕まっちゃったよ……!」
鶴賀の部長は、ゆみではない……!
ワハハ
「ゆみちん早いな~、まだ始まったばかりなのに」
【50m走、何秒?】
華菜
「えっ、あたし?最後に計ったときは……8秒くらいだったかなぁ……?」
1年次から団体戦のレギュラーメンバーである風越女子高校の大将・池田華菜……
【ハンターは100mを10秒で走るらしいです】
華菜
「う~わ、やっぱり速いな~……それ、見つかったら多分うちは誰も逃げ切れないぞ……」
風越に限らず、今回は運動能力で突出した逃走者がいないのが現状である……
華菜
「でも、妹たちのためにも絶対に逃げ切ってやるし!緋菜、菜沙、城菜、お姉ちゃんの活躍をしっかりと見ておけよ!」
だが、妹たちの前で情けない姿をさらすわけにはいかない……!
94:30
33,000円
残り18人
宮永咲/原村和/片岡優希/竹井久/染谷まこ/天江衣/龍門渕透華/井上純/沢村智紀/福路美穂子/池田華菜/吉留未春/文堂星夏/深堀純代/蒲原智美/東横桃子/津山睦月/妹尾佳織
- Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.8 )
- 日時: 2022/05/29 23:00
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
まこ
「……おや?あの人、どうしたんじゃ?」
村人マリ《演:二条泉》
「ハァ、ハァ、ハァ……」
エリア内を移動中の染谷まこが、道端で座り込む村人を発見……!
まこ
「おい、大丈夫か~?」
マリ
「あぁ……いや、大丈夫や……ちょっと、疲れちゃって……」
まこ
「その荷物、運んどるんか?」
マリ
「あぁ、これのことか……せや、あと少しや。もうひと頑張りせんとな」
まこ
「一人じゃ大変じゃろう。わしも手伝うわ」
マリ
「ホンマか?それは助かるわ~!ほな、これ持てるか?」
まこ
「うっ、重い……じゃが、この程度なら何とかなりそうじゃ。一緒に行こう」
マリ
「そこ曲がったらすぐや。付いてきて」
村人ダテ《演:上重漫》
「すみません、そこの人~!」
純
「……?オレか。何だ?」
一方、別の場所では井上純が一人の村人と遭遇……
ダテ
「この大八車、引くの手伝ってくれへんか?」
純
「それを?なんでオレが――」
ダテ
「この坂の上まで一緒に押してくれたら、7,700点払うわ」
純
「7,700点か……そこまで言うなら、手伝ってやってもいいぞ」
ダテ
「助かるわ~!それじゃあ、よろしく頼む」
まこ
「ハァ、ハァ……」
マリ
「大丈夫か?無理せんでもええんやで」
まこ
「いや、このくらい大したこたぁない。最後まで運ぶ」
純
「結構重いんだな、これ……」
ダテ
「あと少し、頑張って!」
純
「……オレの方が応援されてるの、何かおかしくねぇか?」
それぞれ、村人の手伝いを行う……
マリ
「ここや!下ろしてええで」
まこ
「ハァ、ハァ……重かったわ~……」
マリ
「いや~助かったわ。ありがとな!ほな、これ持ってって」
まこ
「これは……点棒?そんな、わしはなんも――」
マリ
「いいっていいって!これくらいのお礼させてもらわんと、こっちが気分悪いわ」
まこ
「ええんか?ほいじゃ、本当にもらうぞ」
染谷まこ
5,800点獲得
ダテ
「ほな、ここでええわ。ありがとな!」
純
「ハァ、ハァ……結構しんどいな……」
ダテ
「せや、約束の7,700点や。受け取って」
純
「おぉ、サンキュー」
井上純
7,700点獲得
まこ
「大したこと何もしとらんのじゃけど、本当によかったんじゃろうか?」
純
「点棒も増えたことだし、自販機でも行ってみるか」
村人の手伝いをしたことにより、それぞれの持ち点が増えた!
