二次創作小説(新・総合)
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- Lunatic Play EPISODEⅨ【完結】
- 日時: 2023/04/07 18:33
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Lunatic Play EPISODEⅨ】
【Lunatic Play(ルナティック・プレイ)】とは?
それは決められた時間内を3匹の狼から逃げ惑い、賞金を獲得する遊戯である。
今回の舞台は大きな幽霊屋敷。昔、
そこで悲惨な事件が起きたと言われている。
今回のルールはいつもと違い、サバイバル制。
制限時間がなく、最後の一人になったものが賞金を獲得出来るシステムだ。
逃亡者は今回もとてつもなく素早い狼から逃げ惑う。
果たして、この幽霊屋敷で最後の一人になる者は一体誰なのか――?
※注意事項
・設定の少ないキャラ(Southparkのキャラ等)はオリジナルの設定を含ませております。
・作者は日本語版を見ない主義なので、海外キャラの一人称や口調は自分のイメージで決めております。なので公式邦訳とは違う恐れがあります。
それでもよろしい方はどうぞ。
~逃亡者~ ※【】内は作品名
レッド・マッカーサー(Red McArthur)【Southpark】{9}
カレン・マコーミック(Karen McCormick)【Southpark】{9}
ジェニー・サイモンズ(Jenny Simons)【Southpark】{9}
パウダー・ターナー(Powder Turner)【Southpark】{8}
ヘンリエッタ・ビッグル(Henrietta Biggle)【Southpark】{1}
バローラ(Ballora)【Five_nights_at_freddy's: Sister_Location】{3}
ミニリーナ(Minireena)【Five_nights_at_freddy's: Sister_Location】{9}
ジェフ・ザ・キラー(Jeff_the_killer)【Creepypasta】{9}
スレンダーマン(Slenderman)【Creepypasta】{2}
ラフィング・ジャック(Laughing_Jack)【Creepypasta】{3}
ブラッディ・ペインター(Bloody_Painter)【Creepypasta】{2}
ザ・レイク(The_Rake)【Creepypasta】{2}
ルル(Lulu)【Creepypasta】{2}
エテレド(Eteled)【Creepypasta】{1}
ゼロ(Zero)【Creepypasta】{1}
ザ・シード・イーター(The_seed_eater)【Creepypasta】{1}
アンジェリカ・ピクルス(Angelica Pickels)【Rugrats】{7}
ジン・アリ(진 아리)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{3}
ウ・スハ(우 수하)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{3}
ソヌ・ミン(선우 민)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{5}
シュエル(슈엘)【플라워링 하트(Flowerinng Heart)】{3}
ハン・ナヨン(한나연)【스피어즈(Spheres)】{2}
バン(반)【르브바하프 왕국 재건설기(Revbahaf Kingdom Rebuilding Story)】{1}
ユリエル(유리엘)【르브바하프 왕국 재건설기(Revbahaf Kingdom Rebuilding Story)】{1}
コナ(코나)【르브바하프 왕국 재건설기(Revbahaf Kingdom Rebuilding Story)】{1}
ミカ(미카)【르브바하프 왕국 재건설기(Revbahaf Kingdom Rebuilding Story)】{1}
イリザベス・ファウスト(伊麗莎白)【浮士德的噩夢(Fausts Alptraum)】{5}
ホムンクルス(荷姆克魯斯)【浮士德的噩夢(Fausts Alptraum)】{2}
ブレイク・ベラドンナ(Blake Belladonna)【RWBY】{2}
ヤン・シャオロン(Yang Xiao Long)【RWBY】{3}
ニオ・ポリタン(Neo Politan)【RWBY】{1}
ハットキッド(Hatkid)【A Hat in Time】{1}
スナッチャー(Snatcher)【A Hat in Time】{1}
ビクター・ストロボフスキ(Viktor Strobovski)【Advanced Education with Viktor Strobovski】{1}
イソギク【フラワーナイトガール】
那智【艦隊これくしょん】
琴葉姫【応募枠】{7}
柊【応募枠】{6}
わたげ【応募枠】{4}
△今回の舞台は幽霊屋敷!
△狂人同士のバトル!
