二次創作小説(新・総合)

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【更新休止中】逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~
日時: 2022/09/29 23:00
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

逃走中特別編――本編とは一味違った特別なゲームの幕開けだ!

舞台は、とある村。周囲を山や木々などの自然で囲まれて外界と隔絶された環境にあるこの村では、「エムリガ」と呼ばれる少数民族が平和に暮らしている。しかし、このエムリガの存在がゲームに予測不可能な展開をもたらすことに。エムリガをめぐる様々なトラブルに対処しながら逃げ回れ!

今回のゲームに挑むのは、長野県内の4つの高校から集められた総勢20人の美少女雀士たち。果たして100分間逃げ切り、賞金48万円を獲得する者は現れるのか!?



<逃走者一覧>
宮永咲
原村和
片岡優希
竹井久
染谷まこ
天江衣
龍門渕透華
井上純
国広一
沢村智紀
福路美穂子
池田華菜
吉留未春
文堂星夏
深堀純代
加治木ゆみ
蒲原智美
東横桃子
津山睦月
妹尾佳織



<注意書き>
こちらの作品は、本編の新シリーズ移行に向けた練習を兼ねて書き始めることとなった特別版の作品です。あくまで本編の執筆が優先ですので、こちらはかなりスローペースの更新となることが予想されますが、何卒よろしくお願いいたします。

Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.1 )
日時: 2022/05/22 23:22
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

<逃走者紹介>

宮永咲
所属:清澄高校
表記:咲
清澄高校1年生。団体戦では大将を務める。槓材・嶺上牌を駆使することが多く、嶺上開花を得意とする。
気が弱い上、方向音痴というこのゲームにおいては致命的な問題を抱えているが、その一方で他者の気配には敏感なようである。恐怖に押しつぶされずに逃げ切ることはできるのか。


原村和
所属:清澄高校
表記:和
清澄高校1年生。団体戦では副将を務める。徹底したデジタル麻雀が特徴。
ネット麻雀の世界では「のどっち」の名で知られる。その打ち筋同様、今回のゲームも確率重視の戦略で挑む。


片岡優希
所属:清澄高校
表記:優希
清澄高校1年生。団体戦では先鋒を務める。東場に強い。
タコスを愛しタコスに愛された、タコスの伝道師。タコスこそが彼女のライフラインと言っても過言ではない。


竹井久
所属:清澄高校
表記:久
清澄高校3年生。団体戦では中堅を務める。聴牌時に悪待ちを選択してアガることが多い。
麻雀部の部長であるほか生徒会長も務めるなど、人の上に立つことが多い。今回の逃走者の中では一番のしっかり者である。


染谷まこ
所属:清澄高校
表記:まこ
清澄高校2年生。団体戦では次鋒を務める。実家の雀荘「roof-top」で見てきた数多の牌譜の記憶を自分の対局に活かすことが得意。
雀荘における豊富な接客の経験ゆえ、記憶力が非常に高い。このゲームにおいてその高い記憶力はどのように生きてくるのか。


天江衣
所属:龍門渕高校
表記:衣
龍門渕高校2年生。団体戦では大将を務める。海底牌を知る能力を持ち、海底撈月を得意役とする。
身体が小さく、見た目こそ幼いが断じて子供ではない。運動能力はあまり高いようには見えないが、いかにせん。


龍門渕透華
所属:龍門渕高校
表記:透華
龍門渕高校2年生。団体戦では副将を務める。強豪に囲まれた状況下では、「治水」と呼ばれる能力で本人の無意識のうちに場を支配することがある。
相手が強ければ強いほど燃え上がる気質の持ち主。ライバルの和も参戦している今回、彼女への意識を走力に変えて逃走成功を目指す。


井上純
所属:龍門渕高校
表記:純
龍門渕高校2年生。団体戦では先鋒を務める。鳴きを駆使した場の流れの支配を得意とする。
見た目は好青年だが、生物学的には女である。何度でも言うが、れっきとした女である。


