二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中:夜明けのデルタ[完]
- 日時: 2023/01/27 23:55
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
Bananas are back.
<逃走者一覧>
綾崎ハヤテ(ハヤテのごとく!)
一姫(雀魂)
園城寺怜(咲-Saki-シリーズ)
各務原なでしこ(ゆるキャン△)
香風智乃(ご注文はうさぎですか?)
九頭竜八一(りゅうおうのおしごと!)
佐木咲(カノジョも彼女)
杉崎鍵(生徒会の一存)
小鳥遊六花(中二病でも恋がしたい!)
田中(田中くんはいつもけだるげ)
千矢(うらら迷路帖)
津田タカトシ(生徒会役員共)
土間うまる(干物妹!うまるちゃん)
錦木千束(リコリス・リコイル)
松実玄(咲-Saki-シリーズ)
宮永咲(咲-Saki-シリーズ)
由崎星空(トニカクカワイイ)
吉田優子(まちカドまぞく)
(全18名・五十音順)
<ゲーム概要>
ゲーム時間:90分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で108万円獲得
ハンターの数:4体
- Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.13 )
- 日時: 2023/01/27 22:22
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
千矢
「逃げ切ったらお金どうしようかな~?108万円だと、結構夢が広がるね!」
ハンター3
「…………」タッタッタッ
橋へ移動中の千矢が、ハンターに見つかった!
ハンター3
「…………」タッタッタッ
千矢
「……あ、来たっ!」ダッ
後ろから迫るハンターに気づき、千矢もダッシュを開始!
千矢
「来てるね……よ~し、負けないよ~!」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
自慢の脚力を活かし、全速力で逃げ回る!
千矢
「あっ、橋あった!あそこ渡って逃げよう!」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
津田
「……なんだ……?後ろから何か――」
千矢
「おーーーい!ハンター来るよーーー!!!」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
津田
「うわ!ハンター来てるじゃねぇか!」ダッ
自首のために橋を渡っていた津田も、巻き添えだ……!
ハンター3
「…………」タッタッタッ
津田
「ハンターなんか連れて来るな!」タッタッタッ
千矢
「なんで~?逃げるの、面白いのに~」タッタッタッ
津田
「面白くなんかねぇぇぇ!!!」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
千矢
「着いた~!西エリア!」タッタッタッ
津田
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
津田
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
千矢
「あっ、そっち行くの?じゃあ、私はこっち~!」タッタッタッ
ハンター3
「…………」タッタッタッ
[________]
ハンター3
「…………?」
両者ともに、ハンターの視界から外れた!
千矢
「よし……振り切ったみたいだね!」
千矢
「おかげでいい準備運動になったよ~!これからますます楽しみだね!」
まだまだ体力に余裕のある野生児……
津田
「ゼェ、ゼェ……死ぬかと思った……」
津田
「自首しに来ただけなのに……何でこんな目に……」
一方、体力の大半を消費した男……!
津田
「クソ……慌てて訳わかんないところに来ちまった……」
津田
「自首用電話、どこだ……?」
シャミ子
「おっ、自首用電話です!こんなところにあったんですね!」
その自首用電話の元にやって来たシャミ子……
シャミ子
「あっ、30万円超えました!ということは、今自首すれば30万円もらえるわけですか……」
シャミ子
「冷静に考えれば、これだってすごい金額ですよね……?これだけあれば色々なことができそうです……」
シャミ子
「……でも、私は最後まで頑張ります!こんなところで妥協なんてしたら、また桃にバカにされるだけですから!」
シャミ子
「私の名は、シャドウミストレス優子!今回こそは、絶対に逃げ切ってみせます!」
逃走成功への意思が強いまぞく……!
玄
「もうすぐ30分かぁ……だいぶ雰囲気には馴染めてきたような気がするね」
【注目している逃走者は?】
玄
「うーん……しいて言うなら、やっぱり咲ちゃんかなぁ……?」
玄
「やっぱり、同じ雀士として意識しちゃうところがあるんだよね……」
玄
「できれば、咲ちゃんには負けたくないなぁ……」
同じ雀士の宮永咲に対抗心を燃やしているようだ……!
【前回の賞金、使い道は?】
咲
「そういえば、前回の賞金まだ1円も使ってないなぁ……」
咲
「いくら使っても余っちゃうくらいの大金なのは分かるけど……いざ使おうとしても、何に使えばいいのか分からなくて……」
前回ペアシステムの恩恵を受け、賞金180万円余りを獲得した宮永咲
しかし、その賞金は未だに貯金しているようだ……!
