二次創作小説(新・総合)

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逃走中:夜明けのデルタ[完]
日時: 2023/01/27 23:55
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

Bananas are back.


<逃走者一覧>
綾崎ハヤテ(ハヤテのごとく!)
一姫(雀魂)
園城寺怜(咲-Saki-シリーズ)
各務原なでしこ(ゆるキャン△)
香風智乃(ご注文はうさぎですか?)
九頭竜八一(りゅうおうのおしごと!)
佐木咲(カノジョも彼女)
杉崎鍵(生徒会の一存)
小鳥遊六花(中二病でも恋がしたい!)
田中(田中くんはいつもけだるげ)
千矢(うらら迷路帖)
津田タカトシ(生徒会役員共)
土間うまる(干物妹!うまるちゃん)
錦木千束(リコリス・リコイル)
松実玄(咲-Saki-シリーズ)
宮永咲(咲-Saki-シリーズ)
由崎星空(トニカクカワイイ)
吉田優子(まちカドまぞく)
(全18名・五十音順)


<ゲーム概要>
ゲーム時間:90分
賞金:1秒200円ずつ上昇、逃走成功で108万円獲得
ハンターの数:4体

Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.3 )
日時: 2022/09/22 23:04
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)


「もうすぐ始まるのかな……?」



千束
「いよいよか~!くぅぅ……燃えてきたぁっ!!!」



田中
「……帰りたい……」

ゲーム開始前、エリアに散る18人の逃走者たち……!




「不気味なほどに静かやな……これが嵐の前の静けさということやろか」



ハヤテ
「今回こそは……絶対に逃げ切ってみせる!」



ナサ
「クリアすれば結構お金がもらえるって聞いたからね……絶対に賞金持って帰るぞ!」



~♪

一姫
「メールにゃ!」



なでしこ
「[これよりゲームを始める] おぉ~!いよいよ始まるんだね!」



千矢
「[制限時間は90分 最後まで逃げ切れば賞金108万円を獲得できる] よ~し……絶対逃げ切るよ~!」



シャミ子
「[10秒後、エリアに4体のハンターが解き放たれゲームがスタートする それでは、健闘を祈る] え……10秒後って、もうすぐじゃないですか!」

まもなく4体のハンターがエリアに転送され、恐怖のゲームがスタートする!



[10]

うまる
「……って、もうカウントダウン始まってる……!」

[9]

チノ
「本当にいきなりですね……」

[8]


「ま、待って……まだ心の準備が……!」

[7]

サキ
「よし……どこからでもかかって来いやぁ!」

[6]

八一
「あと5秒……」

[5]

六花
「……時は来た……!」

[4]


「さぁ、俺のハーレムを始めよう!」

[3]

[2]

[1]










シュン!



ハンター×4
「…………」



[90:00]



[89:59]



[89:58]



ハンター×4
「…………!」ダッ


ゲームが、始まった……!




シャミ子
「うわぁぁ始まってしまいました!!」



千束
「おぉ~始まった始まった!絶対逃げ切るよ~!」






ハンター1
「…………」



ハンター2
「…………」

エリアに解き放たれたのは、4体のハンター




ハンター3
「…………」



ハンター4
「…………」

ハンターは超人的なスピードとスタミナを併せ持つ未来の高性能アンドロイド
逃走者たちは、これより90分間このアンドロイドから逃げ回る!

Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.4 )
日時: 2022/09/22 23:06
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

一姫
「遂に始まったにゃ……この時をずっと待ってたにゃ!」

《魂天神社の巫女》
《一姫》



一姫
「このゲームに参加した目的はただ1つ……お金にゃ!」



一姫
「こうして立っているだけでお金が増えていくにゃ……これは夢が広がるにゃ~~~!」


ゲーム開始直後から金欲丸出しの巫女
果たして、賞金を持ち帰ることはできるのか……?