国広一
所属:龍門渕高校
表記:一
龍門渕高校2年生。団体戦では中堅を務める。
過去に対局中に不正(自称「手品」)を行って失格になった経験ゆえ、両手に拘束器具を取り付けるよう命じられている。当然今回のゲームでも不正行為はご法度だが、どのような逃走劇を見せてくれるのか。


沢村智紀
所属:龍門渕高校
表記:智紀
龍門渕高校2年生。団体戦では次鋒を務める。
普段は常にノートパソコンを持ち歩いており、データの分析を行っていることが多い。今回のゲームはどのような作戦で臨むのか注目である。


福路美穂子
所属:風越女子高校
表記:美穂子
風越女子高校3年生。団体戦では先鋒を務める。普段は閉じている右目を開眼させることにより、場況を全て読み取ることができる。
優しく面倒見のいい麻雀部のキャプテンであり、部員からの信頼度は絶大。その完璧な仕事ぶりを今回のゲームに活かすことはできるのか。


池田華菜
所属:風越女子高校
表記:華菜
風越女子高校2年生。団体戦では大将を務める。
自他ともに認める図々しさが特徴。その性格通り、粘り強い逃走を見せることはできるのか。


吉留未春
所属:風越女子高校
表記:未春
風越女子高校2年生。団体戦では次鋒を務める。
後述の佳織を色々な意味で目の敵にしている。彼女にだけは負けたくないところ。


文堂星夏
所属:風越女子高校
表記:文堂
風越女子高校1年生。団体戦では中堅を務める。
1年生ながら、短期間で校内ランキング5位まで登り詰めて団体戦の正メンバーとなった期待の新星。その上昇気流の勢いそのままに、今回のゲームでも逃走成功を目指す。


深堀純代
所属:風越女子高校
表記:純代
風越女子高校2年生。団体戦では副将を務める。
その堅い打ち筋同様、性格も堅実である。今回のゲームでも堅実な逃走を見せる。


加治木ゆみ
所属:鶴賀学園
表記:ゆみ
鶴賀学園高等部3年生。団体戦では大将を務める。
冷静な性格で、異常事態への対応力も高い。その性格通り、このゲームにおいても終始冷静な逃走劇を見せてくれそうである。


蒲原智美
所属:鶴賀学園
表記:ワハハ
鶴賀学園高等部3年生。団体戦では中堅を務める。
統率力に長けており、麻雀部では部長を務めている。間違えられることが多いのでもう一度言うが、鶴賀の部長はゆみではなくワハハである。


東横桃子
所属:鶴賀学園
表記:モモ
鶴賀学園高等部1年生。団体戦では副将を務める。卓内から自らの気配を消すことができる。
自称「ステルスモモ」の名の通り、非常に影が薄い。その影の薄さを活かしてハンターに見つかることなく逃走成功を果たすことはできるか。


津山睦月
所属:鶴賀学園
表記:睦月
鶴賀学園高等部2年生。団体戦では先鋒を務める。
他の4人に比べて特徴が薄いことから、実はステルスモモ以上に影が薄いことが疑われている。今回のゲームで活躍を見せることにより、そのイメージを払拭したいところ。


妹尾佳織
所属:鶴賀学園
表記:佳織
鶴賀学園高等部2年生。団体戦では次鋒を務める。強力なビギナーズラックの持ち主。
麻雀は初心者であり、団体戦には人数合わせの目的で参加している。その強力なビギナーズラックは今回のゲームにおいても活きてくるのか。

Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.2 )
日時: 2022/05/06 23:30
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

綾木
「準備はできたか?」


???
「うん!バッチリだよ~!」


綾木
「それじゃあ、そっちはお前に任せたぞ。また後で会おう」


???
「分かった!じゃあ始めとくね~!」



ピッ!