【今回の目標金額は?】
咲
「今回って、確か最後まで逃げ切っても108万円なんだよね……?」
咲
「どっちみち前回に届かないなら、途中で思い切って自首するのもありなのかなぁ……?」
咲
「でも……とりあえず、今は様子見かな……?」
何においても、優柔不断だ……!
64:00
312,000円
残り13人
綾崎ハヤテ/一姫/各務原なでしこ/九頭竜八一/田中/千矢/津田タカトシ/土間うまる/錦木千束/松実玄/宮永咲/由崎星空/吉田優子
- Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.14 )
- 日時: 2023/01/27 22:23
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
なでしこ
「橋も開通して、なんか盛り上がって来たね!」
なでしこ
「……だけど、お腹空いてきちゃった……」
食べることが大好きで、ブラックホールの胃袋を持つなでしこ……
なでしこ
「残り64分かぁ……まだ先は長いね……」
ハンター1
「…………」
そこへ迫る、ハンター……!
【今、食べたいものは?】
なでしこ
「なんでも!外で食べるご飯はなんでも美味しいからね!」
ハンター1
「…………」
なでしこ
「逃げ切ったら108万円ももらえるんだし……このゲームが終わったら、まずはみんなで美味しい物食べに行きたいね!」
ハンター1
「…………!」ダッ
見つかった……!
なでしこ
「それよりも、今はこのゲームに――って、ハンター来てる!」ダッ
ハンター1
「…………」タッタッタッ
なでしこ
「……!そうだ、せっかくだし新しい橋を通って逃げよう!」タッタッタッ
東エリアへとつながる橋を渡って逃げるようだ……!
ハンター1
「…………」タッタッタッ
なでしこ
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター2
「…………」
しかし、橋の向こうにもう1体!
ハンター1
「…………」タッタッタッ
なでしこ
「ハァ、ハァ……?あれは……?」タッタッタッ
ハンター2
「…………!」ダッ
なでしこ
「ハンター!?そっちにも!?」
ハンター1
「…………」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
なでしこ
「は、挟まれたーーー!!!」ポン
62:47
各務原なでしこ 確保
残り12人
なでしこ
「捕まっちゃったよ~!こんなことなら、ずっとあっちで逃げてればよかったーーー!!!」
分かれ道のない橋へ逃げたことが命取りとなった……!
―牢獄DEトーク―
鍵
「ハァ……まさかこんなに早く終わるとは……」
チノ
「あっ……1人戻ってきました」
六花
「Welcome to ダークサイド……混沌なるカオスへようこそ」
怜
「六花……それ毎回言うんか……?」
六花
「我こそ、このサンクチュアリの主。故に――」
サキ
「サンクチュアリじゃなくてプリズンでしょ。最初に捕まっただけじゃない」
鍵
「おぉ……これが牢獄ハーレムか!こういうのも悪くないな!」
鍵
「この牢獄という囚われの空間に美少女4人と俺1人……美少女ゲーム脳でいうと、これはもうハーレム以外の何物でもない!希望は捨てたもんじゃないな!」
怜
「……何や、この人……」
チノ
「おかしな方ですね」
鍵
「……!!君は、確かチノちゃんだよね?」
チノ
「はい……そうですが……」
鍵
「いい香りがする……これはコーヒーの匂いかな?」
チノ
「え……ちょっと、近い――」
鍵
「そういえば、チノちゃんの家は喫茶店だったな……実は俺もコーヒー好きなんだ。もしよければ、このゲームが終わったら、チノちゃんの店に
サキ
「行かせねぇよ!!!」バキッ
鍵
「グハァッ!!」バタッ
チノ
「……!!」
鍵
「ち、チノちゃ――」
サキ
「このセクハラ野郎!!!これ以上チノちゃんに近付くな!」
鍵
「咲ちゃん……嫉妬するな。咲ちゃんだって、しっかり魅力的だから――」
サキ
「嫉妬じゃねぇよ!!!」ドゴッ
鍵
「ウホェ!!」バタッ
六花
「裁きの鉄槌が下った!」
怜
「……その口、塞いどいた方がええんちゃうか?」
鍵
「」チーン
チノ
「だ、大丈夫でしょうか……?」
鍵
「な、なんてことだ……俺は自分の影響力を過少評価していたようだ。咲ちゃんがまさかここまで自発的にスキンシップを図るほどに俺に惚れているとは――」
サキ
「スキンシップ言うな!!」ギュウウウ
鍵
「グエェ!ギブギブギブギブ!!!」
チノ
「……あれでどうして惚れていると思ったのか理解できません」
怜
「せやな」
鍵
「しかし……こうして俺らが同じ空間にいるのも何かの縁に違いない。絶対に幸せにしてみせるから、みんな俺と付き合って――」
