二次創作小説(新・総合)
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- Lunatic Play EPISODEⅨ【完結】
- 日時: 2023/04/07 18:33
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Lunatic Play EPISODEⅨ】
【Lunatic Play(ルナティック・プレイ)】とは?
それは決められた時間内を3匹の狼から逃げ惑い、賞金を獲得する遊戯である。
今回の舞台は大きな幽霊屋敷。昔、
そこで悲惨な事件が起きたと言われている。
今回のルールはいつもと違い、サバイバル制。
制限時間がなく、最後の一人になったものが賞金を獲得出来るシステムだ。
逃亡者は今回もとてつもなく素早い狼から逃げ惑う。
果たして、この幽霊屋敷で最後の一人になる者は一体誰なのか――?
※注意事項
・設定の少ないキャラ(Southparkのキャラ等)はオリジナルの設定を含ませております。
・作者は日本語版を見ない主義なので、海外キャラの一人称や口調は自分のイメージで決めております。なので公式邦訳とは違う恐れがあります。
それでもよろしい方はどうぞ。
~逃亡者~ ※【】内は作品名
レッド・マッカーサー(Red McArthur)【Southpark】{9}
カレン・マコーミック(Karen McCormick)【Southpark】{9}
ジェニー・サイモンズ(Jenny Simons)【Southpark】{9}
パウダー・ターナー(Powder Turner)【Southpark】{8}
ヘンリエッタ・ビッグル(Henrietta Biggle)【Southpark】{1}
バローラ(Ballora)【Five_nights_at_freddy's: Sister_Location】{3}
ミニリーナ(Minireena)【Five_nights_at_freddy's: Sister_Location】{9}
ジェフ・ザ・キラー(Jeff_the_killer)【Creepypasta】{9}
スレンダーマン(Slenderman)【Creepypasta】{2}
ラフィング・ジャック(Laughing_Jack)【Creepypasta】{3}
ブラッディ・ペインター(Bloody_Painter)【Creepypasta】{2}
ザ・レイク(The_Rake)【Creepypasta】{2}
ルル(Lulu)【Creepypasta】{2}
エテレド(Eteled)【Creepypasta】{1}
ゼロ(Zero)【Creepypasta】{1}
ザ・シード・イーター(The_seed_eater)【Creepypasta】{1}
アンジェリカ・ピクルス(Angelica Pickels)【Rugrats】{7}
ジン・アリ(진 아리)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{3}
ウ・スハ(우 수하)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{3}
ソヌ・ミン(선우 민)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{5}
シュエル(슈엘)【플라워링 하트(Flowerinng Heart)】{3}
ハン・ナヨン(한나연)【스피어즈(Spheres)】{2}
バン(반)【르브바하프 왕국 재건설기(Revbahaf Kingdom Rebuilding Story)】{1}
ユリエル(유리엘)【르브바하프 왕국 재건설기(Revbahaf Kingdom Rebuilding Story)】{1}
コナ(코나)【르브바하프 왕국 재건설기(Revbahaf Kingdom Rebuilding Story)】{1}
ミカ(미카)【르브바하프 왕국 재건설기(Revbahaf Kingdom Rebuilding Story)】{1}
イリザベス・ファウスト(伊麗莎白)【浮士德的噩夢(Fausts Alptraum)】{5}
ホムンクルス(荷姆克魯斯)【浮士德的噩夢(Fausts Alptraum)】{2}
ブレイク・ベラドンナ(Blake Belladonna)【RWBY】{2}
ヤン・シャオロン(Yang Xiao Long)【RWBY】{3}
ニオ・ポリタン(Neo Politan)【RWBY】{1}
ハットキッド(Hatkid)【A Hat in Time】{1}
スナッチャー(Snatcher)【A Hat in Time】{1}
ビクター・ストロボフスキ(Viktor Strobovski)【Advanced Education with Viktor Strobovski】{1}
イソギク【フラワーナイトガール】
那智【艦隊これくしょん】
琴葉姫【応募枠】{7}
柊【応募枠】{6}
わたげ【応募枠】{4}
△今回の舞台は幽霊屋敷!
△狂人同士のバトル!
△ラフィング・ジャック、ブラッディ・ペインター、ザ・レイクなど、残虐な者が久々に参戦!
△「르브바하프 왕국 재건설기」「A_Hat_in_time」のキャラが初参戦!
△韓国作品のキャラが多く登場!
△果たして、最後の一人になる者は一体誰なのか――!?
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.12 )
- 日時: 2023/03/27 19:06
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Laughing Jack】
その頃、ジェフ、カレン、ジェニーの3人は音楽室にいた。音楽室にはバイオリン、クラリネット、ピアノなど、様々な楽器が置かれている。
ジェフ「――ここには誰もいないようだな」
ジェニー「いつヤバイ奴が出てくるか分からないから慎重に行かないと……」
カレン「うん……」
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アンジェリカ「ここら辺、全然狼いないわね。良かった……」
その頃、屋敷周辺を歩いていたアンジェリカ・ピクルス――。
アンジェリカ「あー……それにしても、レッドの奴なんであんなに早く退場しちゃったのかしら。嫌な気持ちだわ……」
アンジェリカ「撃破した奴許さないわ……レッドの撃破はアタシがやりたかったのに! ライバルの役目奪ってんじゃないわよ!」
アンジェリカ「――よし、決めたわ! 撃破した奴探し出してぶちのめしてやる……楽しみにしていなさい!」
レイクがやったことはレッドのライバルからすれば、とても許しがたいものであった――。果たして、見つけ出せるのか――。
柊「狼は……よし、いない」
一方、応募枠である女性の柊は狼に警戒しながら屋敷2Fの廊下を歩いていた。
柊「何回か参加してるけど、やっぱりルナプレは怖いな……」
狼に噛まれてしまえば賞金はゼロ。全ての努力が水の泡と化す――!
その頃、琴葉姫、イソギク、わたげ、那智の4人組は――
琴葉姫「わたげさんと会えてほんと嬉しいですよ!」
わたげ「私もです! できればこのままずっと一緒に行動していたいです!」
那智「二人は仲が良いんだな」フフ
琴葉姫「そりゃもう、Twitterでずっとお世話になってるからね!」
琴葉姫からすればわたげはかけがえのない存在。わたげも琴葉姫のことを大事に思っている――。
琴葉姫「わたげさん優しいですし絵も上手ですし好きです!」
イソギク「絵描いてるんですか……! ちょっと見てみたいです!」
わたげ「ルナプレ終わったら見せてあげますね!」
イソギク「ありがとうございます、楽しみです!」
那智「フフ……」
那智は琴葉姫、イソギク、わたげの会話が微笑ましく思い、優しい笑みを浮かべた。皆が楽しそうに会話しているところに、ある男が近づいて来た――。その男とは白黒のピエロで殺人鬼である――
ラフィング「楽しそうに会話してるところわりぃ~~なぁ」ククク
ラフィング・ジャックだ――。
琴葉姫「ラフィング・ジャックか……!」
イソギク(! 何ですかこの人は……見ただけで悪寒が……)ブルッ
那智(なんだかヤバそうな奴が来たな……)
ラフィングの見た目で警戒するイソギクと那智――。
わたげ「おおおお!! ラフィングさんだ!」パアッ
ラフィング「おいおい、殺人鬼の俺様を見て何嬉しそうな顔してんだお前!」
わたげ「だって私Creepypastaのファンですから!」
ラフィング「え? マジで? そいつぁ嬉しいぜ!」ククク
イソギク、那智「(;゚Д゚)」
ラフィング「――まあ、それはそれとしてお前には飴玉を食わせてやるよ! お前の周りにいる女たちにもなぁ!」
わたげ「飴玉!? ――皆さん、逃げますよ! 急いで!!」タッ
琴葉姫「う、うん!」タッ
琴葉姫、那智、わたげ、そしてイソギクの4人は一斉に逃げ出す――!
ラフィング「おい待てやお前ら逃げんな!」
琴葉姫「わたげさん! ラフィングの飴玉って一体何なんですか!?」タッタッタ
わたげ「あの人の飴玉を食べたら命はありません!」タッタッタ
那智「怖っ!;」タッタッタ
イソギク「殺人鬼ですからね……」タッタッタ
わたげ「ヤバイので急いでラフィングを撒きませんと――!」タッタッタ
ラフィング「誰を撒くって?」ニヤリ
わたげ、那智、琴葉姫、イソギク「「「「!!?」」」」ビクッ
なんといつの間にかラフィング・ジャックが4人のすぐそばに接近していたのであった――! それに驚愕し、足を止めてしまう4人――。
ラフィング「俺様の足を甘く見るなよ。さ~て、お菓子パーティと行こうじゃないか……」ククク
怖い笑みを浮かべながら飴玉を取り出すラフィング。それを見たイソギクと那智が武器を構える。
イソギク「いいえ、お菓子パーティは今ここで中止にしてあげます!」
那智「殺人鬼の飴玉なんて食べてたまるか!」
琴葉姫「イソギクちゃん! 那智ちゃん!」
ラフィング「お、やる気か。嬢ちゃんたちが俺様に勝てるかなぁ~?」ククク
イソギク「はあっ!!」タッ
イソギクは自身の武器である大斧を構えながらラフィングの近くへと走り出す!
イソギク「容赦はしません!」ブンッ!!