ピーリー
「ねぇねぇ、今のって誰?」

綾木
「あぁ、ちょっとな。お前にはまた改めて説明することにする」

ピーリー
「そうあからさまに隠されると気になっちゃうなぁ……」

綾木
「俺らは俺らの仕事があるんだ。余計な口聞いてないで、さっさと戻るぞ」






???
「確か、これをこうして……」



     EXTRA GAME STATUS:NOT ACTIVE



      VENUE:VILLAGE◀

      PLAYERS:20◀

      HUNTERS:4◀

      RUNNING TIME(MIN):100◀

      PRIZE MONEY(YEN/S):100◀



        CONFIRMATION
   ARE YOU SURE TO START THIS GAME?
        [YES]  [NO]◁



???
「できた!じゃあ、始めるよー!」



        [YES]◀ [NO]






     EXTRA GAME STATUS:UNDERWAY

Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.3 )
日時: 2022/07/21 22:34
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

夜明け前……





「いよいよですね……」


「和ちゃん、怖くないの……?」


「もちろん少しは緊張しますが……怖がりすぎても仕方ありませんから」




未春
「もうすぐ始まる……華菜ちゃん、頑張ろうね」

華菜
「うん!華菜ちゃん、絶対に逃げ切ってやるし!」




佳織
「と、智美ちゃん……さっきから、震えが止まらないよ……!」

ワハハ
「ワハハ、かおりんは本当に臆病だなぁ。あそこにいるゆみちんを見なよ、あんなに堂々としているじゃないか」


ゆみ
「…………」


佳織
「ほ、本当だ……こんな時にも全く動じないなんて、さすが加治木先輩……!」



ゆみ
「モモ……今、どんな気持ちだ……?」

モモ
「私っすか?少し怖いっすけど……先輩と一緒なら、大丈夫っす!」

ゆみ
「そうか……私はさっきから震えが止まらなくてな…………正直、吐きそうだ」






『これよりゲームを始める』







「いよいよか!」



透華
「この時を待ってましたわ!」




「さぁ、ゲームを始めましょう」






これから行われるのは、恐怖のオープニングゲーム!

ハンターまでの距離は20m
逃走者はこれから1人ずつ前に進み、ハンターボックスの前に裏返しの状態で並べられている牌を1枚ずつ裏返さなければならない!
並べられている牌は全部で21枚、その内訳は一索~九索、一筒~九筒、一萬・九萬、ハンターマークが書かれたオリジナル牌がそれぞれ1枚ずつ。
牌に書かれた数だけハンターボックスの上部に表示されたカウントが進行。カウントの合計値が100以上になればオープニングゲームクリア、ハンター放出まで逃走者たちに1分間の猶予が与えられる!
数牌のうち五索・五筒は赤牌であり、それを引いた場合以降のカウントが同色の牌に書かれた数の2倍ずつ進行するようになる(例:赤五索を引いた後に三索を引くとカウントが6進行。赤五索を引いた後に三筒を引いてもカウントは3のまま)。
ただし、ハンターマークが書かれた牌を引いた場合はオープニングゲーム失敗、即ハンター放出となる!




未春
「よっ……え、20番って、もしかして私最後?」

華菜
「あちゃーやっちゃったね、みはるん!」

未春
「うぅ……笑いごとじゃないよ……最後まで逃げられないなんて……」

華菜
「あっ、私7番だ」

未春
「華菜ちゃんはいいなぁ……」






「最後まで逃げられないのもアレだし、できるだけ早い順番を引きたいところだな」


「純くん、お先にどうぞ」


「あぁ、引くぞ!」




「どうだった?」


「18番って……オレ、ほぼ最後じゃねぇかよ……」


「ハハ、純くんドンマイ!」


「うっ、うるせぇ!お前もさっさと引け」


「はいはい…………えっと、僕は5番だ!いいね!」


「チッ……運のいい奴め……!」





咲・和
「「せーの」」




「うわ……13番……」


「私は6番ですか……私まで番が回る可能性は高いですね」


牌を裏返す順番はくじ引きにより決められる
運任せだ・・・!



<くじ引きの結果>
①片岡優希
②天江衣
③妹尾佳織
④竹井久
⑤国広一
⑥原村和
⑦池田華菜
⑧蒲原智美
⑨津山睦月
⑩文堂星夏
⑪沢村智紀
⑫龍門渕透華
⑬宮永咲
⑭福路美穂子
⑮東横桃子
⑯染谷まこ
⑰深堀純代
⑱井上純
⑲加治木ゆみ
⑳吉留未春



次回、オープニングゲーム開始!

Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.4 )
日時: 2022/05/12 23:00
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

1人目は……




優希
「それじゃ、行ってくるじぇ!」

まこ
「おぉ、気ぃ付けてな」


清澄高校の先鋒・片岡優希……!




文堂
「何でも最初って結構緊張すると思うんですが……キャプテンはどうですか?」

美穂子
「団体戦も最初が肝心だものね……その気持ち、私も分かるわ。でも、あの子に限ってそんなことはなさそうね」



優希
「まさか私が本当に1番だなんてな……願ってもない幸運だじぇ!」


団体戦で先鋒を務める東風の神が、このオープニングゲームにおいても切り込み隊長となる!




優希
「どれどれ……」



優希
「なるほど、この21枚から1枚選べばいいんだな?」


ハンターボックスの前には裏返しの状態で並べられた21枚の牌
この中から1枚を選び、裏返す必要がある!




優希
「それじゃあ、これにするじぇ!」




「どうやら決まったみたいだな」


「純くん、逃げる準備しておこう。最初からハズレ引く可能性だって十分あるわけだし」


「あぁ、分かってる」




「優希ちゃんはいいなぁ……引くなら私も最初に引きたかったよ……」


「何故ですか?どの順番であろうと、確率は同じのはずですが」


「それは分かってるんだけど……でも、こういうのって最初に引いた方が得な気がしない?なんか、後の方がハズレ引きそうな気が……」


「そんなオカルトありえません」


「うぅ……和ちゃんは相変わらずだなぁ……」






優希
「みんな、いくじぇーーー!!!」



全員
「「おぉーーー!!!」」


ハズレの牌を裏返した瞬間ハンターボックスから4体のハンターが放出され、ゲームがスタートする!




優希
「5!4!3!」


セーフか……




ハンター×4
「「…………」」


ハンター放出か……!?






優希
「2!1!えいっ!」ピラッ




















          [八索]




優希
「ぱーそーだじぇ!」



全員
「「おぉ~……」」


優希、クリア……!




【クリアまであと:92】




睦月
「あっ、カウントが進みましたね」

ワハハ
「ワハハ、そこそこの出だしじゃないか」


優希が八索を引いたことによりカウントが8進行し、クリアまであと92となった!




未春
「8かぁ……まぁ、悪くはないかな?」

純代
「いや、こういうのは赤を引くまで残っていた方がいいかと。元の数字が大きければ大きいほど、赤を引いてからのカウントの上昇幅も大きいし」

文堂
「確かに……よく考えると、100って赤ドラの効果を考えなければ数牌を全部合わせてぴったりの数字ですからね……」



優希
「これで私は逃げてもいいってことだな?それじゃ、お先に失礼するじぇ!」


残る牌は……20枚!










2人目は……





「次は衣の番だな!」


「行ってこい衣!」


「遠慮せずに赤引いちゃっていいから!」


「まかせろ!」


龍門渕高校の大将・天江衣……!





ハンター×4
「「…………」」




「これがハンターか……甚だしく由々しき佇まいだ」


某トッププロからも「牌に愛された子」と呼ばれるほどの力をもつ衣
果たしてその力で、赤牌を引き寄せることはできるのか……?





「……見えたぞ、これだ!」




「決まったみたいね」

まこ
「相変わらず、選ぶのが早いのう」


「裏返しになっている状態で、一体何が見えているというんでしょうか」


己の直感で、迷うことなく牌を選んだ……!





「いいかー!引くぞーーー!!!」


セーフか……




ハンター×4
「「…………」」


ハンター放出か……!?





「…………」スリスリ












「…………!?五索じゃない!?」ピラッ








[一筒]





「いっ、一筒だと……!?」



全員
「「おぉ~……」」


衣、クリア……!




【クリアまであと:91】





「すまない、こんなはずじゃなかったんだが……あとは頼んだぞ、衣は先に逃げる」



智紀
「まさか、衣が選択を狂わされるなんて」

透華
「なかなか侮れませんわね……このオープニングゲーム……!」


衣の能力で突破できるほど、このオープニングゲームはそう甘くはない……!