文堂
「もうすぐ10分経つけど、皆さんはどうしてるんでしょうか?」
木陰に隠れる風越女子高校の中堅・文堂星夏……
文堂
「携帯で他の方たちと話してもいいんですよね?」
ゲーム中、逃走者同士はいつでも携帯で通話をすることが可能だ……!
文堂
「キャプテンに電話してみましょう」
プルルルル プルルルル
美穂子
「きゃっ!?な、何の音……?」
美穂子
「あっ……電話が鳴っていたのね。文堂さんからだわ」
美穂子
「えっと……これはどうすれば……?」ピッ
ツーツー
文堂
「えっ……?切られてしまいました……」
美穂子
「はわわ……!間違えて切ってしまったわ!文堂さんごめんなさい、今掛けなおすから……!」ピッピッピッ
機械音痴なキャプテン……!
文堂
「どうしたんでしょうか……?キャプテンはこういうことをする人じゃないのに……」
美穂子
「えっと……電話を掛けるには……」ピッピッピッ
バチッ!
美穂子
「ひゃっ!?」ビリリ←感電
美穂子
「あ、あぁ……私、文堂さんを怒らせちゃった……!」
未だに、状況がつかめない……!
美穂子
「当然よね……あんなことされたら、誰だって怒るわよね……文堂さん、ごめんなさい……!」ポロポロ
文堂
「……キャプテン、大丈夫でしょうか……?」
透華
「ここまでは何もありませんわね……ですが、少しの油断が命取り。いつでも慎重な心構えで行きたいですわね」
今回の逃走者中最大の財力を誇る龍門渕家の令嬢・龍門渕透華……
【今回の目標は?】
透華
「目標?フッ…………私の目標はただ1つ、原村和に勝つことですわ!」
普段と変わらず、今回も和をライバル視しているようだ……!
透華
「……はっ!噂をすれば!」
和
「まだ先は長いですが……これからどうしましょうか……?」
打倒・原村和を語る透華の近くに、本人……!
【今回、誰が逃げ切りそう?】
和
「……私、他の方たちには一切興味がありませんので。私はただ、自分のベストを尽くすのみです」
透華とは裏腹に、和は無関心の様子……
透華
「原村和……相変わらず無駄な脂肪ばかりですわ。あの女に私が負けるわけがありませんわ!」
和
「さて……どこに行きましょうか……?」
ハンター2
「…………」
片思いライバル関係の2人の近くに、ハンター……!
透華
「今こそ本物のアイドルを決めるときですわ、原村和!」
和
「商店街の方に行ってみましょうか……隠れる場所も多そうですし」
ハンター2
「…………」
ハンター2
「…………!」ダッ
見つかったのは……
和
「…………?」
透華
「……なっ!?ハンターですわ!」ダッ
透華だ……!
ハンター2
「…………」タッタッタッ
透華
「こんなところで捕まるわけにはいきませんわ!絶対に逃げ切ってみせますわ!」タッタッタッ
和
「ハンターです……あれは、龍門渕の……」
和
「……誰でしたっけ?」
ハンター2
「…………」タッタッタッ
透華
「私の真の速さ……思い知るがいいですわ!」タッタッタッ
全力疾走で森の中へ逃げ込む透華……
ハンター2
「…………」タッタッタッ
透華
「ハァ、ハァ……」タッタッタッ
[________]
ハンター2
「…………?」
上手く撒いたようだ……!
透華
「ハァ、ハァ……このくらい、楽勝ですわ……!」
和へのライバル意識は、本物だ……!
91:00
54,000円
残り18人
宮永咲/原村和/片岡優希/竹井久/染谷まこ/天江衣/龍門渕透華/井上純/沢村智紀/福路美穂子/池田華菜/吉留未春/文堂星夏/深堀純代/蒲原智美/東横桃子/津山睦月/妹尾佳織
- Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.9 )
- 日時: 2022/06/10 23:00
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
――――――――――――――――――――
綾木
「そっちの調子はどうだ?」
???