「「断る!!!!」」
61:30
342,000円
残り12人
綾崎ハヤテ/一姫/九頭竜八一/田中/千矢/津田タカトシ/土間うまる/錦木千束/松実玄/宮永咲/由崎星空/吉田優子
- Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.15 )
- 日時: 2023/01/27 22:24
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
綾木
「1つ目のミッションまでは順調だな……」
カンナ
「それにしても、嫌な書き方するよね……」
ピーリー
「クリアしないとゲームの難易度が上がるって、明らかに逃走者を煽ってるよね」
綾木
「俺は事実を伝えたまでだ。実際、さっきのミッションに失敗していたらほぼ全滅は免れないだろう」
カンナ
「優しい……のかな?」
ピーリー
「でも、橋が1本通れないくらいでそんなに難易度って変わるものなの?」
綾木
「それは次のミッションを見れば分かるだろう」
カンナ
「あっ!2つ目のミッションの時間だね!」
ピーリー
「2つ目はどんなミッションを出すの?」
綾木
「安心しろ……今回はいたってオーソドックスなミッションだ」
▶︎[MISSION2]
シュン!
ハンター
「…………」
ゲームマスターにより、エリア内に3つのハンターボックスが出現
ハンター
「…………」
ハンター
「…………」
このボックスの存在が、逃走者たちに大きな試練を与えることとなる!
- Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.16 )
- 日時: 2023/01/27 22:25
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
Prrrr! Prrrr!
千束
「おっ、来た来た!」
メールだ……!
千矢
「ミッション来た! [MISSION2 東エリア・南エリア・西エリアに1つずつハンターボックスが出現した]」
八一
「[残り45分になると扉が開き、ハンターがエリアに解き放たれる]」
咲
「[阻止するには、西エリアのコテージ内にある3つの指紋認証装置で指紋を認証させた後、それぞれの装置に対応したハンターボックスの元へ行き、そのボックスの横に設置されている指紋認証装置で再び指紋を認証する必要がある]」
MISSION2 ハンター放出を阻止せよ!
東エリア・南エリア・西エリアに1つずつ、計3つのハンターボックスが出現した
残り45分になるとそれぞれのボックスの扉が開き、計3体のハンターがエリアに解き放たれる
ハンター放出を阻止するには、西エリアのコテージ内に設置されている3つの指紋認証装置のいずれかに逃走者の指紋を認証させた後、それぞれの装置に対応したハンターボックスの元へ行き、横にある指紋認証装置で指紋を認証しなければならない!
ただし、指紋が同一の逃走者のものでない場合はボックスをロックすることができない!
ナサ
「なんか色々書いてあるけど……とりあえずはコテージに行けばいいんだね?」
シャミ子
「何はともあれ、西エリアに行かないと始まりません!早く向かいましょう!」
一姫
「これはマズいにゃ!早く西エリアに行くにゃ!」
うまる
「あ……ハンターボックスって、もしかしてこれのこと?」
ハンター(南)
「…………」
土間うまるが、南エリアでハンターボックスを見つけた!
うまる
「うわ~……本当に中に入ってるよ……見れば見るほど不気味だなぁ……」
うまる
「……で、これが指紋認証装置か……」
[NOW LOADING]
[FAILED]
うまる
「やっぱりダメか~……まずは西エリアで指紋を認証させないといけないって書いてあったしね……」
ハンターボックスをロックするには、指紋認証の前に西エリアに行かなければならない!
ハンター1
「…………」
エリア内には4体のハンター
このままボックスがロックされなければ3体のハンターが放出され、その数は計7体となってしまう!
津田
「なんか大変なミッションが来たけど……俺には関係ないな」
津田
「なんせ俺は今から自首するからな……今回こそは賞金を持って帰るぞ」
津田
「自首用電話は……この先だな」
ミッションに向かわず、自首用電話を目指す男……
一姫
「西エリアに戻って来たにゃ!」
一姫
「やっぱり橋があると便利にゃ……さっきのミッション、クリアしておいてよかったにゃ!」
ミッションのため、西エリアにやって来た一姫……
一姫
「装置はコテージにあるのにゃね?コテージはどこかにゃ?」
ハンター2
「…………」
しかし、その近くにハンター……!