「まさか高校生にもなってこういうことをする日が来るとは思わなかったなぁ……」

《阿知賀女子学院麻雀部先鋒》
《松実玄》




「……でも、やっぱりこれはただの追いかけっこじゃないね……始まってから心臓のドキドキが止まらない……!」




「今私、絶対対局中より緊張してる……!」

そのドラ麻雀の爆発力から、通称「阿知賀のドラゴンロード」の名で知られている玄
放送対局に慣れている彼女でも、緊張は隠せないようだ……!






八一
「今回のゲームは1時間半か……」

《史上最年少の竜王》
《九頭竜八一》



八一
「対局してればあっという間の時間だけど……こういう慣れない場だと長く感じるんだよな……」

16歳という若さで将棋界のタイトルの1つ・竜王を獲得した九頭竜
幾手先をも読むその頭脳で、この先どのような立ち回りを見せてくれるのだろうか……?



八一
「……って、あれは!?」










ハンター4
「…………」

九頭竜の先に、ハンター……!



八一
「あれがハンターか……まさかこんなに早く見つけるとは……」



八一
「ここは危ないな……早く離れよう」


ハンターから距離を取る九頭竜……




ハンター4
「…………」






[________]






ハンター4
「…………」






八一
「よし……どうやら気づかれなかったみたいだな……」


いち早くハンターに気づき、事なきを得た……!






ナサ
「ついに始まったね……逃走中!」

《新婚の18歳》
《由崎星空》



【逃げ切る自信は?】


ナサ
「僕?フッ……むしろ逃げ切る未来しか見えないね」


ナサ
「なぜなら僕は、ハンターに捕まらないから!」


ナサ
「僕の名前は、由崎星空!NASAより早く、光速になる男だ」キリッ

逃走成功に絶対の自信を持つ男……!







「いよいよ始まったな逃走中……俺はこの時をずっと待っていた!」

《碧陽学園生徒会副会長》
《杉崎鍵》



【目標金額は?】




「金?フッ、分かってないな……俺が欲しいのはカネじゃねぇ」




「……そう、俺の目的は美少女だ!」




「今、このゲームには14人の美少女が参加している……今から俺は、1人1人攻略していく!」

常に頭の中が美少女のことでいっぱいの杉崎……




「吊り橋効果ってあるだろ?このゲームではそいつが役に立つと俺は思っている」




「ハンターに追われているこの極限状態……そんな時に俺が手を差し伸べれば、惚れないやつはいないだろう!」




「このまたとないチャンス……絶対にモノにしてみせる!」

エロゲの主人公気取りの男……!






六花
「ついに始まったわね……殲滅のホロコーストが」

《自称・邪王真眼の使い手》
《小鳥遊六花》


六花
「私は勇太――ダークフレイムマスターとある契りを結んだわ」


六花
「……そう、必ずこの祭典から生きて帰ると!」


邪王真眼の力を過信する六花……




ハンター2
「…………」


その近くに、ハンター……!






【今回の作戦は?】


六花
「私の邪王真眼は、私を導く力を持つ。故に――」



ハンター2
「…………」


徐々に近づく、黒い影……!






六花
「私の使命はただ1つ。この邪王真眼の導くままに逃げるだけ!」




ハンター2
「…………」










[________]
















[TAKANASHI]




ハンター2
「…………!」ダッ


見つかった……!






六花
「この戦いが終わったら……私は勇太と共に暮らす」






ハンター2
「…………」タッタッタッ










六花
「……来た!」ダッ


開始早々、試練が訪れる……!






ハンター2
「…………」タッタッタッ



六花
「いくわよ……爆ぜろリアル!弾けろシナプス!Vanishment this world!」タッタッタッ


邪王真眼の力で、ハンターを振り切れるか!?






ハンター2
「…………」タッタッタッ



六花
「ハァ、ハァ、ハァ……!」タッタッタッ










ハンター2
「…………」タッタッタッ



六花
「はっ、速い……ひゃっ!」ポン






87:24
小鳥遊六花 確保
残り17人






六花
「ハァ、ハァ……捕まった……!」


あっけなく、Judgement……!




六花
「邪王真眼は……最強じゃなかった……!?」










Prrrr! Prrrr!


八一
「いきなりメールか……何だ?」

確保情報はメールで通知される……!