「じゅんちょーじゅんちょー!いい感じだよ~!」
綾木
「本当に大丈夫か?何か分からないこととか――」
???
「もー、大丈夫って言ってるじゃん!私1人でできるから!」
綾木
「すまんすまん。それじゃ、そろそろミッションを頼む」
???
「りょーかい!任せて~!」
ピッ
ピーリー
「ねぇ、今の――」
綾木
「お前には後で伝えると言ったはずだ。私語は慎め」
ピーリー
「もう、気になって全然集中できないよ……あの子誰なんだろう……?」
???
「フフフ……それじゃあ、最初のミッション行っちゃおうか!」
▶[MISSION]
――――――――――――――――――――
ピリリリリ ピリリリリ
智紀
「……メール……」
メールだ……!
純
「【MISSION1】 なんかミッションが来たんだが」
純代
「【君たちの持つ携帯電話の内部には、発信器が仕込まれている】 発信器……?」
久
「【発信器が起動すると大きな音が鳴り、近くのハンターに君たちの位置情報が伝わってしまう】 厄介なものを仕込んだものね……」
まこ
「【発信器の起動を阻止するには、他の逃走者とQRコードを交換しなければならない】 QRコードって……メールについてるこれのことか」
美穂子
「【ただし、1度認証されたQRコードは以降認証不可となる】 つまり、このQRコードは誰か1人としか交換できないということね……」
純
「【また、全部で6組12人の逃走者が認証を終えた時点で残りの逃走者全員の発信器が強制的に起動し、7組14人の逃走者が認証を終えた時点で以降の認証が一切不可能となってしまう 急ぎたまえ】 マジか……これは急がないとな」
MISSION1 発信器起動を阻止せよ!
逃走者たちの持つ携帯電話の内部には、発信器が仕込まれている
発信器が起動すると大きな音が鳴り、近くのハンターにその逃走者の位置情報が伝わってしまう!
発信器の起動を阻止するには、メールに付随するQRコードを他の逃走者と交換しなければならない!
ただし、QRコードが使えるのは1度きり
誰かとQRコードを交換した時点でそのQRコードは以降無効となってしまう!
また、全部で6組12人の逃走者が認証を終えた時点でQRコード未認証の逃走者たちの発信器が強制的に起動し、さらに1組が認証を終えるとそれ以降の認証が一切不可能となってしまう!
衣
「このまま手をこまねいていては、この発信器が作動してしまうということか……」
佳織
「え……ということは、私も動かないといけないってこと……?」
優希
「これはスピード勝負だじぇ!早く他の人を探すじょ!」
文堂
「あまり動きたくはなかったんですが……この状況ではやむを得ませんね」
ハンター2
「…………」
現在、エリア内には4体のハンター
誰かとQRコードの交換を行わなければ発信器が作動し、近くにいるハンターに確保されてしまう!
未春
「津山さん、これって……」
睦月
「うむ。どうやら、私たちは幸運だったみたいだな」
ミッション発令時に同じ場所にいた未春・睦月はすぐさまQRコードの交換に移る!
未春
「じゃあ、認証するよ」
睦月
「あぁ」
[TSUYAMA]
睦月
「では、次は私が」
未春
「うん、よろしく」
[YOSHITOME]
津山睦月・吉留未春
ミッションクリア
未春
「よかった……これで私たちは安心ってことだよね?」
睦月
「あぁ。私たちの発信器が作動する心配はない」
早くも、1組目の交換が完了した!
ワハハ
「はぁ~……随分と面倒なことになっちゃったな~」
辺りを見渡す鶴賀の正部長・蒲原智美……
ワハハ
「でも、こうなった以上誰か探さないといけないしね~」
ワハハ
「とりあえず、人が多そうな商店街の方に行ってみるか~」
逃走者の多そうな場所に狙いを定めた……!