ラフィング「おおっと!」サッ
彼女は武器を振るったが、あっさりと回避されてしまった。
那智「そっちに躱すと思った!」バババババ!!
ラフィング「うごっ!!?;」
しかし那智がすかさず自身の背中に装備した複数の砲台で砲撃を連続で放ち、ラフィングにダメージを与えた――! 連続攻撃を食らったラフィングは怯むものの――
ラフィング「よくもやったな!!」
戦う事を止めず、彼は那智に向かって突進する――!
那智「!」
イソギク「危ないです!!」タッ
那智がラフィングと衝突しそうになった瞬間、イソギクが大斧を振り回し、彼を吹っ飛ばした――。
ラフィング「ぐっ――!!」
琴葉姫「那智ちゃんとイソギクちゃん、やるー!」
わたげ「二人とも、頑張って下さい!」
琴葉姫とわたげは戦闘能力を持たないので、応援するしかない――。
ラフィング「畜生……!」ダッ
ドゴ゙オオ!!
彼はイソギクの大斧を高速で殴りつけ、遠くへ吹っ飛ばした――!
イソギク「ああっ!!」
ラフィング「これでもうブンブン振り回せねえなぁ。さ、飴玉食わせてやる」
那智「止めろ!!」バババババ
ラフィング「お前のその武器も吹っ飛ばしてやんよ!」ドゴオンッ!!
那智「うっ――!!」
彼は砲撃を躱しながら那智に近づき、高速パンチで那智の砲台を遠くへ吹っ飛ばしたのであった――!
那智「そんな……!!」
ラフィング「ハハハハハ! これでお前らはもう戦えねえなぁ! お菓子パーティの中止は無しだぁ!!」
イソギク「あわわ……」
那智「くっ……!」
琴葉姫「イソギクちゃん!」
ことは「那智!」
イソギクと那智は武器を失ったため、もう抵抗などできない。
ラフィング「さて、誰からいこう……とりあえず巨乳のほうからいくか」ドカッ!
イソギク「うっ!」
彼はイソギクを押し倒し、そして飴玉を彼女の口の中に入れたのであった――。
琴葉姫、わたげ「「ああっ!!」」
ラフィング「さよなら」
イソギク「むうううっ……!!」ガクッ
飴玉を食わされてしまった彼女は意識を失ってしまった――。
【イソギク 失格 残り29人】
わたげ「イソギクちゃんが……!」
那智「イソギク……! よくも!」
ラフィング「次はお前ね」ドカッ!
那智「うっ!」
那智も押し倒され、飴玉を口の中に入れられてしまった――。
ラフィング「お前もさよなら」
那智「あう……」ガクッ
【那智 失格 残り28人】
琴葉姫「そんな、イソギクちゃんと那智ちゃんが……!」
戦力が潰され、今残っているのは戦闘能力を持たないわたげと琴葉姫の二人――!
ラフィング「さあ、次はお前らだぁ!! 飴玉を食わせてやるぅ!!」ダッ
ラフィングが琴葉姫とわたげに向かって走り出した瞬間――
ブレイク「そうはさせない」
偶然近くを通りかかったブレイク・ベラドンナが矢のような速さで彼に接近し、自身の武器である「ガムボール・シュラウド」という刀でラフィングの腹を素早く切りつけた――。
ブレイクの武器は多くの形態を持っている。一つは刀形態で、鋭利な刃で相手を切り刻める。もう一つは拳銃鎌形態であり、弾を発射したりや鎖鎌のような形にして振り回すことが出来る――。
ラフィング「ぐあああっ!!? な、何だ……!?」
ブレイク「次はこれよ」
そしてブレイクは目にも止まらぬ速さで斬撃を何度も放ち、更にダメージを与えていく――!
ラフィング「ちいっ……!!」
速過ぎて見えないラフィングは恐怖し――
ラフィング「こんなのに勝てるわけねええええだろ~~~~~ぉおお~!」シュバッ
なんと崖から飛び降りて逃げたのであった――!
ブレイク「あっ――!」
崖から飛び降りられては追う事は困難。ブレイクは彼を追おうにも追えなかった……
ブレイク「……逃げられた……」
琴葉姫「(;゚Д゚)」
わたげ「ブレイク、強っ……!(;゚Д゚)」
ブレイク「二人とも大丈夫? ケガはないかしら」
琴葉姫「あ、うん! 大丈夫……助けてくれてありがとう!」
わたげ「ありがとうございます!」ペコリ
ブレイク「いいのよ。じゃあ私はこれで……。殺人鬼や狼に気を付けなさい」スタスタ
ブレイクは去って行った。
琴葉姫「カッコ良かったなぁ……(・∀・)」
わたげ「そうですねぇ……(・∀・)」
琴葉姫「あれだけ速くて強い人なら、殺人鬼や狼に襲われても全然大丈夫そうですよね……(・∀・)」
わたげ「そうでしょうねぇ~(・∀・)」
琴葉姫「……」
わたげ「……」
琴葉姫、わたげ「「……!」」←なんか思いついた
琴葉姫、わたげ「「あの人についていけば私たちやられないんじゃないですか!?」」
ナイスアイディア。
琴葉姫「ちょっ、ブレイク何処行った!?;」
わたげ「まずい、もうどっか行ったっぽいです!;」
戦闘能力を持たない二人は、果たしてブレイクを見つけられるのか――。
----------------------------------------------------------------
その頃、ラフィング・ジャックは――
ラフィング「ううう~~、すげえ攻撃だったぜ……」
地面に座って身体を休めていた。
ラフィング「あの黒髪の女怖すぎるだろ……速過ぎる……ん?」
その時、誰かが彼の近くを通りかかった。それは――
レイク「おいお前~~~、すげえ傷の数じゃね~かよ」
ブラッディ「レイク……!」
レイクであった――。凶悪な生物と出会ってしまったラフィング・ジャック、一体どうなる――!?
-----------------------------------------------------------------
残り逃亡者……カレン、ジェニー、パウダー、ヘンリエッタ、ミニリーナ、ジェフ、ラフィング、ブラッディ、
レイク、エテレド、アンジェリカ、アリ、スハ、ミン、シュエル、バン、ユリエル、コナ、ミカ、ホムンクルス、
ブレイク、ヤン、ニオ、ハットキッド、ビクター、琴葉姫、柊、わたげの28人。
続く
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.13 )
- 日時: 2023/04/05 00:55
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Conversations between villains】
レイク「お前身体ボッロボロじゃねえか、何があったよ!」ケケケ
ラフィング「黒髪ロングの女に切り刻まれてボコボコにされたんだよ……それでこの崖から降りて逃げて来た……」
レイク「崖から降りてよく無事だったなお前……」
ラフィング「俺様の足は強靭だからな――ぐふっ、あちこちが痛む! 畜生、あの女……!」
レイク「相当強烈だったようだな、その女の攻撃――ん?」
その時、何者かが二人の近くを走り過ぎて行った。レイクはそれが気になり、声をかけた。
レイク「おいテメー! お前も傷だらけじゃねーか!」
ブラッディ「……レイクか」
二人の近くを走り過ぎて行った者とは、ブラッディ・ペインターであった。
レイク「なんだなんだ? 最近傷だらけになんのが流行ってんのか? ヒヒヒヒヒャヒャヒャ!」
ブラッディ「これはジェフにやられたんだ……」
レイク「ああ、あの口裂け野郎か」
ブラッディ「こんな両肩を刺された状態じゃ戦えないと思って逃げて来たのさ……痛つつ……それはそうと、ラフィングもえらく傷だらけだが……」
レイク「黒髪ロングの女にボコボコにされたらしい」
ブラッディ「黒髪ロング……今回の参加者であるブレイク・ベラドンナのことか。そいつも強いみたいだな……」
ラフィング「マッジで強い、姿見えなかったもん……;」
その時――
エテレド「お、こんなところに皆集まって何してんの?」
エテレドが通りかかった。そして――
ニオ「!」
ニオ・ポリタンも通りかかった。
レイク「ヒヒヒヒヒャヒャヒャ! どんどん逃亡者が来るじゃねえか! あ、俺も逃亡者か、ヒヒヒャヒャ!」
エテレド「そこの二人ボロボロだけど何があった?」
ニオ「?」←エテレドと同様に気になっている
------------------------------------------------------------------
エテレド「――災難だったな」
ラフィング「ああ、あの女許さねえ、始末してやりてえ……と言いたいところだけどあいつ怖い……;」
レイク「殺人鬼の癖に情けねぇなああ~~」
ラフィング「うるせえ! なあおい、ブラッディ! お前だって痛い目に遭わされたんだから俺様の気持ち分かるよなぁ!?」
ブラッディ「悪いが分からないな……今の僕の気持ちは憎しみでいっぱいだから」
ブラッディ「あの時、人間を芸術作品に出来なかったのが悔しくてたまらないんだ。折角三人も人間を見つけたのに……」
ブラッディ「しかもあの時、僕の大事な両腕が傷つけられて……しばらく腕を動かすことが出来なかったんだ」
ブラッディ「僕の腕は素晴らしい芸術作品を生み出すためにあるもの。その大事な腕を傷つけたジェフを許せないんだ……!」
ラフィング「ブラッディ……」
ブラッディ「ラフィングだって本当は「憎い」という気持ちがあるんじゃないのか? 怖がってはいるけど……」
ラフィング「……ああ」
ブラッディ「なら借りを返さなきゃ。殺人鬼がビビってどうする」
ラフィング「……確かにな。よし分かった、俺様は頑張ってブレイク・ベラドンナを始末してやらぁ……!」ゴゴゴゴゴ
レイク「……お前らの話を聞いてると、あいつに借りを返したくなってくるぜ」
エテレド「あいつ?」
レイク「ジェニー・サイモンズって女だ。あいついきなり俺の頬をぶん殴ってきやがったんだ! しばらく頬が治らんかった……」
レイク「しかもそいつのせいでカレンを仕留められなかった! ああ思い出したらどんどんムカついて来たぜ!! ジェニーは見つけ次第ぜってーぶちのめす! カレンもな!」
ブラッディ「ジェニーとカレンって……僕とターゲットが一緒じゃないか。なあレイク、ターゲットが一緒なら僕と協力して始末しないか?」
ブラッディ「レイクの攻撃力は凄まじいからきっとすぐ倒せるだろうし、それに今度は確実に「芸術作品」にしてやりたいんだ」
レイク「……人間に頼み込まれるのは癪だが、仕方ねえな」
人間嫌いのレイクだが、自分にも確実に仕留めたいという気持ちがあるのでブラッディと協力することにした。
ブラッディ「すまないね。――そうだ、ラフィング、エテレド、ニオ! 君たちも協力してくれるか?」
ラフィング「いいぜ」
エテレド「OK! 面白そうだ!」
ニオ「」コクッ
ラフィング・ジャック、エテレド、そしてニオ・ポリタンもブラッディに協力――!