[確保情報 小鳥遊六花確保、残り17人]




「え……確保って、もう捕まったの……!?」



サキ
「早っ!!まだ何もしてないじゃない!」



チノ
「まだ始まって3分ですよね……?」









ハンター3
「…………」


ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得できる……

それが…………



Run for Money
逃走中

Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.5 )
日時: 2023/01/27 22:15
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

ハヤテ
「橋がある……他のエリアに行くためにはこの橋を渡っていく必要があるのか……」



千矢
「わぁぁ海だ!ひろーーーい!!!」



舞台は、今回のゲームのために特別に用意されたエリア「A―ZONE」
総面積にして東京ドーム3個分のこのエリアを、17人の逃走者が逃げ回る!



【エリア概観】

  西       東
    \   /
      南

【エリア解説】
<東エリア>
後述の南エリアと橋でつながっている。
道が入り組んだオープンモール状の構造だが、店舗の中に入ることは不可。
<南エリア>
前述の東エリア・後述の西エリアとそれぞれ橋でつながっている。3つのエリアの中で最も低い位置にある。
海に面したエリアであり、下半分は開けた砂浜で占められている。上半分(橋の入り口を含む)は防砂林となっており、見通しが悪く逃げづらい。
<西エリア>
前述の南エリアと橋でつながっている。3つのエリアの中で最も高い位置にある。
エリア全体がキャンプ場となっており、エリア内部は非常に見通しがよく逃げやすい。下部にはコテージが存在し、中に入ることも可能。



うまる
「本当に1秒200円ずつ上がってる……すごい……!」



千束
「っていうかもうすぐ6万円じゃん!これ、絶対にうちより稼げるって!」



賞金は1秒200円ずつ上昇
90分間逃げ切れば、108万円を獲得することができる!




「自首用電話って、これだよね……?」




「さすがにまだ自首はしないけど……いつでもできるようにこの近くにいようかな」



さらに、このゲームでは自首も可能
西エリアに1台存在する自首用電話から自首を申告すればゲームをリタイアし、その時点までの賞金を獲得することができる!



ハンター4
「…………」



ただし、エリア内には4体のハンター



ハンター1
「…………」



ハンターに捕まればその時点で即失格
賞金は、ゼロ……!





なでしこ
「わぁぁいい眺め~!海が見えるよ~!」

《キャンプ大好き少女》
《各務原なでしこ》



なでしこ
「風も気持ちいいし、ずっとここにいたい~!」

西エリアのキャンプ場からの景色に見とれる各務原なでしこ……



なでしこ
「そうだ!賞金とったらリンちゃんたちと一緒にここに来よう!」



なでしこ
「ここでみんなでキャンプしたら、楽しいだろうな~」



なでしこ
「よ~し……やる気出てきた!私、絶対逃げ切るよ!」

果たして、キャンプ代を獲得することはできるのか……?







「何や、まだ4分しか経っとらんのかいな……しんどいわ……」

《千里山女子高校麻雀部先鋒》
《園城寺怜》



【今回の作戦は?】




「うちはそんな走れんから、見つかったら終わりや……」




「……やけど、自首用電話を使えば途中で抜けることができる」

怜が現在隠れているのは西エリア
ここには、1台の自首用電話が存在する……!




「ここで隠れて隠れて、最後に自首する……これがうちの作戦や」

麻雀の対局では「1巡先を見る」能力で同卓者を圧倒する怜
ハンターの気配を察知し、見つからずにやり過ごすことはできるのか……?






ハヤテ
「この感じ、久しぶりだな……」

《三千院家の執事》
《綾崎ハヤテ》



ハヤテ
「前回出たときと何も変わってないよ……」

記念すべき第1回ゲームにて出場経験があり、今回が3回ぶり2度目の参戦となる綾崎ハヤテ……



ハヤテ
「僕には、まだまだ返さなきゃいけない借金があるんだけど……」



ハヤテ
「今回の賞金は108万円か……前回に比べると少し少なくなったなぁ……」



ハヤテ
「でも、ここで少しでも稼げれば後々楽になるのは間違いない。今回こそは賞金を持って帰りたいね」

果たして今回は賞金を獲得することはできるのか……?