和
「誰か1人いればいいのですが……誰かいないのでしょうか?」
その商店街で他の逃走者を探す原村和……
純
「おっ、誰かと思ったら清澄の原村じゃねぇか」
和
「……貴方は……」
そこへやって来たのは、龍門渕の先鋒・井上純……!
純
「メール、見ただろ?オレが交換相手になってやってもいいぜ」
和
「何で上から目線なのかは分かりませんが……ミッションがクリアできるなら私は構いません。早く交換しましょう」
純
「んじゃ、オレから行くぜ」
[HARAMURA]
和
「……それでは、次は私が」
純
「あぁ。ほらよ」
[INOUE]
井上純・原村和
ミッションクリア
和
「井上さん……ですか。聞いたことありませんね」
純
「なっ!?お前オレに喧嘩売ってんのか!?去年全国に行った龍門渕の、しかも先鋒だぞ!?」
和
「分からないものは分かりません。私、他校の選手たちには一切興味がありませんので」
純
「お……お前……!」
久
「ペアなんてすぐにできちゃいそうだし、私も早く他の人を見つけないとね」
1度QRコードを交換した逃走者は、以降他の逃走者とQRコードを交換することが不可能になってしまう
交換が成立すればするほどペアの相手が見つかりにくくなってしまうため、このミッションでは他の逃走者を見つけるスピードも重要となる……!
久
「1人見つかればそれで十分だわ……とにかく誰でもいいのよ」
久
「……ヤバっ!ハンターだわ」
ハンター4
「…………」
その近くに、ハンター……!
久
「確かに誰でもいいとは言ったけど……さすがにハンターはダメでしょう」
ハンター4
「…………」
久
「あちゃ~、こっち来てるわね……やり過ごせるかしら?」
ハンター4
「…………」
久、やり過ごせるか!?
89:00
66,000円
残り18人
宮永咲/原村和/片岡優希/竹井久/染谷まこ/天江衣/龍門渕透華/井上純/沢村智紀/福路美穂子/池田華菜/吉留未春/文堂星夏/深堀純代/蒲原智美/東横桃子/津山睦月/妹尾佳織
MISSION1 発信器を解除せよ!
クリア者:原村和/井上純/吉留未春/津山睦月
あと4組8人クリアで未クリア者の発信器が起動
- Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.10 )
- 日時: 2022/06/18 23:00
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
久
「ここで見つかると結構マズいわね……」
清澄の部長・竹井久に……
ハンター4
「…………」
ハンターが迫る!
久
「向こうは行き止まりなのよね……これ以上来ないでくれると助かるんだけど」
ハンター4
「…………」
[________]
ハンター4
「…………」
久
「ホッ……行ってくれたみたいね……」
うまくやり過ごしたようだ……!
優希
「誰もいないのかーーー!?!?」
声をあげて他の逃走者を探す片岡優希……
優希
「もし誰かいたら、私とQRコードを交換してほしいじぇーーー!!!」
衣
「喧しいことこの上ない……これは一体誰の声なんだ?」
優希
「おっ、あそこに誰かいるじぇ!」
近くに、龍門渕の大将・天江衣を発見……!
優希
「衣ーーー!QRコード交換するじぇーーー!!!」
衣
「なんだ優希か……相変わらず活力に溢れたやつだ」
優希
「まずは私が認証するじぇ!早く出してくれ!」
衣
「そう催促するな……すぐに出す」
[AMAE]
衣
「できたか?次は衣の番だ」
優希
「あぁ、よろしく頼むじぇ!」
[KATAOKA]
片岡優希・天江衣
ミッションクリア
優希
「サンキューだじぇ!それじゃ!」ダッ
衣
「!?おい……優希」
衣
「一体、何を急いでいるんだ……?」
風のように現れ、風のように去っていった……!
文堂
「誰もいない……この辺にいるのは、どうやら私だけみたいですね……」
文堂
「ここは電話で待ち合わせをしましょう……無闇に探し回るよりは手っ取り早そうですし」
近くに逃走者を見つけられない文堂は、電話をかけて確実に合流する作戦に出る……!