△ラフィング・ジャック、ブラッディ・ペインター、ザ・レイクなど、残虐な者が久々に参戦!
△「르브바하프 왕국 재건설기」「A_Hat_in_time」のキャラが初参戦!
△韓国作品のキャラが多く登場!
△果たして、最後の一人になる者は一体誰なのか――!?
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.2 )
- 日時: 2023/02/26 18:15
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【GAME START】
ゲーム開始前、39人の逃亡者は幽霊屋敷付近を歩いていた。
レッド「おどろおどろしい雰囲気の屋敷ね……まあ幽霊屋敷らしいから当然なんだけど」
カレン「レッドお姉ちゃん……おばけとか出たりしないよね?;」
レッド「幽霊屋敷らしいから出るんじゃないかしら」
カレン「(◎_◎;)」
レッド「まあとりあえず、私の後ろについてなさいね」
カレン「うん!」
レイク「ヒヒッヒッヒャッヒャヒャヒャ!! 久々の参戦だあああ!!」
スレンダーマン「長い間参戦していませんでしたので身体が鈍っているのですよね……少々不安でございます」
ジェニー「今度こそ序盤で終わりたくない……!;」
アンジェリカ「アタシは今度こそ! 今度こそレッドを倒してみせるわよぅ!」
ゲームスタートまで――
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
{START}
スタートと同時に3匹の狼が光と共に現れ、逃亡者たちを捜しに走り出した――。
----------------------------------------------------
ヘンリエッタ「えらくシケた感じの屋敷だね……」
今回の舞台は、一家惨殺事件が起きたと言われている屋敷。
その屋敷には、殺された家族の霊が出るという――。
屋敷の構造であるが
{1F}
・大きな玄関ホール
・大食堂
・浴室
・酒場
・音楽室
・客間
・ダンスホール
{2F}
・子供部屋
・両親の部屋
・書斎
・魔法の絵画室
・使用人室
・トイレ
・バルコニー
{屋敷外部}
・森
・地下倉庫
となっている。
今回も「狼に噛まれてしまえば即失格は賞金は一切得られなくなる」という部分は変わらない。
いつもと違う部分は、「サバイバル制であり制限時間がなく
最後の一人になった逃亡者が賞金を獲得出来る」というシステムがあることだ。
果たして、今回もこのゲームの優勝者は現れるのか――。
--------------------------------------------------------
{屋敷の外部にある森付近}
ラフィング「ふう……久々にこのゲームに呼ばれて嬉しいぜ」
殺人ピエロのラフィング・ジャック、近くに逃亡者がいないかどうか見渡している。
ラフィング「おうガキ、近くにいたら出て来いよ。俺様が美味いキャンディを食わせてあげるからよ……」
不敵な笑みを浮かべる彼。彼のキャンディを食べたものは死に至る。要注意だ――。
ヘンリエッタ「Lunatic Playなんか初めてなんだけど……不安だ」
今回初参戦のゴスキッズの一員であるヘンリエッタ・ビッグル。不安を解消するためにキセルを吸って自身の気持ちを落ち着かせる。
ヘンリエッタ「ふぅ……まあ、頑張ろうか」
--------------------------------------------------
{屋敷1F:廊下}
ブレイク「ここで一家惨殺事件が起きたって本当なのかしら?」
廊下を一人で歩く、獣人の少女のブレイク・ベラドンナ。
ブレイク「全然血とか付いてないし、中も廃墟にしては綺麗だけど……誰かが掃除でもしたのかしら? ――ん!」
彼女から少し離れたところで一匹の狼が歩いていた。狼は涎を垂らしながら逃亡者を捜索している。狼に気づいた彼女はすぐさま逃げ出す。
ブレイク「見つかったら面倒ね……!」タタタタタ
狼に気づかれる前に逃走し、助かったブレイクであった。
その頃、屋敷2Fの廊下にてジェニー・サイモンズが辺りを警戒していた。
ジェニー「狼は……よし、いないね」
狼に噛まれてしまうと、賞金はゼロ――。
ジェニー「今回ヤバイ人たちが多く参加してるらしいからその人たちにも要注意だn」グキュルルルルル
ジェニー「ああもう! またかよ!;」グキュルルルルル
いつもの腹痛。ジェニーは腹をおさえながら慌ててトイレを探す。すると2m先にトイレがあるのが
見えたのであった。しかし、ジェニーの肛門はもう限界を迎えている――。
ジェニー「やば、今回も漏る、漏る……!!(;゚Д゚)」汗ダラダラ
脱糞を覚悟した彼女の近くを――
パウダー「このお屋敷広ーい――ってジェニー? どうしたの!? なんか大分具合悪そうだよ!?;」
元気な少女であるパウダー・ターナーが通りかかった。
ジェニー「は、腹が……トイレ……(;´・ω・)」ガクブル
パウダー「と、とりあえず落ち着いて深呼吸! トイレまであともうちょっとだから、行こ?;」
ジェニーに深呼吸させた後、パウダーはジェニーのお腹を手でさすりながら一緒にトイレに向かった。お腹を手でさすると、過敏になっている腸の働きを抑える効果があるらしい。
パウダー「着いた! さあしておいで!」
ジェニー「うおおおあああああ!!(;゚Д゚)」ガチャン!! バタン!!