千矢
「やっぱりワクワクするね~この感じ!」

《見習いうらら》
《千矢》



千矢
「私、またこうして出られる日をずーっと待ってたんだ!前回は本当に悔しかったからね~!」



千矢
「楽しんでいきたいけど……最後まで気を引き締めていこう!」

こちらも2回目の出場となる千矢
逃走成功目前での確保となった前回の反省を活かし、リベンジは果たせるか……?






チノ
「まさか、私がまた参加することになるとは思いませんでした」

《喫茶店ラビットハウスの看板娘》
《香風智乃》



【目標金額は?】



チノ
「目標金額ですか、そうですね……108万円は厳しいとしても、せめて半分は持って帰りたいですね……」



チノ
「どこかしらで自首をすることになると思うので、自首用電話の場所を確認しておかないといけませんね……」

自首を前提に今後の作戦を考えるチノ……






千束
「あっ、チノちゃんじゃん!」

《史上最強のリコリス》
《錦木千束》



チノ
「あれは……千束さん」

そこへやって来たのは、錦木千束……!



千束
「チノちゃん、1人で大丈夫?どきどきしない?」



チノ
「少しは緊張しますが……大したことはありません。私、一応2回目ですし……」



千束
「……あっ!そういえば、チノちゃんの家って喫茶店なんだっけ?」



チノ
「あっ、はい……『ラビットハウス』という店なのですが……千束さんもご存知でしたか」



千束
「実は私も喫茶店で働いてるんだ!『リコリコ』っていうお店なんだけど……チノちゃん知ってる?」



チノ
「リコリコ、ですか……名前だけは聞いたことあるような……」



千束
「今度うちのあんみつ食べに来てよ!おいしいよ~!」



チノ
「あんみつ……ということは和風喫茶ですか。甘兎庵に近い感じなのでしょうか……?」

看板娘同士、喫茶話に花を咲かせる2人……






ハンター4
「…………」

その近くに、ハンター……!



千束
「私も今度、そっちのコーヒー飲みに行くからさ!」



チノ
「千束さん……ありがとうございます。いつでもお待ちしていますので」






ハンター4
「…………」










ハンター4
「…………!」ダッ


果たして、2人の運命は!?






83:00
84,000円
残り17人
綾崎ハヤテ/一姫/園城寺怜/各務原なでしこ/香風智乃/九頭竜八一/佐木咲/杉崎鍵/田中/千矢/津田タカトシ/土間うまる/錦木千束/松実玄/宮永咲/由崎星空/吉田優子

Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.6 )
日時: 2023/01/27 22:15
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

ハンター4
「…………!」ダッ


ハンターに見つかった……










千束
「はぁ~、なんか喉渇いてきたな~」

チノ
「私もです……こんな時にコーヒーでもあれば……」


錦木千束・香風智乃の2人!






ハンター4
「…………」タッタッタッ






チノ
「……!!千束さん、ハンターです!」ダッ



千束
「分かってる分かってる。チノちゃん、逃げるよ!」ダッ







ハンター4
「…………」タッタッタッ





チノ
「こ、こんなに早く見つかるなんて……!」タッタッタッ



千束
「あのハンターは私が引き付けておくから、チノちゃんはあっちに逃げて!」タッタッタッ



チノ
「えっ?でも、千束さん……」タッタッタッ



千束
「だいじょーぶだいじょーぶ!ここは私に任せて!」ダッ






ハンター4
「…………」タッタッタッ







チノ
「千束さん……大丈夫でしょうか……?」タッタッタッ






千束
「こっちだよ~!!」タッタッタッ



ハンター4
「…………」タッタッタッ

ハンターの標的となったのは、自ら囮となった千束だ……!






千束
「ハァ、ハァ……!」タッタッタッ



ハンター4
「…………」タッタッタッ






千束
「おっ、さすが速いね~。でも、私は捕まらないよ!」タッタッタッ



ハンター4
「…………」タッタッタッ

DAの任務で鍛えられた走力で、ハンターを寄せ付けない……!