睦月
「2人で9……なかなか重い展開になりそうですね」

ゆみ
「まだ始まったばかりだ。ここからペースを取り戻すチャンスはいくらでもある」


残る牌は……19枚!











3人目は…………




佳織
「うぅ……本当に回ってきちゃった……」

ゆみ
「そう気負いすぎることはない。何せ運だけのゲームなんだからな」

ワハハ
「かおりん、リラックスリラックス~」


鶴賀学園の次鋒・妹尾佳織……!




ハンター×4
「「…………」」



佳織
「ちょっとこれ……いくら何でも近すぎない……?」


麻雀初心者にして団体戦メンバーの佳織が、恐怖のオープニングゲームに挑む!




佳織
「この19枚から1枚選ばなきゃいけないんだよね……?」



佳織
「えぇ…………どうしよう…………?」







「今度は迷ってるみたいね」


「確定要素が皆無の状況下で悩むなんて、愚の骨頂です」


「和ちゃん……機嫌悪いの……?」






佳織
「…………じゃあ、これで……」


震える手で1枚の牌を選んだ佳織……




佳織
「も……もしハズレだったら、私のことは気にせずに逃げてくださいねー!?」



全員
「「おぉーーー!!!」」






ゆみ
「なんだろうな…………なんか、妹尾なら何かやってくれそうな気がする」

睦月
「その何かが、悪い意味じゃなければいいんですが……」


現在残っている牌は全部で19枚
そのうちボーナス牌である赤牌は2枚、ハズレの牌は1枚だ!




佳織
「うぅ…………!」


セーフか……




ハンター×4
「「…………」」


ハンター放出か……!?










佳織
「いっ、行きますっ!」ピラッ


佳織、クリアなるか!?

Re: 逃走中特別編~美少女雀士の逃走劇~ ( No.5 )
日時: 2022/05/17 23:00
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

佳織
「うぅ…………!」


鶴賀学園の次鋒・妹尾佳織が……




ハンター×4
「「…………」」


恐怖のオープニングゲームに挑む!










佳織
「いっ、行きますっ!」ピラッ


果たして……?




















        [五索]




佳織
「あっ、赤い……これって、もしかして……」



透華
「あれは……赤五索ですわ!」

全員
「「おぉーーー!!!」」


佳織、クリア……!




【クリアまであと:86】




ゆみ
「でかしたぞ、妹尾」

佳織
「あ……あれで、よかったんでしょうか……?」

ワハハ
「ワハハ、かおりんはやっぱりやってくれるね~」


佳織が赤五索を引いたことにより、これ以降索子の牌を引いた場合カウントが2倍ずつ進行することとなった!





「まさか衣でさえ外した赤をツモってくるとは……」

智紀
「ありえないビギナーズラック……やっぱり何か持ってる」


赤牌が1枚めくられ、残る牌は18枚となった!










4人目は…………





「さ、いよいよ私の出番ね」


「部長、頑張ってください!」


清澄高校の中堅・竹井久……!




ハンター×4
「「…………」」




「あちゃ~……ハズレ引いたらこの距離から振り切らないといけないのか~……辛いわね~」




「ま、でもこれくらいの方がスリルがあって面白いわ」


至近距離にいる4体のハンターを前に、闘志を燃やす……!





「それじゃ、これにしますか」



文堂
「こうやって選んでいる間もドキドキしますよね……」

睦月
「うむ」




「確か、索子はカウントが2倍になるんだったわよね」


前の番に佳織が赤五索を引いたため、索子の牌は全てカウントが2倍ずつ進行する……!





「それじゃ、行くわよー!」



全員
「「おぉーーー!!!」」



未春
「うわぁ……やっぱりドキドキしますね……」

美穂子
「……上埜さん……!」







「…………」


セーフか……




ハンター×4
「「…………」」


ハンター放出か……





「…………」スリスリ











「…………ッ」ニヤリ


パーン!←牌を上に弾く







「……!?」


「何だ!?」







「…………!」


バチーン!←強打






智紀
「あれは……」






        [五筒]



「赤五筒。索子じゃないけど、こっちの方が断然いいわね」



全員
「「おぉーーー!!!」」


久、クリア……!