トイレについた瞬間、ジェニーは急いで個室トイレに入りそして――
{しばらくお待ちください}
ジェニー「も、漏らすかと思った……;」ハアハア
パウダー「危ないところだったね!」
無事に大をすることに成功したのであった。
ジェニー「うん……パウダー、ありがとう。君が来てくれなかったらまた漏らしてたところだったよ……」
パウダー「ううん、あたしはただあの時のお詫びをしただけだよ」
ジェニー「お詫び?」
パウダー「第7回の時。なんかあたしが来たせいでジェニー、ウンコ漏らしちゃったじゃん。だからそのお詫び」
ジェニー「ああ、あの時か……別にあれは君のせいじゃないんだけどな;」
第7回でパウダーに急に話しかけられたせいで大便するタイミングを失ってしまったというのに、気を遣うジェニー。優しい子だ――。
ジェニー「だから気にしなくても良かったんだよ?」
パウダー「いやいや、気にするよ! あれどう考えてもあたしのせいだったもん……; だからお詫びしたかったのっ。それにあたし、ジェニーの友達なんだから!」
ジェニー「ふふ、そうだね……まあとにかく本当にありがとね、助かったよ……! それじゃあ僕はそろそろ行くね」
パウダー「うん!」
ジェニー「パウダー、狼には気を付けてね」
パウダー「うん! ジェニーもね」
ジェニーの腹痛問題は、パウダーのお陰で解決したのであった――。
バン「こういうゲームに参加するのは初めてなのだ……緊張する……;」
今回初参戦のルブバハフ王国の王子・バンが緊張しながらも、辺りを警戒する。そんな彼の近くに一人のメイドがやってきた。
コナ「王子様!」
初参戦の礼儀正しくて心優しいメイド・コナだ。
バン「何だ?」
コナ「あ、あの、お怪我とかはありませんでしょうか? このゲームは狼とか、危険な人とかいるらしいですし……」
バン「別に何ともないぞ。お主の心遣いに感謝する」
コナ「それでしたら安心致しました。これからもお気をつけて」
バン「ははは、そんなに余を心配するな! コナのほうも怪我とかするのではないぞ!」
コナ「ふふ、お気遣いに感謝致します、王子様。それでは私めはそろそろ去りますね」
バン「うむ!」
コナは一礼をした後、去って行った。
バン「……彼女の怪力なら危険な奴に襲われても何とかなりそうな気がするのだがなぁ;」
琴葉姫「私何回か参戦してるけど……未だにルナプレの雰囲気にはなれねーや;」キョロキョロ
その頃、応募枠の女性・琴葉姫は屋敷付近の森にて、大樹の陰に隠れながら狼が近くにいないかどうか確認していた。
琴葉姫「狼はいないっと……ああ、柊さん、わたげさん、イソギクちゃんに会いたいなぁ~。特にわたげさんはルナプレで全然会話できてないし……;」
身近な人が恋しくなる、琴葉姫であった――。
一方、赤毛の少女のレッド・マッカーサーと天使のように優しい幼女のカレン・マコーミックは屋敷の裏を歩いていた。
カレン「うう、幽霊屋敷だなんて怖いなぁ……お化けさん出たりしませんように……」プルプル
レッド「私は狼にも出てほしくないわ;」
カレン「でも、レッドお姉ちゃんがいるから大丈夫かな……お化けさんが出たら守ってくれるよね?」
レッド「勿論よ。今まで散々貴方を守って来たじゃない。だからお化けが出た時も私に任せなさい!」フフ
カレン「ありがとう! ……やっぱり頼れるなぁ、レッドお姉ちゃんは」クスッ