レイク「ヒヒヒャヒャヒャヒャ! これでグループ結成だな! ――ところでニオ! 俺このグループの中でお前だけよく知らねえんだが……」
エテレド「そーいや俺ちゃんもお前さんの事よく知らないなぁ」
ニオ以外、全員Creepypastaの世界出身。なのでCreepypastaの世界の者はニオのことを知らない。
ニオ「……」
ニオは言葉を喋る事が出来ないのでジェスチャーで素性を伝える。そして自分が分身を生み出せる能力と、変身能力を使えることも伝えたのであった。
ブラッディ「なるほどね……」
レイク「変身使えるってマジ?」
ニオはレイクの疑問に答えるようにすぐさま変身能力を使い、自身の姿をレイクそっくりに変えた――。
レイク「うお!!? マジで変身使えんのか……お前結構万能そうだな!」
ニオ「」ニヤニヤ
ブラッディ「これは逸材だな……よし、じゃあそろそろ行こうか皆。僕は早く借りを返したくてうずうずしてるんだ」
レイク、ラフィング、エテレド、ゼロ「「」」コクッ
ブラッディ「だが5人固まったまま探すのは効率が悪い。手分けして探すよ」
-------------------------------------------------------------------
パウダー(ふふふ……イケメンのバン王子様といられてあたし、すっごく幸せ……///)
バン「? パウダーよ、どうした。顔が赤いぞ。もしかして熱でもあるのか?」
パウダー「え!? いえ全然――」ガッ
ユリエル「おい!」
パウダーが石に躓き、転びそうになるがバン王子が咄嗟に彼女を支えてくれた!
バン「大丈夫か」
パウダー「あ、ありがとうございます///」
パウダー(優しい人だなぁ……///)
ユリエル(すっかりホの字じゃのう……やはり婚約者であることは言ったほうがいいな……あまり時間置きすぎると知った時のショックがでかくなるだろうし……それにパウダーの為だ)
ユリエル「なあパウダー、少し言いにくいのだが……」
パウダー「何ですか?」
ユリエル「その、バン王子のことなのだが……」
パウダー「?」
ユリエル「実は――」
その時、コナが通りかかった。
コナ「王子様! ご無事でしたか――あ、王女様もご一緒なのですね!」
バン、ユリエル「「コナ!」」
コナ「王子様、大丈夫ですか? お怪我などはしていませんでしょうか?」
バン「余はこの通りピンピンだぞ!😆」ハハハハハ
コナ「良かった……あれ、そちらの赤髪の方は?」
パウダー「あたし? あたしはパウダー・ターナーって言うの! よろしく!」
バン「彼女は余と一緒にいたいと言うから同行させたのである」
ユリエル「大分王子様に懐いておるみたいでな……(こちらからすれば困ったものなのだが;)」
コナ「なるほどですね……。パウダーさん、王子様にご無礼のないようにお願い致しますね。それでは私めはそろそろ失礼いたします。バン王子様、ユリエル王女様、そしてパウダーさん。狼や殺人鬼に見つからないことをお祈り申し上げます」ペコリ
彼女は一礼をした後、去って行った。
ユリエル「相変わらず礼儀正しいのう、彼女は」
バン「ああ、そこが彼女のいいところだ! 優しい性格! 礼儀正しい! しかも料理も上手! 流石は余の自慢のメイドだ!(・∀・)」
仲間に優しい王子が、コナをべた褒め――。
パウダー「王子様! あたしも可愛いですよね!?」
バン「えっ」チラッ
ユリエル「……」
パウダー「あたし王子様からどう思われてるのか気になるんですよ! ねえ、あたし可愛いですか?」
彼の隣には婚約者であるユリエルがいる為、ユリエルの前で迂闊に「可愛い」とは言えない。もし言ったら問題発言だ――。
バン「……その答えは保留にしておこう」
パウダー「えー! 何でですか!」
バン「諸事情でだ。それより狼に気を付けるのだ」
上手く(?)、はぐらかした――。
その頃、ホムンクルスは一人で森の中を歩いていた。そこにエテレドが通りかかる。先程グループを組んだはずの彼であるが、何故か単独である。
ホムンクルス「なんだ。何故こちらを見る」
エテレド「いやー、お前さんをブチのめしたいなーって思って……どんどん他の奴倒して最後の一人になりたいのよ、俺ちゃんは」
ホムンクルス「なるほどな……なら、相手してやろう。失格にはなりたくないしな」
ホムンクルスは自身の武器である大きな鋏を構える。
エテレド「へっ、失格にしてやんよ! そりゃああっ!」
エテレドは斧をホムンクルスに向けて高速で投げつけた!
ホムンクルス(なっ、速っ――)サッ
余りの速さに驚いたホムンクルスは反応が遅れる。回避には成功したものの、斧が頬に掠ってしまい、傷が出来てしまった。投げた斧はブーメランのようにエテレドの手元に帰って来た。
エテレド「驚いたか? 俺ちゃん、こう見えて斧の使い方に長けてんのよ」フフフフフ
ホムンクルス「これは手ごわそうだな……だがこちらも金が惜しいのでな!」
ホムンクルスはエテレドにダッシュで近づき、鋏で挟もうとする――。しかし躱されてしまった。
エテレド「あっぶねえええ!」
ホムンクルス「外した……!」
エテレド「……」チラッ
エテレド「ええい、さっさと倒れちまえ」ブンブンブンブンッ!!
エテレドは闇雲に斧を振り回すが、いっこうに当たらない――。
ホムンクルス「何だそれは。斧の使い方に長けていると言ったくせに全然当たってないじゃないか――」
その時、ホムンクルスのすぐ近くにある大樹の上から、何者かが高速でホムンクルスに飛び掛かってきた! その勢いで背中を刃で切りつけた――!
ホムンクルス「なっ――!?」
何者かに不意打ちされてしまったホムンクルスは驚愕しながら倒れる。ホムンクルスを不意打ちしたのは――
ニオ「……」
ニオ・ポリタンだ――
エテレド「不意打ち成功だな!」
今しがたエテレドがチラっと目でサインを送り、ニオに攻撃させたのだ――。因みにニオはエテレドがホムンクルスを発見した時からずっと大樹の上に身を潜めていたのであった――。
ホムンクルス「貴様……卑怯だぞっ……」
エテレド「卑怯で結構! さ、ニオ! やっちまえ!」
ニオ「」コク
ニオは頷いた後、傘の中棒の中に仕込まれた刃でホムンクルスの背中を刺した。
ホムンクルス「ぐっ――」ガクッ
そしてホムンクルスの意識は失われた――。
【ホムンクルス 失格 残り27人】
エテレド「ニオのお陰で俺ちゃん、二人目を撃破できたぜ! ――ところで、ラフィング達はジェニーとカレンを見つけられてんのかな?」
ニオ「?」←分からない、という顔をする
あの後ブラッディはグループを二つに分けたのであった。
ピコン!
コナ「『ホムンクルスが撃破され、残り27人となった』」
わたげ「ホムンクルスさんがやられた!」
琴葉姫「あの大きな鋏を持ってる人、撃破されちゃったんだな……」
一方、アリ、スハ、ミン、シュエルの4人組は今も屋敷の中にいた。
ミン「しかしこの屋敷、本当に不気味だよね……幽霊とか出てもおかしくない感じの雰囲気だよ」
スハ「確かに……」
アリ「出たらわたしが追っ払ってあげる!」フフン
シュエル「あ! あそこに幽霊が!」
アリ「ひゃあああああん!!?(;゚Д゚)」ビクッ
シュエル「……と思ったらカーテンの影でしたわ」
スハ、ミン「「アリ……(・ω・)」」
アリ「う……真顔でわたしを見ないで; ――うう、やっぱ怖いんだもん、幽霊は!;」
シュエル「幽霊が怖いくせに強がってはいけませんわ」
アリ「うう~~(~_~;)」
ミン「まーまー、シュエル! ――そうだ、ここは明るい話をするってのはどうかな?」
スハ「あ、それいいですね!」
アリ「明るい話?」
ミン「うん、最近なんかアニメ見た?」
アリ「ちびっこバス・タヨ(꼬마버스 타요)を見たよ!」
※ちびっこバス・タヨ……バスをモチーフをしたキャラがメインの韓国アニメ
スハ「それ確かアリの大好きな……」
アリ「うん! どのエピソードも釘付けになって見てたよ! あれ面白いんだよね~~~、またギチャンに頼んで絵を描いてもらおうかな?(*´▽`*)」
好きなアニメの話ができたので元気が戻ったようだ――。
スハ「アリったら、すっかり元気になっちゃいましたね」
ミン「タヨのファンだからね~。まあ元気が戻って良かった!」
ミン(明るい話をしようって提案した甲斐があった~!)