【クリアまであと:81】




文堂
「赤五筒が出たのは嬉しいですが……相変わらずひどい所作でしたね……」

美穂子
「牌が……かわいそう……!」


佳織に続いて久がもう1枚の赤ドラをツモったことにより、筒子のカウントも2倍となった!





「それじゃあみんな、あとは任せたわ」




「部長、お疲れさまでした」


「ありがとうございます!これでクリアは間違いないかな?」


「そんなことはありえません、ハズレが1枚あることに変わりはありませんから」


残る牌は……17枚!










5人目は…………




透華
「次は一の番ですわね」


「よし!じゃあ行ってくるよ!」


「赤が2枚出たんだ。ここでハズレなんか引くんじゃねーぞ」


「引かないよ~!今日の僕は、純くんとは違ってツイてるからね!」


「やっ、やかましい!」


龍門渕高校の中堅・国広一……!




睦月
「赤が両方出たということは、ハズレ以外は全て2倍進むということですか?」

ゆみ
「いや、萬子の1と9はそのままのはずだ。だが、それ以外は全部2倍になるな」


早くも両方の赤ドラが引かれたことにより、残っている17枚のうち索子7枚と筒子7枚の計14枚の牌のカウントが2倍となる!





「さて……どれにしようかな……?」



透華
「一!くれぐれも覗き見たりするんじゃありませんわよー!」




「わっ、分かってるよ!拘束具つけてるんだから、もう少し信用してくれてもいいのに……」



まこ
「全く信用されてないのぅ」


「過去に大会で不正をしたらしいじゃないですか。自業自得です」







「よし……決めた!これにする!」



ワハハ
「赤も両方出たし、あとはハズレさえ引かなければクリアできそうだね~」

ゆみ
「あぁ。どうやら、私まで番が回ってくる心配はなさそうだ」







「それじゃあ行くよー!」



全員
「「おぉーーー!!!」」


赤ドラがともに引かれたことにより、あとはカウントを進めるだけとなったオープニングゲーム
だが、ただ1枚存在するハズレの牌をツモった場合は即ハンター放出となる!





「それにしても、ハンター近いね……!」


セーフか……




ハンター×4
「「…………」」


ハンター放出か……!?







「…………」スリスリ

















「……この彫りの浅さ……これは一索だね!」ピラッ








        [👁]





「え……これってまさか――」




バタン!




「あ」



全員
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」






ハンター×4
「「…………!」」ダッ



100:00



ゲームが、始まった……!







「バカ!あの局面で本当にハズレ引く奴があるか!」タッタッタッ

透華
「一、どうやら今回は正々堂々と挑んでいたみたいですわね!」タッタッタッ

智紀
「感心してる場合じゃないと思う……」タッタッタッ


ゲーム開始とともに、一斉に逃げ出す逃走者たち!




ハンター1
「…………」タッタッタッ


ハンターが視界に捉えたのは……











「来てる……これはマズいね……!」タッタッタッ


国広一だ……!










[KUNIHIRO]




ハンター1
「…………」タッタッタッ




「ハァ、ハァ……あぁっ!」ポン






99:41
国広一 確保
残り19人







「捕まっちゃった……どうやら、本当にツイてなかったのは僕の方だったみたいだね……!」


見せ場なく、初手確保となった……!










ピリリリリ ピリリリリ



優希
「メールだじぇ!」


確保情報は、メールで伝えられる……!




佳織
「【確保情報 国広一確保、残り19人】 あぁ、ハズレ引いちゃったんだ……!」




「一……いくら何でも、早すぎないか?」




「ついに始まったみたいね……燃えてきたわ!」






ハンター1
「…………」



ハンター2
「…………」


ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できる……




ハンター3
「…………」



ハンター4
「…………」


それが…………






run for money
逃走中


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