第1回ルナプレの終盤からレッドとは仲良しで、何度も助けられてきたカレン。カレンからすればレッドは頼もしい存在であった。
カレン「……ふふ」
レッド「カレン?」
カレン「私をいつも助けてくれてありがとうね。レッドお姉ちゃん、好きだよ」
レッド「……いいえ」フフ
いい感じの雰囲気になっている彼女たちの近くを――
レイク「おうおう、仲良くしてるところ悪いなぁ~~~」
狂暴な生物で殺人鬼であるザ・レイクが通りかかったのであった――。
レッド「あんたは……!」
カレン「!? あ、貴方、第5回の……!」
レイク「覚えていてくれて嬉しいねえええ~~~~! おい、レッド・マッカーサー! 第5回の時の借り、返させてもらうぜ?」
レッド「止めときなさい! また口の中を突かれたり、銃弾撃ち込まれたりしたいの?」
レイク「やかましい、銃弾撃ち込まれようが喉を突かれようがお前をぶちのめすんじゃあああああ!!」ダッ
レイクが恐ろしい顔つきをしながらレッドに飛び掛かる! それを見たカレンの足が竦んだ。
レッド「くっ……!」シュバッ
レッドが素早く銃を取り出して、ズドンッ!!――と、レイクの肩を撃つ。だがなんと彼は一切怯まない。それを見て驚愕するレッド――。
レッド「な、何で――」
レイク「俺はよぉ、この時のために!! 鉛玉撃たれても大丈夫なようにトレーニングしてきたんだよぉおお!!」ダダダダダ
バキンッ!!
レイクはレッドに接近して彼女の持っている銃を思い切り遠くへ吹っ飛ばした後、彼女の腹を長くて鋭い爪で切り裂く――!
レッド「うっ――!!」
カレン「お姉ちゃん!!」
腹を切られたレッドはその場で蹲る。そんな彼女を心配するカレンだったが――
レッド「か、カレン……私を置いて逃げなさい……早く!!」ハアハア
「逃げろ」と催促される。しかし心優しいカレンが素直に聞き入れて逃げ出すわけがなかった。カレンは逃げずにレッドを心配する――。
カレン「や、やだ……お姉ちゃん! 一緒に逃げよう! 私が連れて行くから……!」
レッド「駄目よ、そんなことしたら貴方までやられるわ……あいつは私が倒すから……」ハアハア
レイク「おいレッド! その状態で人の心配をするたぁ良い奴だなぁあああ~? ちょっとは自分の身も心配したらどうだぁ?」
レッド「黙りなさい……! あんたは私が倒す! ――……ウッ!」ハアハア
重傷の状態でなんと立ち上がるレッド。
カレン「お姉ちゃん――!」
レイク「強がってんじゃねえよテメエ! テメエはここで終わりなんだよおおおアアアヒヒッヒッヒャッヒャヒャヒャ!! じゃあなああ!!」バッ
ズバアアッ!!
レッド「うあああああッ!!」
レイクは爪でもう一度レッドを切り、彼女の気を失わせたのであった――。
【レッド・マッカーサー 失格 残り38人】
カレン「……!!!!!」
自分の大切な人が目の前でやられたところを見て驚愕するカレン。みぞおちを打たれたように声も立てられない――。レッドに借りを返せて嬉しくなったレイクはその場で高笑いする。
レイク「ヒヒヒャヒャッハハハハハハ!! 借りは返せたぜええええ!!」
カレン「あ……あ……」
カレンはショックで泣きながら逃げ出す。彼女はとにかく大量の涙を流しながら、走った――。
カレン「ごめん……レッドお姉ちゃん……ごめん……ごめんね……!!」タッタッタ
彼女が泣きながら走っている最中にも、レイクは高笑いしていた――。
ピコン!