シュエル(……)
シュエル(さて、どのように言い包めてアリのアイテムを手に入れてやりましょうか……)
一方でシュエルは考え事をしており、アリのトークは聞いてなかったのであった。
一方その頃、ビクターは一人で森の中を彷徨っていた。
ビクター「何だったんですかあの王女……どうやって正解を出したんですか……。もう絶対に王女の相手はしません……ん?」
遠くの方にいる金髪の女性を発見した彼。その女性とは――ヤン・シャオロンであった。
ビクター「そこのお姉さん、ちょっといいですか?」
ヤン「ん、何だい?」
ビクター「我輩は数学専門の教師、ビクター・ストロボフスキと申します。突然ですが、我輩の授業を受けてみる気はありませんか?」
ヤン「いや何で? ゲーム中に授業する時間とかないでしょ;」
ビクター「我輩の授業はすぐ終わりますよ。難関ですがね……」
ヤン「へえ……それより気になるんだけどさ、数学の教師が何で仮面つけてんの? それに……なんで斧を後ろに隠し持ってんの」
ビクター「ああ、これはですねえ……我輩の問題の解答を間違えた生徒を罰する時に使うからですよ。実際に解答を間違えた時にこれで制裁してあげました……」フフフ
ヤン「罪と罰が釣り合ってないじゃない……あんた……ただの教師じゃないね」
ビクター「そうですよ、我輩は教師でもあり、殺人鬼でもある。――それで授業は受けますか?」
ヤン「――おいあんた……ビーフストロガノフとか言ったか? あんたの授業受けるくらいならここでブチのめしてやるよ! あんたみたいなヤバイ奴、野放しには出来ないからね」
ビクター「食べ物の名前になってるじゃないですか。まあいい、それより授業を受けるつもりはないようですね。しかも我輩を倒そうと思ってる……ならばこっちも容赦しません」
彼は斧を構えながらダッシュし、彼女に接近する。そして素早く斧を振り回すが、彼女は咄嗟に後方宙返りをして攻撃を回避した。
ヤン「そんな攻撃当たるかよ!」タッ
そしてヤンは素早くビクターに接近し、彼の腹に強烈なボディーブローをかました――!
ビクター「ぶぐうっ!!!!!!!!」
ビクター(な、何なんですかこの女の拳の威力は……!! ヤバすぎる……!!)
彼女のパンチはとてつもなく強力だ。彼女のパンチを受けてまともに立っていられる者は、いない――。
ヤン「どうした、もう終わりかい?」
ビクター「ぐっ……くそっ……」ガクッ
あまりの痛みで立つこともできず、気を失ったビクター。
【ビクター・ストロボフスキ 失格 残り26人】
ピコン!
琴葉姫「『ビクター・ストロボフスキが撃破され、残り26人となった』」
わたげ「えっ!? ビクターさんやられちゃった! 一体誰が倒したんだろう……?」
パウダー「あっ、理不尽教師やられてる!」
ユリエル「ビクター……ああ、さっきの教師か……倒されたのか」
-------------------------------------------------------------------
その頃、ゲームマスターはモニターでゲームの様子を見ていた。
???「そろそろ、次のお知らせを発動するか……」ピッ
モニターを操作し、次のお知らせの内容を逃亡者全員に送信した――!
-------------------------------------------------------------------
ピコン!
ブレイク「何かしら……『お知らせⅡ』!」
バン「『逃亡者の諸君、制限時間10分以内に屋敷に入りたまえ』」
エテレド「『10分以内に入らなかった逃亡者は強制失格となる』……マジ!?」
わたげ「『因みに制限時間を過ぎると屋敷の玄関のドアが開かなくなり、外には出られなくなる』」
パウダー「えっ、急いで入らなきゃ!」
バン「強制失格ってマジ? うおおお急がなければ!!(;゚Д゚)」
ユリエル「強制失格にはなりたくないな……!」
ハットキッド「やっばー、急いで屋敷行かないと強制失格になっちゃう!」
ミカ「さっさと屋敷向かった方が良さそうだね……;」
突如発動されたこのお知らせに逃亡者は狼狽える――! 果たして、全員屋敷の中に入れるのか?
-------------------------------------------------------------------
残り逃亡者……カレン、ジェニー、パウダー、ヘンリエッタ、ミニリーナ、ジェフ、ラフィング、ブラッディ、
レイク、エテレド、アンジェリカ、アリ、スハ、ミン、シュエル、バン、ユリエル、コナ、ミカ、ブレイク、
ヤン、ニオ、ハットキッド、琴葉姫、柊、わたげの26人。
続く
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.14 )
- 日時: 2023/04/02 21:47
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Let's go inside the mansion】
{制限時間 9:50}
制限時間が0になる前に屋敷の中に入らなければ、問答無用で強制失格となってしまう――!
----------------------------------------------------------------------
コナ「ど、ど、どうしましょ……いえ「どうしましょ」じゃなくて早く屋敷に向かいませんと!(;゚Д゚)」アタフタ
あたふたしながらも屋敷へ向かうことに決めたメイドさん。
コナ「私めは強制失格なんて嫌です~!;」タッタッタ
エテレド「マジかよ屋敷に入らなかったら強制失格か……おいニオ、行くぞ!」
ニオ「」コクッ
お知らせⅡの内容を知って焦りながらも屋敷へ向かい出す二人。
----------------------------------------------------------------
アリ「屋敷? わたしたちもう屋敷の中だよね?」
スハ「ですね」
シュエル「じゃあ焦らなくて大丈夫ですわね」
ミン「そだねー」
ジェフ「強制失格か……まあ僕たちもう既に屋敷内にいるから大丈夫だよな」
ジェニー「そういうことだね」
カレン「他のお兄ちゃんお姉ちゃんたち、時間内に屋敷の中に入れるといいな」
この7人はお知らせⅡの発動の時点で既に屋敷内にいる。なので大丈夫だ――。
----------------------------------------------------------------
{制限時間 9:00}
コナ「屋敷、屋敷……!;」タッタッタ
慌てながら屋敷に向かっている彼女の近くを誰かが通りかかった。
ミカ「コナ!」タッタッタ
ミカだ――。
コナ「ミカさん! 屋敷に向かわないと危険ですよ!」タッタッタ
ミカ「分かってる! おじさんも今向かってるところさ!」タッタッタ
コナとミカ、無事に屋敷の中に入れるのか――?
その頃、わたげと琴葉姫の二人は――
わたげ「屋敷ってどこら辺でしたっけ!?」タッタッタ
琴葉姫「わ、分かんないですけどとりあえず走りましょ! 走ってたら屋敷にたどり着けるかもしれませんから!」タッタッタ
屋敷に向かっている最中であった。
わたげ「くぅう、ブレイクと合流したいところだけどこんな状況じゃ無理だ~!;」タッタッタ
今はブレイクを探すより、屋敷の中に駆け込むことを優先しなければならない――!
アンジェリカ「さっさと屋敷に行かなきゃ!」タッタッタ
アンジェリカ・ピクルスも屋敷に向かっている。その途中で――
ヤン「うおっ、ごめん!」
ヤン・シャオロンとぶつかりそうになった。
アンジェリカ「ちょっと邪魔よ! アタシ今屋敷に向かってんだから!」
ヤン「屋敷に向かってんのは私も同じだよ! てかこっちも邪魔なんだけど!」
アンジェリカ「何おぅ!(# ゚Д゚)」
ヤン「ああ?(# ゚Д゚)」
二人は睨み合う――。
アンジェリカ、ヤン「「……」」
ヤン「いや、喧嘩してる場合じゃないね今は……私と目的が一緒だし、一緒に屋敷に行くよ! ええと、名前なんだい」
アンジェリカ「アンジェリカ・ピクルス!」
ヤン「アンジェリカね。私はヤン・シャオロン! さあ急いで行こうか!」
果たして、二人も無事に屋敷にたどり着けるか――?
柊「屋敷、何処にあるんだろ……!?」タッタッタ
柊も、屋敷に向かっている最中だ……。
柊「さっさと行かなきゃまずい!」タッタッタ
時間内に入らなければ、強制失格だ――!