千束
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ



ハンター4
「…………」タッタッタッ










[NISHIKIGI]
















[________]




ハンター4
「…………?」

上手く撒いたようだ……!






千束
「いや~、やっと撒けた。あのハンター、なかなかやるね~」

史上最強のリコリスに、死角はない……!







「隠れる場所……隠れる場所……」

《清澄高校麻雀部大将》
《宮永咲》




「この木の後ろはどうかな……?」




「……ダメ……これじゃ絶対見つかっちゃう……!」

西エリアの最奥部にて安息の地を探し求める宮永咲……




「……!あそことか、どうかな……?」

近くに茂みを見つけ、隠れに向かう……




「……ひゃっ!?」






田中
「…………」zzz

《脱力系男子》
《田中》




「……田中……くん……?」

しかし、そこには先客がいた……!



田中
「…………」zzz




「こんな時によく寝られるなぁ……見つけたのが私じゃなくてハンターだったら、絶対捕まってるよね……?」



田中
「…………」zzz







「……まぁいいや、起こすのも悪いし、そっとしておこう……」

睡眠中の田中を放置し、新たな隠れ場所を探しに向かうようだ……!




「うぅ……早くどこかに隠れたい……!」






津田
「おっ、もうすぐ10万円か」

《桜才学園生徒会副会長》
《津田タカトシ》



津田
「確か、初めて出たときはこのくらいで捕まったんだよな……」

過去2回の出場経験があり、今回が3度目の参戦となる津田タカトシ……



津田
「10万円か……冷静になってみれば、これだってなかなかの金額だ」



津田
「現実的なことを言えば、もう自首してもいいと思うんだけど……」

ゲーム開始8分経過の段階で既にリタイアを考えている……



津田
「……でも、さすがにまだ早いか……」



津田
「こんなに早く自首したら会長やコトミに何か言われそうだし……」



津田
「……せめて20万円くらいまでは粘ってみるか……」


いずれにしても、目標が低い男……!






シャミ子
「逃げ切ったら108万円……これだけあれば何でも買えそうですね!」

《闇の一族の力に目覚めたまぞく》
《吉田優子》



【賞金の使い道は?】



シャミ子
「えっ、使い道ですか……そうですね……」










シャミ子
「……!!私、うどんが食べたいです!」



シャミ子
「学校の食堂のメニューにうどんがあるのですが、あれすごく美味しいんですよ~!」



シャミ子
「今回の賞金で何杯くらい食べることができるのでしょうか……?夢が広がりますね~!」

夢がない、まぞく……!






サキ
「今日という今日は、絶対に逃げ切るわよ」

《正真正銘1人目の彼女》
《佐木咲》



サキ
「前回渚ちゃんが逃げ切って、こう思ったわ……『これじゃ私、完全に負けヒロインじゃない!!!』ってね」



サキ
「渚ちゃんが逃げ切ったのは嬉しいけど……こうなったら私も逃げ切るしかないわよね!同じ直也の彼女として!」

恋敵である渚と肩を並べるべく、闘志を燃やす正彼女……!






うまる
「あっ、咲ちゃん!」

《外では完璧美少女》
《土間うまる》



サキ
「うまるじゃない。こんなところにいたのね」

そんな彼女の元にやって来たのは、土間うまる……!




うまる
「本格的に始まったね……どう?咲ちゃんは緊張してる?」

サキ
「私?こんなの全然余裕余裕!ハンターから逃げる準備はいつでもできてるわよ!」

うまる
「そっか……さすが経験者って感じだね……」

サキ
「ま……まぁね!」






ハンター1
「…………」

そんな話をしている2人の近くに、ハンター……!






うまる
「……そうだ!咲ちゃん、経験者として私に何かアドバイスとかないかな?生き残るコツとか……」

サキ
「コツ?そんな特別なことは何もないわよ……ただひたすら逃げ回る、それだけよ」

うまる
「やっぱりそう簡単にはいかないよね……」






ハンター1
「…………!」ダッ

見つかった……!