情報はスマートウォッチで知らされた。
ミン「『レッド・マッカーサーが撃破され、残り38人となった』……えっ!? 撃破!?」
ミニリーナ「嘘だろ!? レッドがやられた!? しかもこんな序盤で!?」
ジェフ「信じられない……!!」
アンジェリカ「はあ!? レッドに一体何があったのよ!?」
ヤン「えっ!? レッド撃破ってマジ……?」
ジェニー「レッド……!」
カレン「……っ!!」
第1回から登場しているルナプレの主人公である彼女が序盤で撃破されたことに驚きを隠せない、ルナプレのレギュラー達――。特にカレンは相当ショックを受けている――。
--------------------------------------------------
その頃、ゲームマスターがモニターでゲームの様子を監視していた。
ゲームマスター「ほう、レッド・マッカーサーが一番最初に退場か……思いがけないことが起きたな」
ゲームマスター「ルナプレは何が起こるか分からない。だからゲームの様子を見るのが楽しい、止められない。……さて、そろそろお知らせを送るか」ピッ
ゲームマスターはモニターを操作して、最初のお知らせを発動した――。
----------------------------------------------------
ピコン!
ナヨン「何々……『お知らせⅠ』!」
スレンダーマン「『客間と書斎に台座が一つ出現し、森の中に宝箱が二つ設置された』」
ユリエル「『宝箱の中に入ってる真珠を両方の台座に置けば』」
ルル「『アイテムを手に入れることが出来る』」
ヘンリエッタ「へえ……アイテムとか良さそうじゃないか」
ミニリーナ「アイテム! こりゃ手に入れたいぜ!」
果たして、どうなる――!?
----------------------------------------------------
残り逃亡者……カレン、ジェニー、パウダー、ヘンリエッタ、バローラ、ミニリーナ、ジェフ、
スレンダーマン、ラフィング、ブラッディ、レイク、ルル、エテレド、ゼロ、シード、アンジェリカ、
アリ、スハ、ミン、シュエル、ナヨン、バン、ユリエル、コナ、ミカ、イリザベス、ホムンクルス、
ブレイク、ヤン、ニオ、ハットキッド、スナッチャー、ビクター、イソギク、那智、琴葉姫、
柊、わたげの38人。
続く
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.3 )
- 日時: 2023/02/28 18:09
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Item and Pearl】
ジェフ「アイテムか……今度こそ取りに行きたい!」
前回、アイテムを取りに行けずに序盤で失格となってしまった殺人鬼の少年であるジェフ・ザ・キラーが真珠探しに向かうようだ――。
ジェフ「アイテム、一体どんなのなんだろうな……」
バン「これは行っておいて損は無さそうだな……!」
バン王子も、真珠探しに向かう!
バン「狼に見つかるのは嫌だが……まあなんとかなるであろう!」
楽観的だ――。
ヤン「よーし、行っとくかこれ!」
好戦的で姉御肌の少女のヤン・シャオロンも向かう。
ヤン「アイテムはあったほうが良さそう!」
アンジェリカ「よーし、真珠探し行くわよ!」
性悪幼女のアンジェリカ・ピクルスも真珠探しに参加――!
アンジェリカ「捕まったライバルの為に色々頑張りたいんだから!」
早期に退場してしまったレッドの分まで頑張ろうとするという、何だかんだで優しいアンジェリカなのであった。
シュエル「行きましょう……」ダッ
利己的な美少女・シュエルも向かう――。
シュエル「ゲームが有利になるかもしれませんし……!」
果たして、一体どんなアイテムなのか――?