{制限時間 7:00}
コナ「あと7分……!」
因みに制限時間は逃亡者のスマートウォッチの画面に表示されている。
ミカ「まだ時間はあるね。落ち着いて行こう、コナ!」
コナ「はい……! ――あの、王子様と王女様とその友達のことなんですが……もう屋敷の中に入れてるのでしょうか。気になります……」
バン王子、ユリエル王女、そしてパウダーのことが気になる、メイドさん――。
ミカ「さあ……正直分かんないねぇ、まあ屋敷に行ってみれば分かるんじゃない?」
コナ「そうですよね……!」
ミカ「王子様たちを困らせないようにちゃんと屋敷に着いとかないとね!」
コナ「はい! 私めは王子様の従者ですから……失態をおかすわけにはいきません!」
ミカ「好きな人が困ってるところも見たくないでしょうしねw」ニヤニヤ
コナ「へっ!!!? そ、そんな、私めは……!!///」ポッ
どうやら、コナもバン王子に気があるようだ――。
コナ「王子様に恋愛感情なんて抱いてません! 従者が一国の王子様に恋なんて、下の者としてあるまじき行為です! それにバン王子には婚約者がいますのに……!;」アタフタ
ミカ「あんた目が泳いでるよ? 恋愛感情抱いてない、とか嘘だねw」ニヤニヤ
人は嘘をつくとき、目が泳ぐ――。
コナ「うう~……はい、好きですぅ」←諦めた
ミカ「やっぱりね。てか、婚約者がいるのに好きなのかい?」
コナ「――だって、私めにいつも良くして下さったんですよ」
----------------------------------------------------------------------
(回想)
ステーキを美味しそうに頬張っているバン王子を見ているコナ。
バン「うむ、やっぱりコナの作る料理はとても美味だ! 店開けるんじゃないか?(*´▽`*)」モグモグ
コナ「ありがたきお言葉です」ニコッ
――私めの料理を褒めて下さったり
コナ(掃除ずっとしてるから喉乾いた……)
バン「コナ、水だぞ」
コナ「あ、すみません、ありがとうございます!」ゴクゴク
――水を差しいれて下さったり
コナ「ふう、仕事疲れたなぁ……ん?」クルッ
バン「仕事お疲れ様。いつもありがとうな、コナ」
コナ「王子様……! いえいえ」フフ
コナ「――その手に持ってる箱は?」
バン「ああ、これか。これはいつも仕事をしっかりやってるお主への労いの贈り物である。たいしたものではないかもしれんが受け取ってくれるか?」
コナ「ありがとうございます……! では少し中を拝見させていただきます」
箱の中を見てみると、花柄のクッションが入っていた。
コナ「可愛い!」
バン「これで少しでも身体を楽にしてくれ……みたいな?」←上手く言えない
コナ「ふふ、何ですかそれ。でもありがとうございます! 大事にしますね」
バン「ハハハハハ、部下を労うのは当然である!(*´▽`*)」
――私めにプレゼントを贈ってくれたり
-------------------------------------------------------------------
{現在}
コナ「ああいうことされたら婚約者云々抜きに好きになってしまうじゃないですか!」アタフタ
ミカ「よーし、その言葉、王子様に伝えちゃおうかな~」ニヤニヤ
コナ「んもう、止めて下さいよぅ! 王子様が困ってしまいますっ!;」アタフタ
ミカ「あはは、冗談冗談!」
コナ「もう、ミカさん……とにかく、屋敷へ急ぎますよ!」
ミカ「OK!」
{制限時間 5:00}
その頃、バン王子、ユリエル王女、パウダーの3人は今も屋敷に向かっている最中であった――
ユリエル「あと5分か……」タッタッタ
バン「早く屋敷に着きたいところだ!」タッタッタ
パウダー「もっと急ぎましょう!」タッタッタ
バン「――コナが屋敷に着いているか心配だな……もし殺人鬼とかにやられたりとかしたら……」タッタッタ
仲間思いのバン王子がコナのことを気にしている――。
ユリエル「コナは怪力だと聞く。だから殺人鬼相手でも大丈夫なはずだ。――だがもし彼女がピンチになっていたりしたら助けてやってくれ。彼女は仲間なのだろう?」タッタッタ
バン「うむ、その場合は勿論助ける! コナは余の大事な仲間だからな」タッタッタ
ユリエル「彼女に何かあれば妾もサポートするぞ」タッタッタ
バン「ありがとう、ユリエルよ……」タッタッタ
パウダー(バン王子って仲間思いなんだ……そこも良いなぁ///)タッタッタ
ますますバン王子のことが好きになる、パウダーちゃんであった。
琴葉姫「ずっと走ってるけど、全然屋敷が見えない……;」タッタッタ
わたげ「頑張りましょう! 屋敷に行かなければ強制失格ですから!;」タッタッタ
急いでいる二人の近くに――
狼「グルルル……」
一匹の狼が――。二人はそれに気づかないまま走り続けている。その狼は二人をしばらく睨みつけた後、猛スピードでその二人に向かって走り出した――!
わたげ「――ん? こ、琴葉姫さん!! 後から狼来てます!!」
琴葉姫「はああ!!?; こんな時に!」
二人は走るスピードを上げて逃げるが、あっという間に距離を詰められてしまった。そして――
狼「ガルルルルルル!!!!」ガブガブッ
わたげ「あうああ!」
琴葉姫「わたげさ――ぐああっ!!」
噛まれてしまった――。
【わたげ 失格 残り25人】
【琴葉姫 失格 残り24人】
ピコン!
ミカ「『わたげと琴葉姫が狼に噛まれて失格となり、残り24人となった』」
柊「嘘! わたげさんと琴葉姫さんがやられちゃった……!!」
ヘンリエッタ「屋敷……ここか」
ヘンリエッタ・ビッグルが、屋敷に到着――!
{ヘンリエッタ・ビッグル CLEAR}
ヘンリエッタ「ふぅ……時間内に間に合って良かったよ」
ブレイク「屋敷、何処らへんにあったかしら……」タッタッタ
ブレイク・ベラドンナが屋敷に向かっている途中で――
エテレド「お!」
ニオ「!」
エテレドとニオ・ポリタンの二人と出くわしてしまった。
ブレイク「ニオ……!」
ニオ「……」
エテレド「何だ、知ってんのか?」
ニオは頷いた後、「それより倒すのに協力して」とジェスチャーでエテレドに伝えた。
エテレド「オーケーオーケー!」ダッ
エテレドとニオが武器を構えながらブレイクに向かって走り出す――!
エテレド「俺ちゃんの賞金獲得の為に犠牲になってもらうぜ!」タタタタタ
ブレイク「遅い!!」ダッ
その瞬間、ブレイクが目にも止まらぬ速さでエテレド達に接近し、そして猛烈な勢いの連続攻撃を放った!
エテレド「え!!?」
ニオ「!」バッ
ニオが咄嗟に自身の傘を広げ、その傘の生地で攻撃を防御する。
彼女の傘「ハッシュ」は刃が仕込むことが出来る機能を持っているほかに、絶大な防御力も持っている。その防御力は、炸裂弾を完全に防ぐことが出来るレベルだ――。
ブレイク(その傘、硬すぎる……!)
エテレド(おいおい……いつ攻撃すりゃいいんだ!)
攻撃は完全にガード出来ているのだが、ブレイクの攻撃が速過ぎてこちらから攻撃できるタイミングが見つからないのである。このままではどうしようも無いと悟ったエテレドとニオは――
エテレド「ええい、とんずらだあ!;」スタコラサッサ
ニオ「」スタコラサッサ
ブレイク「! 待ちなさい!」タタタタタ
エテレド(なんとかあいつの動きを止める方法は――お!)ニヤリ
ブレイクを無力化できる方法を思いついた彼。それは――偶然近くにいたコナを人質にすることだった。
エテレド「おお! か弱そうな女みっけ!!」ガシッ
コナ「!?」グググ
ミカ「コナ!!」ダッ
ミカがコナを助けようとするが、エテレドに突き飛ばされてしまった。
ミカ「ぐっ……」
ブレイク「! ちょっと……」
エテレド「ハハハハハ!! こいつの命が惜しければ大人しくs」
その時、コナが歯を食いしばって彼を睨みつける。そして両手で彼の腕を掴み、そのまま縦に勢いよく振り回して地面に叩きつけたのであった――!