一姫
「こういうときは地図で調べるにゃ……コテージは……ここにゃ!」
ハンター2
「…………」
一姫
「私はここにゃから、コテージはあっち……ってハンターにゃ!!!」ダッ
ハンター2
「…………!」ダッ
見つかった……!
一姫
「なんでこんな時にハンターが来るのにゃ!?私は今ヒマじゃないのにゃーーー!!!」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
津田
「……あれって……もしかして、自首用電話じゃないか!?」
その向かう先に、自首用電話を目指す津田……!
ハンター2
「…………」タッタッタッ
一姫
「ヤバいにゃ、ヤバいにゃーーー!!!」タッタッタッ
津田
「何だ?騒々しいな……」
ハンター2
「…………」タッタッタッ
一姫
「ハンターにゃーーー!!!」タッタッタッ
津田
「!?おい、またかよ!」ダッ
再び、巻き添えだ……!
ハンター2
「…………」タッタッタッ
一姫
「津田、あとは任せたにゃ~!」タッタッタッ
津田
「え……!?おい、待てクソ猫!」タッタッタッ
[ICHIHIME]
[TSUDA]
一姫が津田を追い抜き、ハンターの標的が変わった!
ハンター2
「…………」タッタッタッ
津田
「おいおいおいおい!これマジでヤバいって!」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
津田
「うわぁぁぁぁぁ!!!」ポン
59:17
津田タカトシ 確保
残り11人
津田
「ハァ……何で2回も巻き込まれなきゃいけねぇんだよ……どいつもこいつも……!」
出場者中最多となる3回目の出場も、賞金獲得は叶わなかった……!
Prrrr! Prrrr!
―牢獄―
六花
「津田、Judgement!」
なでしこ
「ジャッジメント!?何それかっこいい~!」
チノ
「深い意味はないと思います……確保ということかと」
怜
「気にしたら負けやな」
鍵
「何でだよぉぉぉぉぉ!!!今度こそ本当に俺のハーレムが終わっちまったじゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!」
サキ
「お前はさっさと死ね!!」バキッ
鍵
「グハァッ!!」バタッ
咲
「コテージって、ここだよね……?」
咲
「本当はあまり動きたくないんだけど……近かったから来ちゃった……」
最初にコテージにやって来たのは、宮永咲……!
咲
「おじゃましま~す……」
咲
「これが指紋認証装置……?何か書いてある……」
咲
「……え……?」
コテージにて宮永咲が目にしたものとは一体……!?
59:00
372,000円
残り11人
綾崎ハヤテ/一姫/九頭竜八一/田中/千矢/土間うまる/錦木千束/松実玄/宮永咲/由崎星空/吉田優子
- Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.17 )
- 日時: 2023/01/27 22:26
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)
咲
「え…………」
咲
「……これ、どういうこと……?」
コテージに到着した咲が目にしたのは……
『これらの装置で指紋を認証させた後、それぞれの装置に対応するエリアのハンターボックスの元へ行き、横に設置されている指紋認証装置に指をかざせばハンターボックスがロックされる』
『ただし、指紋データの有効期限は認証後2分』
咲
「有効期限……2分……?」
ナサ
「ここがコテージ……あっ、宮永さん!」
咲
「あっ……由崎さん……」
続いて、ナサもコテージに到着!
ナサ
「これが装置か……まずはこれに指紋を認証させればいいんだよね?」
咲
「はい……でも、ここに気になることが書いてあって……」
ナサ
「どれどれ…………何!?有効期限は2分間!?」
咲
「由崎さん、これって……」
ナサ
「……つまり、ここで指紋を認証させてから2分以内にボックスを探して指紋を認証しなきゃいけないってことだな……」
咲
「やっぱりそういうことなんだ……こんなの、私にはできっこないよ……!」
ナサ
「確かに東や南は厳しいかもしれないけど……西エリアのボックスならここから近いだろうし、宮永さんでもできるんじゃないかな?」
咲
「……そうですね……西エリアなら何とかできるかも……」
ナサ
「僕は一番遠い東をやるよ!」
咲
「東……?でも、本当に大丈夫――」
ナサ
「宮永さん……僕を誰だと思ってるんだ?」
咲
「……え……?それは……」
ナサ
「僕の名前は、由崎星空!NASAより早く、光速になる男だ」キリッ
咲
「……あ……はい……」
ナサ
「というわけで、僕のことは心配ご無用!宮永さん、西を頼んだ!」
咲
「わ……分かりました!」
ナサ
「東は……この装置か」
[NOW LOADING]
[YUZAKI]
[EXPIRE AT 56:06]
ナサ
「よし……行ってくるよ!」ダッ
咲
「あ……行っちゃった……」
咲
「じゃあ、私も……」
[NOW LOADING]
[MIYANAGA]
[EXPIRE AT 55:55]
咲
「……!カン!」
咲
「……って、そうじゃなかった……早く行かないと……!」
ナサが東エリア、咲が西エリアの装置に指紋を認証し、それぞれのハンターボックスに向かう!