カレン「うう……誰か? 誰かいないの……?」
その頃、カレンは人を捜していた。
カレン「私一人じゃ不安なの……お願い、誰か……いませんか?」キョロキョロ
不安でたまらない彼女の近くには、誰もいなかった――。
カレン「……」
それでもカレンは捜し続ける。自分を守ってくれる人がいないと不安なのだ。
ルル「真珠? アイテム? そんなものより、わたしは人の目が欲しいなぁ~」
青色のワンピースが特徴的な殺人鬼の女の子・ルルはアイテムなどに興味はなく、人間の目に興味があるようだ。
ルル「何処かに人間はいないかなぁ~? 目玉、欲しい~!」キョロキョロ
明るい態度で人間の目玉を求めている彼女の様子は恐怖でしかない――。
ミニリーナ「真珠探しかぁ……アイテムは欲しいけど面倒臭いから止めとこかな……」
バローラのバックダンサーであるいたずら好きなアニマトロニクス・ミニリーナは今回のお知らせに消極的なようだ。
ミニリーナ「てかそれよりレッドがあんな早くに退場したの、今も信じられないんだけど……マジで一体何があった? 失格じゃなくて撃破だったし……誰かに襲われでもしたのか?」
思考しているミニリーナの近くを――一人の少女が通りかかった。その少女とは茶髪で緑色の制服を着ている韓国人――ハン・ナヨンであった。
ナヨン「どうしたのミニリーナ? しかめっ面してさ」
ミニリーナ「うおっ!? な、何だナヨンか。驚かすなよ」
ナヨン「で?」
ミニリーナ「え? ああ、別に何でもねーよ。それより何か用か」
ナヨン「あたしアイテム取りに行くところなんだけど、ミニリーナも行く? アイテムはあった方がいいでしょ」
ミニリーナ「え? ああ……正直めんどくさいけど、ナヨンが行くなら行こうかな」
友達が行こうとしてるところを見たら自分も行きたくなったミニリーナ。友達が心配なのだろう。
ナヨン「やった! ありがとね!」
ミニリーナ「おう! さあ、さっさと取りに行くぞ!」
ミニリーナ、久しぶりにハン・ナヨンと一緒に行動することに――!
アリ「やっぱり狼、怖いなぁ……出てこないでね、狼……;」キョロキョロ
その頃、ピンク髪の韓国人の女の子であるジン・アリは狼に警戒しながら森の中を歩いていた。
アリ「一人じゃ怖いなぁ……」
そんな彼女の近くに――
ミン「あ、アリー!」タッタッタ
スハ「アリじゃないですか!」タッタッタ
アリの親友である眼鏡っ娘の少女のウ・スハと、活発的な女の子のソヌ・ミンがやってきた。
アリ「スハ、ミン!」パアアッ
親友と会えてほのぼのとした安心が顔に笑みとなって浮かぶアリ。アリは喜びのあまりにスハとミンに抱き着く。
アリ「良かったぁ~~! スハとミンがいて! 一人じゃ怖くて……」ギュウウウ
スハ「私たちもアリを捜してたんですよ。アリが心配で……」フフ
ミン「三人集まれたの久しぶりだよね」
アリ「うん! また集まれて嬉しいよ~! いつ以来なんだろ、これ……?」
ミン「第1回以来だね。――めっちゃ久々だ!」
アリ「うひゃーー、そんなに期間あいてたんだ(;゚Д゚)」
スハ「まあ集まれたからいいじゃありませんか。三人一緒に頑張りましょう!」
アリ、ミン「「うん!」」コクッ
ミン「ところでアイテムは欲しい?」
アリ「行くー!」
スハ「では、一緒に真珠を探しに行きましょうか」
アリ「うん!」
アリ、スハ、ミンの仲良しグループも真珠探しに参加――! 果たして、真珠を見つけられるのか――?