ミカ「(;゚Д゚)」
ニオ「(;゚Д゚)」
ブレイク「(;゚Д゚)」
エテレド「ぐええええ~~~~(◎_◎;)」ピヨピヨ
コナ「やだもー!」タッタッタ
コナは逃げて行き、ブレイクはニオが呆気をとられている内に離れて行った。
ミカ「やっぱつっよ」タッタッタ ←とりあえずコナについていく
エテレド「ぐおおおおお……な、なんだあの女」ピクピク
ニオ「(・_・;)」テクテク←心配してエテレドに近寄った
怪力メイドさんに下手なことをしては、いけない――。
-------------------------------------------------------------------
残り逃亡者……カレン、ジェニー、パウダー、ヘンリエッタ、ミニリーナ、ジェフ、ラフィング、ブラッディ、
レイク、エテレド、アンジェリカ、アリ、スハ、ミン、シュエル、バン、ユリエル、コナ、ミカ、ブレイク、
ヤン、ニオ、ハットキッド、柊の24人。
続く
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.15 )
- 日時: 2023/04/03 19:29
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Let's go inside the mansionⅡ】
{制限時間 4:00}
アンジェリカ「あと4分よ、もっと急がなきゃ!」タッタッタ
ヤン「分かってる!」タッタッタ
二人が屋敷へ向かっている途中で――
ミニリーナ「うおっ!? 危なっ!;」ビクッ
ミニリーナとぶつかりそうになった。
アンジェリカ「ちょっと危ないじゃない!(また誰かとぶつかりそうになった)」
ミニリーナ「悪い悪い、てか私急いでるから!;」
ヤン「屋敷に?」
ミニリーナ「そうに決まってんじゃん! もう時間がねえ!;」
ヤン「じゃあ私たちと一緒に行こうか。私たちもそこに向かってる途中だったんだ」
ミニリーナ「おう!」
アンジェリカの次はミニリーナを同伴――。
--------------------------------------------------------------
{屋敷2F:廊下}
{制限時間 3:00}
アリ「あと3分で外に出られなくなっちゃうね……」
シュエル「まあ私たちはもう屋敷の中なので関係ありませんがね」フッ
スハ「ですがまだたどり着いてない人が心配です……」
ミン「うん、誰も強制失格にならないといいけど……出ちゃったらなんだか気分悪いし、もし強制失格になってしまった人が可哀想だし」
狼「グルルル……」
アリ、スハ、ミン、シュエルの近くに忍び寄る、一匹の狼――。その狼は涎を垂らしながら彼女たちを睨み据えている。彼女たちはその狼に気づいていない。
シュエル「ああ、ところでアリ」
アリ「何かな?」
シュエル(そろそろ貴方のアイテムを私のものにしてやりますわ! フフフフ……)
シュエル「貴方が持ってるそのアイテムなんですが……」
アリ「うん」
狼「ガルルルルルル!!!」ダダダダダ
スハ「ちょっと皆さん!! あちらから狼来てます!!」
アリ「えええっ!!?;」
シュエル「そんな!!(こんな時に! 空気の読めない狼ですわね!)」
ミン「逃げよ皆!!」
4人は一斉に逃げ出す。
狼「ガルルルル!!」ダダダダダ
狼の標的は――
シュエル「なっ!!」タッタッタ
彼女たちの一番後ろにいる、シュエルだ――。彼女は一生懸命逃げ続けるも、あっという間に距離を詰められて行く。
狼「ガルルル!!!!」ガブッ
シュエル「ぐあっ!!」
アリ「シュエル!!」
【シュエル 失格 残り23人】
アリ「シュエルが!! わたしの友達に何す――わっ」
ミン「アリ! 今は逃げることを優先しないと!」ガシッ
ミンはアリの腕を引っ張ったまま、スハと共に逃げた――。
-----------------------------------------------------------------
ピコン!
柊「『シュエルが狼に噛まれて失格となり、残り23人となった』」
エテレド「あ、俺ちゃんが仕留めようとしてたやつ失格になってんじゃん!」
ハットキッド「シュエルって人がやられちゃった!;」
{制限時間 2:00}
ミカ「コナ」タッタッタ
コナ「何ですか」タッタッタ
ミカ「あんたやっぱりすんごい力持ちね」タッタッタ ←さっきエテレドを投げたことについて
コナ「いえいえ、私めはそんな……」タッタッタ
ミカ「いやそこで謙遜しなくてもいいよ、マジで誇っていい;」タッタッタ
コナ「そうですか? ――あ、ミカさん! ほらあそこ! あともうちょっとで屋敷です!」タッタッタ
ミカ「ホントだ! あともうちょっとだね!」
屋敷が見えて来た――。その中に入れば強制失格は免れることができる。
狼「!! ガルルルルルル!!!」ダダダダダ
しかし残念ながら、突如一匹の狼がこちらへと走って来た――。
ミカ「!? コナ、狼が来てる!」
コナ「そ、そんな!! あともう少しなのに……!」
ミカ「コナ! あたしが狼の餌になるから急いで屋敷へ行って!」
コナ「だ、ダメです! ミカさんと一緒に屋敷へ――」
ミカ「あんた王子様の従者なんでしょ! ここでやられたら王子様が悲しむよ! さあ急いで!」
コナ「……!」
コナ「……」
コナ「すみません!」タッ
コナは屋敷へと向かって行った――。
ミカ「おい狼! 噛むならあたしだけにするんだね!」
狼「ガルルルル!!」ダダダダダ
狼は怖い目つきで彼女に飛び掛かり、そして彼女の肩に思い切りガブリと噛みついた!
ミカ「うぐっ――!!」ドサッ
【ミカ 失格 残り22人】
ピコン!
ハットキッド「『ミカが狼に噛まれて失格となり、残り22人となった』」
ジェニー「ミカって、あのポニーテールの子か……失格になっちゃったのか……;」
コナ「すみません……すみません!」
ミカに謝りながら、屋敷に入るコナであった――。
【コナ CLEAR】
柊「もうあんまり時間がない……あ! もしかしてあれは!」
柊、屋敷を発見!
柊「やった……!! 到着!!」ダッ
柊は屋敷の玄関のドアを急いで開け、中に入った。
【柊 CLEAR】
柊「危なかった~;」
ハットキッド「屋敷に到着~~~~♪」
彼女も、無事にたどり着けた――!
【ハットキッド CLEAR】
ブレイク「さっさと向かわないと……!」タッタッタ
ブレイクも、屋敷へ急ぐ――。その途中でとある3人と出会ってしまった。その3人とは殺人鬼ピエロ、猟奇的な芸術を慈しむ青年、そして凶悪な性格の持ち主の生物。――そう
ブラッディ「ん」
レイク「おお!! ラフィング! お前が憎んでるヤツだぞ!」
ラフィング「ホントだ……!! おいブレイク!! 会いたかったぜぇ」
ブラッディ・ペインター、ラフィング・ジャック、そしてレイクのことだ――。
ブレイク「何よ……」
ラフィング「お前にリベンジしに来たからに決まってんだろ! あん時の借り、返させてもらうぜえ!!」ダッ
ブレイク「痛めつけてやったのに懲りない奴ね……!」
彼女はラフィングを倒す為に武器を構えようとしたが、出来なかった。何故なら――
ブレイク「――えっ」
ニオ「」ニヤニヤ
いつの間にかブレイクの背後にいるニオが、鋭い刃でブレイクの背中を深く刺していたからであった。
ブレイク「ニ、ニオ……!!」
エテレド「今回も不意打ち成功だな!」
ラフィング「エテレド、お前もいたのか!」
ブレイクは激痛に耐えながら自身の武器でニオを切り裂こうとする。その瞬間にニオは――
ブレイク「――!!」
ニオ「」←ヤンの姿
ブレイクの仲間であるヤンに変身した。自身の仲間の顔を見た彼女は躊躇し、攻撃を途中で止めてしまった。彼女が躊躇している間に、ニオが刃で彼女の腹を素早く裂いた――。
ブレイク「がっ!!」ドサッ
ラフィング「おお~~、ニオったら可愛い面して俺様たちと同じくらいえげつないねぇ~」
ラフィングはそう言いながら倒れているブレイクにゆっくりと歩み寄る。不敵な笑みを浮かべながら――。
ブレイク「――!?」
ラフィング「あばよブレイク」
そして彼は服のポケットから飴玉を取り出し、それを彼女に食べさせた。飴玉を飲み込んでしまったブレイクの体調が急激に悪化し、そして意識が失なわれた――。
ブレイク「……」ガクッ
【ブレイク・ベラドンナ 失格 残り21人】
ラフィング「ハハハハハハハ!! ありがとよ!! お前らのお陰で復讐出来たぜ!! あ~~マジでスッキリした!!」
ブラッディ「それより屋敷へ急がないと」
ラフィング「おう!」
エテレド「屋敷はすぐ近くだ、ちゃっちゃっと行くぜ!」
ラフィング、ブラッディ、ニオ、エテレド、レイクの5人は急いで屋敷へ向かい、そして中へと入って行ったのであった。
【ラフィング・ジャック CLEAR】
【ブラッディ・ペインター CLEAR】
【ニオ・ポリタン CLEAR】
【エテレド CLEAR】
【ザ・レイク CLEAR】
ピコン!
ヘンリエッタ「『ブレイク・ベラドンナが撃破され、残り21人となった』」
ヤン「えっ!!? ブレイクがやられちゃった……!! 一体誰が……!!」
{制限時間 0:30}
ミニリーナ「おいお前ら! あっこに屋敷あんぞ!」タッタッタ
アンジェリカ「やった!!」タッタッタ
ヤン「やっと見つけた!」タッタッタ
ミニリーナ、アンジェリカ、ヤンの3人も急いで屋敷の中に入る――。
【ミニリーナ CLEAR】
【アンジェリカ・ピクルス CLEAR】
【ヤン・シャオロン CLEAR】
アンジェリカ「ぜえ、ぜえ……ああ、しんどかったわ;」
ミニリーナ「ギリギリだったな……」
ヤン「――ちょっと! 誰かこっちに向かって来てるよ!」
ミニリーナ「え?」
この屋敷に向かって来ている者とは――
バン「むああおあおおあおあおお強制失格ヤダアアアアアア!!!(´;ω;`)」ダダダダダ
パウダー「まだ入れますか~~!!;」ダダダダダ
ユリエル「妾たちも入る~!!!;」ダダダダダ
バン王子、ユリエル王女、そしてパウダーの3人であった――!
{制限時間 0:10}
ミニリーナ「お前ら! さっさと入れ!;」
{制限時間 0:09}
{制限時間 0:08}
{制限時間 0:07}
{制限時間 0:06}
{制限時間 0:05}
バン王子、ユリエル王女、パウダー「ふおああっ!!(;゚Д゚)」シュバッ
3人は屋敷の中へ滑り込んだ――!