プルルルル プルルルル
純代
「電話……文堂さんから?」
電話の相手は、同じ風越女子高校の深堀純代だ……!
純代
『もしもし?』
文堂
『深堀先輩!ミッション、もうクリアされましたか?』
純代
『いや、今ちょうど交換相手を探しているところで……』
文堂
『それでは、私と交換しませんか?私も今、人がいなくて困っていたところなんです』
純代
『了解』
ハンター1
「…………」
待ち合わせの電話をする2人のいずれかに迫る、ハンター……!
文堂
『深堀先輩は、いまどちらに……?』
純代
『えっと……私は今、神社の前に』
文堂
『分かりました。私が先輩の元へ向かいます。先輩はそこで待っていてください』
ハンター1
「…………」
ハンター1
「…………!」ダッ
見つかったのは……
純代
『来てくれるのはありがたいけど……でも、文堂さ――』
文堂
『……!ハンター!』ピッ
ツーツーツーツー
純代
「……切れた……今、確か『ハンター』って言っていたような気が……」
ハンター1
「…………」タッタッタッ
文堂
「こ、ここまでですか……」ポン
87:38
文堂星夏 確保
残り17人
文堂
「何もできなかった……キャプテンに申し訳ないです……!」
風越の新星、あっけない幕切れだ……!
ピリリリリ ピリリリリ
美穂子
「【文堂星夏確保、残り17人】 嘘……文堂さんまで……!」
純代
「さっきまで電話してたのに……何というか、ぞっとする」
まこ
「これで、まだ誰も捕まっとらんのはうちだけちゅうことか」
ここまでで龍門渕・鶴賀・風越の3校から1名ずつの確保者が発生し、早くも無傷の高校は清澄のみとなった……!
佳織
「ミッションはクリアしなきゃだけど……動きたくないよ……!」
ゲーム開始時から1歩も動いていない妹尾佳織……
佳織
「……そうだ、電話で誰かを呼べばいいんだ!きっとそっちの方が確実だよね?」
先ほど確保された文堂と同様、電話で他の逃走者を呼び寄せる作戦に出る……!
プルルルル プルルルル
ワハハ
「電話……おっ、かおりんからだ~!」
電話の相手は、鶴賀の正部長・蒲原だ……!
ワハハ
『はいよ~』
佳織
『もしもし智美ちゃん?あの、ミッションのことなんだけど……』
ワハハ
『交換する相手を探してるんだろ~?私がかおりんのとこに行ってあげるよ~』
佳織
『えっ、本当!?助かるよ智美ちゃん!』
ワハハ
『まぁ、かりにも私は部長だし、これくらい当然だよ~』
佳織
『私、今大屋敷の裏にいるんだけど……智美ちゃん来れる?』
ワハハ
『大屋敷か~、分かった。すぐ行くよ~』
佳織
『ありがとう智美ちゃん……!でも、できれば急いでほしいかも』
ワハハ
『おぉ。任せて~』ピッ
佳織
「智美ちゃん、少し大雑把なところあるけどやっぱり頼りになるなぁ……!」
ワハハ
「それじゃ、早速大屋敷に――」
透華
「かまぼこですわ!」
ワハハ
「……へ?」
そこへやって来たのは、龍門渕透華……!
透華
「ちょうどよかったですわ!貴方、私とQRコードを交換なさい!」
ワハハ
「あ……ハハ、コマッタナ~」
果たして、蒲原の選択は!?
86:30
81,000円
残り17人
宮永咲/原村和/片岡優希/竹井久/染谷まこ/天江衣/龍門渕透華/井上純/沢村智紀/福路美穂子/池田華菜/吉留未春/深堀純代/蒲原智美/東横桃子/津山睦月/妹尾佳織
MISSION1 発信器を解除せよ!
クリア者:原村和/片岡優希/天江衣/井上純/吉留未春/津山睦月
あと3組6人クリアで未クリア者の発信器が起動