ホムンクルス「アイテム……? 面倒だ、行かない……」
その頃、高貴なスーツを着た子供のホムンクルスが屋敷1Fの廊下を歩いていた。その途中で呑気に眠っている少女を発見した。その少女とはイリザベス・ファウストであった。
イリザベス「zzz」
ホムンクルス「……呑気に寝て……おい、こんなところで寝るな……起きろ」ユサユサ
普段はとても冷たいホムンクルスだが、呑気に寝ている彼女の姿を見て流石に心配になったので身体を揺すって起こそうとする。
イリザベス「ん……誰……あら」
ホムンクルス「無防備すぎるだろう……寝ないで狼に警戒しろ」
イリザベス「してるわよ……」
ホムンクルス「いいや、してないだろう……」
イリザベス「もういいから私の事は放っといて……zzz」
再び眠りについた、イリザベス――。
ホムンクルス「……はあ、面倒くさい。こいつのことは放っておくか……」
面倒くさそうなので放置する、ホムンクルスなのであった――。
その頃、ミニリーナはナヨンと一緒に森の中で真珠の入った宝箱を探していた。
ナヨン「真珠何処にあるんだろうね。森の中にあるらしいけど……」
ミニリーナ「さあ? とりあえず森ン中探すしかねーだろ――あっ!!?」
ナヨン「な、何!?」ビクッ
ミニリーナ「おい!! 狼がいんぞ!!」
ナヨン「嘘!? 何処何処!?」キョロキョロ
驚いて目を白黒させながら慌てふためくナヨン。それを見ているミニリーナが唇をほころばせる。
ミニリーナ「……」ニヤニヤ
ナヨン「に、逃げなきゃ!」ダッ
ミニリーナ「おい待てよ、嘘だよ嘘www」ガシッ
逃げようとしたナヨンの腕を掴んで捕まえ、そして嘘だったと白状して安心させようとしたミニリーナ。
ナヨン「は? ちょっとタチの悪い嘘つかないでよ! ほんとに焦ったんだからね!;」プンプン
ミニリーナ「ハハハ、そんな怒んなよ! ちょっとした悪戯じゃねーか!www」ケラケラ
騙されて怒るナヨンを笑っているミニリーナの近くに――一人の女性アニマトロニクスがヌッとミニリーナの背後に現れた。
バローラ「あら……ミニリーナったらまた人をからかったりしたの?」
ミニリーナ「げっ!!? バローラ!!?;」
バローラ「お仕置きが必要ね……ちょっと久しぶりに座って押しつぶすわね」
バローラはミニリーナをうつ伏せ状態にし、そして背中に座った!
ミニリーナ「ぐええっ!(◎_◎;)」
バローラ「私が何回もお仕置きしてあげてるのに、懲りない子ねぇ……」フフ
ミニリーナ「畜生、そうか今回バローラいたんだった……! 全然出てなかったから忘れてた!; グエエエ」
ナヨン「えっ、えっとあの、貴方は……?;」
バローラ「ミニリーナの保護者みたいなものよ。――さて、お仕置きはこれぐらいでいいかしら」スッ
立ち上がってミニリーナから離れたバローラ。背中に座られたミニリーナはうつ伏せ状態のままであった。
ミニリーナ「(◎_◎;)」
バローラ「それじゃあね」スタスタ
バローラは去って行った。
ナヨン「あの人強かったなぁ……;」
ミニリーナ「(◎_◎;)」
今回は下手に悪戯できないぞ、ミニリーナ。
その頃、バンは森の中で真珠探しをしていた。
バン「真珠は何処にあるのだ……? 早く見つけてアイテムを手に入れたいのだが」キョロキョロ
そんな彼の近くに、一匹の狼が出現。しかしそれにバンは気づいていない。狼は唸り声をあげながら逃亡者を捜索中だ――。
バン「!? 唸り声みたいなのが……もしや狼か!?」タッ
危機を察知した彼は咄嗟に逃げ出す。後ろを振り向かずに走り続ける。狼はバンに気づかないないまま、何処かへ去って行った。
バン「狼は……来ておらぬようだな。良かった……」ハアハア
バン「ふぅっ、少し体力を使い過ぎた……どこかで休むか。――あそこが良さそうだな」
狼から逃走する為に体力を結構使ってしまったので、近くにあった切り株に座って休憩することにしたバンであった。
バン「少し休んでからまた真珠探しをしよう……」
シュエル「宝箱って森の中にあるのですよね……? あら、誰かいますわね」
シュエル、切り株に座って休んでいるバンの姿を発見。
シュエル「なんだかしんどそうですけれど……まあ私には関係ありませんから別に何でもいいですわね」