サキ
「……!うまる、来てるわよ!」ダッ

うまる
「え……ホントだ!!」ダッ






ハンター1
「…………」タッタッタッ

恐怖の瞬間は、突然訪れる……!






うまる
「さ……咲ちゃん、どうしよう……?」タッタッタッ



サキ
「落ち着きなさい!十分距離はあるわ。とりあえず、うまるはあっちに逃げて!」タッタッタッ



うまる
「分かれるってこと……?でも、しょうがないよね……分かった!」タッタッタッ

二手に分かれて逃げる2人……






ハンター1
「…………」タッタッタッ






うまる
「ハァ、ハァ、ハァ……」タッタッタッ






サキ
「ハンター、振り切ったかしら……?」










ハンター1
「…………?」


両者ともに、ハンターの視界から外れた!






うまる
「ハァ、よかった……咲ちゃんがいなかったら、私多分捕まってたよ……」






サキ
「ホントに突然出てくるわね……前回より1体少ないとはいえ、4体もなかなかね」










ハンター1
「…………」


しかし、恐怖は終わらない……!






うまる
「全く油断できないね……次からは私も気をつけなきゃ……!」






サキ
「うまるは大丈夫だったかしら?ちゃんと逃げててくれればいいけど……」






ハンター1
「…………」










[________]










ハンター1
「…………!」ダッ

見つかったのは……






うまる
「咲ちゃん、まだ近くにいるよね……?」






サキ
「とりあえず、隠れる場所でも探しに行こうかしら」






ハンター1
「…………」タッタッタッ










うまる
「咲ちゃんに電話して、もう1度合流しようかな……?」






サキ
「……って、また来てるし!」ダッ

サキだ……!






ハンター1
「…………」タッタッタッ



サキ
「ちょっと……連続は……!!」タッタッタッ










[SAKI]




ハンター1
「…………」



サキ
「待って……ちょっと待てぇぇぇぇぇ!!!」ポン






80:49
佐木咲 確保
残り16人






サキ
「嘘でしょ……こんなに早く終わるなんて聞いてないわよーーー!!!」

渚と肩を並べることは、できなかった……!






Prrrr! Prrrr!


一姫
「メールにゃ!」



[確保情報 佐木咲確保、残り16人]



千束
「えっ、咲ちゃんもう捕まっちゃったんだ!」



津田
「もう2人確保か……展開が早いな……」






80:30
114,000円
残り16人
綾崎ハヤテ/一姫/園城寺怜/各務原なでしこ/香風智乃/九頭竜八一/杉崎鍵/田中/千矢/津田タカトシ/土間うまる/錦木千束/松実玄/宮永咲/由崎星空/吉田優子

Re: 逃走中~夜明けのデルタ~ ( No.7 )
日時: 2023/01/27 22:15
名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds (ID: ANX68i3k)

ゲームマスター・綾木
「よし……無事にスタートしたな……」



助手・ピーリー
「久しぶりのゲーム、なんだかワクワクするね!」



助手・カンナ
「今回のゲームのテーマとかあるの?」



綾木
「いい質問だな……今回のテーマはズバリ、『原点回帰』だ!」



カンナ
「原点回帰?」



ピーリー
「たしかに、スケールは前回よりもかなり下がってるよね……」



綾木
「また新しい気持ちでゲームを始めてみたくなってな……ゲームの内容も結構シンプルな構成にしたつもりだ」



カンナ
「あっ!そういえば、そろそろ最初のミッションの時間かな?」



ピーリー
「そうだね……むしろ今までより遅すぎるくらいだ」



綾木
「まぁ、最初のミッションはいきなりセオリー外のところを攻めるわけだが」



ピーリー
「なんだ……全然シンプルじゃないじゃないか」



カンナ
「でも、その方が面白そう!」



ピーリー
「具体的には、どんなミッションなの?」



綾木
「焦るな。見れば分かる」



ピーリー
「また出たよ、そのセリフ……」






▶[MISSION1]











シュン!



ゲームマスター・綾木により、最初のミッションが発動された!


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