【バン CLEAR】
【ユリエル CLEAR】
【パウダー・ターナー CLEAR】
バン「はあ、はあ……う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!! 強制失格になると思ったよぅ!!(´;ω;`)」
ユリエル「王子様! そんなに泣くでない! 妾たちは助かったのだから!;」
パウダー「ああああ~~間に合ってほんと良かった!」フゥ
ヤン「お疲れさん……!」
ミニリーナ「――なああんた、今王子様って言った?;」
ユリエル「ん? ああ……彼は王子だ。因みに妾は王女だ」
ミニリーナ「(;゚Д゚)」
ミニリーナ「王子様! どうかあの時の無礼をお許しください!!;」←土下座
バンからアイテムを奪おうとしていたことについて必死に謝る、ミニリーナ。
バン「もう気にしておらんよ……それより強制失格怖かったぁあああ~~~……(´;ω;`)ウゥゥ」
ユリエル「よしよし(・ω・)」←バンの背中をさする
パウダー「王子様、もう大丈夫ですよ(・ω・)」←この子も
ミニリーナ(なんか子供と保護者みたいだな;)
これで全員が、屋敷の中に入れたのであった――。
------------------------------------------------------------------
謎の男「……何処だ……」
謎の男「ジェフ……」
-----------------------------------------------------------------
残り逃亡者……カレン、ジェニー、パウダー、ヘンリエッタ、ミニリーナ、ジェフ、ラフィング、ブラッディ、
レイク、エテレド、アンジェリカ、アリ、スハ、ミン、バン、ユリエル、コナ、ヤン、ニオ、ハットキッド、柊の21人。
続く
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.16 )
- 日時: 2023/04/05 23:12
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Friendships】
ピコン!
ヤン「ん、メールが来た……『強制失格者は現れなかった。これから屋敷内で頑張りたまえ』」
パウダー「強制失格になった人いなかったんだ! 良かった~」
ミニリーナ「なあ皆、そろそろバラバラに行動しようぜ。いつまでも固まってたら狼に見つかった時一網打尽にされんぞ」
アンジェリカ「それもそーね」
ヤン「ミニリーナの言うとおりだね。それじゃあみんな気を付けてね!」
ヤン、ミニリーナ、アンジェリカはそれぞれバラバラになった。一方でバン王子、ユリエル王女、パウダーの3人は固まっているままである。
バン「余はユリエルを置いて何処かへ行くことなどできぬ!」
ユリエル「妾も、そなたのそばにいたい」
パウダー「お二人とも、仲がよろしいんですね!」
バン「勿論だ! 何故なら余はユリエルの婚約者だからな!(・∀・)」HAHAHA
ユリエル「!!」
パウダー「え」
パウダーはその事実を聞いて驚いてきょとんとする。自分が好きになった相手に婚約者がいると思っていなかったのだ――。
ユリエル「お、王子様――」
パウダー「え……今なんて」
バン「ユリエルは余の婚約者なのだ! 昔からの付き合いでな、色々あって婚約者になったのだ」
パウダー「……………」
パウダーは腰をがっくり落として気持ちをがっかりさせる。体中から力が抜けたような気持ちだ――。
バン「ん、どした?」
パウダー「あ、あたし……あの……」
ユリエル「バン王子……彼女はそなたに好意を持っていたのだ。彼女はさっきから顔がずっと赤かった」
バン「えっ」
パウダー「……」
バン「そ、そうなのか? パウダーよ……」
ユリエル「……」
パウダー「……」
パウダー「はい。あたし、バン王子のことが好きなんです。貴方は優しい人ですから付き合いたいとも思ってました。けど……婚約者がいるんですよね。ごめんなさい、そのことを知らずに好意を持っちゃって……迷惑でしたよね」
バン、ユリエル「「……」」
パウダー「あ、あたしはもう去ります! お二人の邪魔はもうしたくないので……お二人とも、これからも親しみ合って下さいね。それでは……!」
パウダーは泣きそうになりながら、トボトボと離れて行ったのであった――。
バン「……パウダー」
ユリエル「……王子様! 少し耳を貸してくれるか」
バン「?」
一人でトボトボと歩いているパウダー・ターナー――。
パウダー「王子様に婚約者がいただなんて……」トボトボ
バン「おい、パウダーよ!」タッタッタ
パウダー「? 何ですか……」
バン「その……確かに余はユリエルの婚約者だからお主と恋愛関係になる事はできん。だが……友として付き合うのなら全然大丈夫であるぞ」
パウダー「友……?」
バン「ああ……このままではお主が可哀想だと思ってな……なあユリエル?」
ユリエル「ああ」テクテク
パウダー「王女様!」
ユリエル「王子様に興味があるのだろう? なら親しくしてやってくれぬか。王子様もそなたに興味があるのだ」
パウダー「ほ、ホントですか!? で、でも王女様はいいんですか? 王子様の婚約者なのでしょう?」
ユリエル「何を言っておる。友人として付き合うのなら全然問題はない。別に友というのは恋愛関係を邪魔するものではないからな」フフ
パウダー「なるほど……分かりました! ではバン王子様! これからは友達として、よろしくお願いいたします!」ニコッ
パウダーは明るい表情に戻った。
バン「うむ! これから仲良くやって行こうではないか!(・∀・)」
パウダーとバンは友達関係となった――!
ユリエル(ふぅ……王子様に「友として付き合え」と提案して正解だった)
あの時バン王子に「耳を貸せ」と言ったのは、その提案をするためなのであった。
柊「もう確か外に出られないんだっけ?」
これから屋敷の外に出ることは一切不可能である。因みに窓を破って脱出しようとしてもダメである。何故なら、全ての窓に見えない魔法のバリアが張られているからだ――。
柊「行ける範囲が狭くなったけどまあ仕方ないよな……とにかく頑張るか!」
気合を入れる彼女の近くに――
狼「グルルル・・・」
一匹の狼――。彼女はそれに気づいていない。狼は涎を垂らしながらしばらく彼女を見つめた後、突如ダッシュした――!
柊「――!? 狼!!?」タッ
その狼に気づいた彼女は咄嗟に逃げるも、あっという間に距離を詰められてしまう。最早逃走不可能――。
狼「ガルルルル!!」
柊「ちょっ、待って私まだ何も活躍してな――うあああっ!!;」
ガブリッ!!
【柊 失格 残り20人】
ピコン!
アリ「『柊が狼に噛まれて失格となり、残り20人となった』」
ハットキッド「ああっ!! 柊がぁ……!;」
コナ「柊さんって人がやられてしまいましたね……;」
その頃、ブラッディ、レイク、エテレド、ニオ、ラフィングの5人は客間で休憩していた――。
ブラッディ「ふぅ……疲れた」
エテレド「俺ちゃんたちずっと動いてたもんな!」
この5人は複数回戦闘をしてきたため、疲労が溜まっている。
ラフィング「ずっと動いてたから腹減ったぜ……なあお前らも腹減ってるか?」
レイク「腹減ってるけどお前の飴玉はいらねえぞクソが」
ラフィング「腹減ってるか聞いただけなのにクソはねーだろぅ」
レイク「お前の飴玉食ったら死ぬってこと知ってるからな!」
ラフィング「仲間にんなもん食わすわけねーだろコラ!!」
ブラッディ「まあまあ落ち着いて二人とも。休憩中に喧嘩してどうする。今は休まなきゃ」
ラフィング、レイク「「チッ」」
ニオ「」ニヤニヤ
ラフィングとレイクの喧嘩を楽しそうに見ていたニオ。悪趣味だ――。
エテレド「なあお前さんたち、じっとしてるってだけのも暇だし何かトークしようぜ」
レイク「そーだな、じゃあ俺から面白い話してやんよ」
ブラッディ「ほう」
レイク「そうだな……このゲームの序盤で俺、最高に気持ちいい気分になったんだ」
レイク「レッド・マッカーサーって奴がいてな、そいつをこの手でザシュウウウッ!!と思い切り裂いてやった! あの女には第5回で痛い目に遭わされたからなぁ、その借りを返せた時はすんげえスッキリしたぜ!」
レイク「その女の苦しむ姿、マジで見ものだったぜ!! その女の近くにいた茶髪のガキも辛そうな顔してやがった! 人間が辛そうな顔してるところを見るのは面白えわ! やっぱ人間を襲うって楽しい!! ヒヒヒャヒャヒャヒャ!!」
レイクの不気味で大きな笑い声が部屋中に響く。その笑い声を聴いているニオがニヤニヤと笑っている。そんな彼女も中々残酷だ――。
ブラッディ「――殺人鬼の僕が言うのもなんだけど、レイクは中々えげつない性格してるね」
ラフィング「あいつ生粋の人間嫌いだからな」
ニオ「」ニヤリ
レイク「――んで、エテレド! お前も何か話せよ。言い出しっぺだろ」
エテレド「ああ……そうだな~。俺ちゃん、金髪の女子を襲って始末しようしたことあんのよ。そこにナヨンって人間が来て邪魔されちまったけどな」
エテレド「金髪の女子には逃げられちまったが、ナヨンは始末してやったよ。そいつに邪魔されてムカついたから代わりにな――」
エテレド「そいつを始末した時はカタルシスを得られたよ、俺ちゃんは」フフフ
レイク「カタルシスか! 分かる分かる! 人間を始末した時の気持ちよさはマジで良いよな! ヒヒャヒャ!!」
エテレド「よーし、じゃあ次誰か話してくれよ!」
ラフィング「俺様は……特にねえかなぁ」
ブラッディ「因みに僕もない」
ラフィング(寝てるイリザベスに飴玉食わせたけど、別にそんだけだし……)
ブラッディ(僕はやられてしかいないし……w)
エテレド「じゃあニオ! ――って悪ぃ、お前さん話せないんだったか」
ニオ「……」
ニオはジェスチャーで彼らに伝えた。ホムンクルスやブレイクを不意打ちした時が楽しかった、ということを。
レイク「不意打ちが楽しいの分かるぜ~~~! あ~、お前らの話聞いてたら疲れが取れて来たぜ! なあ、そろそろ行かねえか?」
エテレド「行くって?」
レイク「俺ら以外の逃亡者を始末しに行くんだよ。俺だって金が欲しいと思ってるからな。俺ら以外の逃亡者全員ぶちのめして賞金を手に入れよう!!」
ブラッディ「賞金を手に入れられるのは一人だけだぞ」
レイク「ぶちのめした後はお前らも始末してやんよ! ヒヒヒャヒャヒャヒャ!!」
ブラッディ「僕だって賞金は欲しい」
エテレド「俺ちゃんだって!」
ラフィング「俺様もだ!」
ニオ「」コクッ
レイク「じゃあ俺らだけになった時は殺し合いだな!! 殺し合って最後の一人になった奴が賞金ゲットだ! ま、それまではお前らと一緒にいてやんよ。――さてじゃあそろそろ行くか! 始末しに!!」
ラフィング「ああ!」
残酷な性格を持っている5人のグループは休憩を終え、客間を出た瞬間――
狼2匹「!!」
2匹の狼がこちらへ走ってきた――!