ハンター(東)
「…………」
ハンター(西)
「…………」
果たして、2分以内にハンターボックスを見つけ出し、指紋を認証させることはできるのか!?
八一
「これ、どうするかな……?」
八一
「もちろんミッションに行きたいのはやまやまなんだけど、コテージって結構遠いんだよな……」
八一
「とりあえず、ハンターボックスから探してみるか……」
九頭竜八一は、先にハンターボックスを見つける作戦のようだ……!
千束
「おっ、これハンターボックスじゃん!」
千束
「てことは、西エリアで指紋認証した後にこの指紋認証装置に指紋を認証させればいいわけだ」
西エリアにてハンターボックスを見つけた錦木千束……
ハンター2
「…………」
そこへ、1体のハンターが迫る……!
千束
「どれどれ……?」
ハンター(西)
「…………」
千束
「ほう……これは本物だねぇ。あと少ししたらこの扉が開いて、ハンターが出てくるわけだ」
[________]
[NISHIKIGI]
ハンター2
「…………!」ダッ
見つかった……!
千束
「……でも、ハンター増えたら増えたで楽しそうだね!」
ハンター(西)
「…………」
千束
「でもこめんね~、私がよくてもみんなが嫌がるだろうから、封印するしかないんだよ~」
ハンターボックスに夢中で、ハンターの接近に気づいていない……
ハンター2
「…………」タッタッタッ
千束
「…………」サッ
ハンター2
「…………!?」
千束
「残念でした~、またね~」ダッ
ハンター2
「…………」ダッ
気づいていたようだ……!
千束
「さぁ、本気で行くよ!」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
千束
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
ハンター2
「…………」
至近距離から、あっという間にハンターを振り切った!
千束
「あ~逃げた逃げた~!結構危なかったね~」
千束
「でも、今ので結構体力使っちゃったかも……あんなに本気で走ったの久しぶりだよ~」
ハンター2
「…………」
千束
「あそこにいるね……とりあえずここに――!!」
ハンター2
「…………!」ダッ
シャミ子
「はっ、ハンターです!」ダッ
千束を見失ったハンターの標的となったのは、シャミ子だ……!
ハンター2
「…………」タッタッタッ
シャミ子
「ハァ、ハァ、ハァ……!」タッタッタッ
千束
「シャミ子ちゃ~ん!こっちこっち~!」
シャミ子
「その声は……千束さん!」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
千束
「ハンターは私に任せて!」
シャミ子
「え……千束さん!?」タッタッタッ
千束
「ミッション、よろしくぅ!」ダッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
ハンターの標的が、再び千束に変わった!
千束
「……とはいったものの、連続は結構キツいかも……」タッタッタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
千束
「……うわっ!」バタッ
ハンター2
「…………」タッタッタッ
千束
「こ、これは無理……!」ポン
56:45
錦木千束 確保
残り10人
千束
「あぁ~転んじゃった~!!悔しいなぁ……!」
足元が不安定なキャンプ場では、転倒にも細心の注意を払う必要がある……!
千束
「まぁでも、シャミ子ちゃん助けられたしいいか!」
Prrrr! Prrrr!
[確保情報 錦木千束確保、残り10人]
シャミ子
「千束さんが捕まってしまいました……私のために……!」
ハヤテ
「もう残り10人か……一気に人数が減ったな……」
逃走成功の有力候補が確保され、いよいよ残る逃走者の数は10人となった!
56:30
402,000円
残り10人
綾崎ハヤテ/一姫/九頭竜八一/田中/千矢/土間うまる/松実玄/宮永咲/由崎星空/吉田優子