レイク「おい狼ふざけんなよ! クソが、逃げんぞ!」
ブラッディ「バラバラになって逃げるよ! このまま固まってたら一網打尽だ!」
5人は一網打尽を恐れ、バラバラになって逃げる――。
狼2匹「……?」キョロキョロ
5人は狼を撒くことに成功したのであった。
レイク「あーーーあぶねええ~~狼来てないよな?」
ブラッディ「よし……何とか撒いたか」
ラフィング「噛まれるかと思ったぜ~~」
ニオ「……」←焦った表情
エテレド「みんなと離れ離れになっちまった……まあ仕方ないよな」
この後、ブラッディ、ラフィング、ニオ、エテレド、レイクは単独行動をとる事にした――。
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その頃、アリ、スハ、ミンの3人は2Fの子供部屋にいた。
アリ「ううう~~、シュエルがやられちゃった……」
腹黒なシュエルはアリ達のことを友達だとは思っていないが、アリは純粋な性格な為、シュエルのことを友達だと思っている。
スハ「アリ、落ち込まないで下さい……シュエルの分まで頑張りましょう?」
ミン「そうそう! 頑張ればシュエルも喜ぶと思うよ?」
アリ「……」
その時――
レイク「なんか話し声が聴こえると思ったら、人間のガキ3人じゃねーか!!」
レイクが現れた。
アリ「!? な、何あなた……」
レイク「俺は人間が嫌いでなぁ、それに賞金が欲しい! だからお前らを始末してやるよヒヒャヒャヒヒヒヒハヒャア!!」バッ
レイクがミンに襲い掛かる! それをアリが庇おうとしたが、レイクにあっさりと突き飛ばされてしまう。
ザクッ!!
ミン「ううっ!!」ドサッ
アリ「ミン!!」
彼の攻撃をまともに食らってしまった、ミン――。
レイク「次はお前だァ!!」ダッ
スハ「ひっ!!」ビクッ
アリ「や、止めて……! うっ」ズキズキ
アリは立ち上がってスハを庇いたいのだが、突き飛ばされた時の痛みで立ち上がれない。スハは彼に蹴飛ばされてしまい、壁に衝突してしまった。
アリ「スハ!!」
レイク「次はピンク髪のお前! さあ覚悟しろ!!」ブンッ!!
ザシュッ!!
レイクはアリの肩を爪で切り裂いた――!
アリ「あがああっ!!」ドサッ
レイク「ヒヒャヒャヒヒヒヒハヒャア!! やっぱ人間の苦しむ姿を見るのは楽しいわ!!」
彼の不気味な笑い声が部屋中に響く――。
ヤン「おいあんた……一体何してんの」
突如ヤンが彼の背後に現れた。彼が驚いて咄嗟に振り向いた瞬間、ヤンは彼の顔面に強烈な威力のパンチをかました!
ドゴオオオオン!!
レイク「ぐぼばあああ!! ――な、何だテメーは……」ヨロヨロ
ヤン「女の子3人を襲うなんて悪い奴だねえ、お灸をすえてあげるよ」
レイク「うるせえ!! このレイクに喧嘩売ったからにゃくたばってもらうぞ女ぁ!!」
ヤン「レイクだかレイ・ペンバーだか知らないがここでぶちのめしてやるよ!!」
レイクがヤンに向かって切り裂き攻撃を放つが、彼女は余裕の表情で躱す。躱した後、彼女は先程放った強烈なパンチを彼の腹に素早くかました。
レイク「いっぎいっ……!!!!!!」ドサッ
ヤン「どうした? 終わり?」
レイク(つ、つええ……なんだこの女……!!)ビクンビクン
レイク「ち、畜生……!! いつか必ず殺してやる……!!」ダダダダダ
レイクは負傷の状態でありながら、力を振り絞って逃走したのであった――。彼女は彼を追おうとしたが、傷ついた少女たちの手当を優先しなきゃいけないと判断し、早急に応急処置を行った。
ヤン「あんたたち大丈夫……? ガーゼ貼ったとはいえ、あまり無茶はしてはいけないよ」
アリ「う、うん……ありがとうございます。ええと……」
ヤン「ヤン」
アリ「ヤンさん、ありがとうございます……いてて」
スハ「貴方のお陰で友達が助かりました……」
ミン「ありがとう……!」
ヤン「いいのいいの」
アリ「……」
アリが悲しそうな表情をしている。
ヤン「どうしたの?」
アリ「……わたし、最低だ……わたしがいたから……わたしが弱いから、スハやミンがこんな酷い目に遭っちゃった……」
アリ「わたし、情けない人間だ……ごめんねスハ、ミン……嫌いになったでしょ?」グスッグスッ
友達を守れなかった罪悪感に苛まれるアリ。
スハ「……アリ」
アリ「こんな役に立たない友達なんかいらないよね……」
スハ「アリ!!」
アリ「ひゃいっ!」ビクッ
スハ「役に立たないだなんて思ってません! 自虐もやめて下さい!」
アリ「……!」
スハ「私はずっと前から貴方の友達なんですよ。今更嫌いになったりするものですか! 貴方は優しく、友達思いです。だから貴方と付き合っているんです」
スハ「私、そんな貴方が好きです……だから、そんなに卑下しないでください……!」
アリ「スハ……!」
ミン「あたしだって、あんたとは長い付き合いなんだよ。嫌いになるわけないじゃん。というか、友達ってのは役に立つ立たないかじゃなくて、一緒にいて楽しいかどうかが大事なんだから!」
ミン「あたし、アリと一緒にいて楽しいよ。これからも色んな事をして遊ぶ仲でいよう?」
アリ「ミン……!」グスッ
友達から励ましを受けて涙腺が緩んだアリが、スハとミンに抱き着いた。
アリ「二人とも……ごめんね! ありがとう……!」グスッグスッ
スハ「ふふ、これからも友達でいましょう……」
ミン「うん! ずっと!」
ヤン(……うう、いい友情だ……)グスッ
女の子同士の友情に感激して泣くヤンであった。
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ヤン「――皆、私はもう行くけど悪い奴に気を付けなよ」
アリ「はい! ありがとうございます! ヤンさんも気を付けて!」
ヤンはアリたちに向かって手を振りながら去っていった。
スハ「カッコいいお姉さんでしたね」
ミン「すっごい威力のパンチ放ってたよな! 何を食べたらあんな凄いパンチを出せるんだろ?」
アリ「きっとアスリートとかなんかじゃないかな~」
ミン「アスリートでもあんなえげつないパンチ出せないと思うんだけど……;」
アリ「じゃあ何だろ?」
スハ「……さあ?;」
3人が会話しているところに――
狼「「!!」」
1匹の狼が襲来――!!
ミン「えっ――」
スハ「嘘」
アリ「やだ――!!」
ガブガブガブッ!!
アリたちは逃げようとするも、あっという間に距離を詰められて噛まれてしまった。
【ジン・アリ 失格 残り19人】
【ウ・スハ 失格 残り18人】
【ソヌ・ミン 失格 残り17人】
ピコン!
ハットキッド「『ジン・アリ、ウ・スハ、ソヌ・ミンが狼に噛まれて失格となった』」
アンジェリカ「Flowering Heart勢が一気に全滅しちゃった!;」
ヤン「――えっ!? 嘘だろ……やられちゃったの……? そんな」
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残り逃亡者……カレン、ジェニー、パウダー、ヘンリエッタ、ミニリーナ、ジェフ、ラフィング、ブラッディ、
レイク、エテレド、アンジェリカ、バン、ユリエル、コナ、ヤン、ニオ、ハットキッドの17人。
続く