宝箱を優先するシュエルなのであった。
ヤン「宝箱、何処にあんのかな?」キョロキョロ
一方、ヤン・シャオロンは森の中で宝箱を探していた。
ヤン「さっさと見つけて、アイテムを手に入れたいね……ん?」
その途中で、前方から誰かがやってくるのが見えた。その誰かとは――青色のワンピースを着た殺人鬼の女の子・ルルであった。
ルル「ふふ、こんばんは」クスクス
不敵な笑みを浮かべながら、ヤンを見つめるルル。彼女はヤンを殺す気でいるようだ。
ヤン「何さあんた……何かあんたから殺気を感じるんだけど」
ルル「ふふ、そりゃそうだよ! だってわたし、あなたの目を奪いたいんだものっ」ニコニコ
ヤン「目を奪ってどうするつもり?」
ルル「コレクションするの。わたし、人間の目玉を奪うことが趣味だから」
ルルの言葉で危険な者だと確信したヤンは戦闘態勢に入る。
ヤン「目を取らせるわけにはいかないよ! 何も見えなくなるし、苦痛だろうし!」
ルル「ふふふ、嫌なんだ。わたしを誰だと思ってるの? 殺人鬼のルルだよ?」
ヤン「ああ? ゆめにっきのルルーシュだぁ?」
ルル「「き」と「ルル」しか合ってない! 殺人鬼のルルだよ! わたしと出会ったら、目玉は失われると思ってね!」
ヤン・シャオロン VS ルル! 果たして、この勝負の行方は一体――?
----------------------------------------------------
残り逃亡者……カレン、ジェニー、パウダー、ヘンリエッタ、バローラ、ミニリーナ、ジェフ、
スレンダーマン、ラフィング、ブラッディ、レイク、ルル、エテレド、ゼロ、シード、アンジェリカ、
アリ、スハ、ミン、シュエル、ナヨン、バン、ユリエル、コナ、ミカ、イリザベス、ホムンクルス、
ブレイク、ヤン、ニオ、ハットキッド、スナッチャー、ビクター、イソギク、那智、琴葉姫、
柊、わたげの38人。
続く
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.4 )
- 日時: 2023/03/06 18:13
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
【Item and PearlⅡ】
ルル「貴方の目玉、ちょうだい!」モワワワワワ
ルルは両腕を水平に広げた後、霧を放った。辺りが霧に包まれてしまいヤンは周りを見ることが出来なくなってしまった。
ヤン「霧……!? くそっ、全然見えない……! どうすれば!」キョロキョロ
ルル「」ニヤリ
困惑しているヤンに突如襲い掛かるルル! ルルはヤンの目玉を抜き取ろうと手をヤンの目に向けて伸ばした――!
ヤン「!!」
彼女は咄嗟にガードして目を防いだ。
ルル「えっ!?」
ルル(そんな、霧で見えてないはずなのに……!)
ヤン「どうせ目玉奪ってくると思った!」
ドゴオオン!!
そしてヤンはルルにボディブロウを放ち、大きく吹っ飛ばしたのであった――。
ルル「あぐあああっ!!」ドサッ
ヤン「一発かませたのはいいけど……霧が邪魔! 全然周りが見えない!」
追撃しようと思ったが、吹っ飛ばしてしまったせいでルルの姿が霧でまた見えなくなり、追撃しようにもできないのである。この霧をどうしようかと考えている彼女――。
ヤン「――はっ、そうだ――」
一つアイデアを思いついた彼女は拳を振り上げ、そしてその場で高速でパンチを繰り出す。その際に発生した強烈な風圧で霧を全て払った――!
ヤン「おいルルーシュ! ――じゃなかった、ルル! 霧なんて小賢しい真似は止め――あれ!?」
霧を払った時には、なんともう既にルルの姿はなかったのであった。ヤンが「何処に行ったんだ?」と思いながら周りを見回していると、何処からかルルの声が聞こえて来た。
ルル「貴方のパンチがあんなに強いと思わなかったわ。わたし、こっから消えるね……」
ヤン「は!? おい、待てや!」
ヤンは叫ぶが、ルルは戻ってこなかった――。
ヤン「――逃げられたようだね。……厄介な技を使うんだね、あの子は……」
その頃、バン王子は今も切り株に座って休憩していた。
バン「……さて、そろそろいいだろう」
休憩を終えて立ち上がり、彼は再び真珠探しに向かう――!
シード「子供はいないか……?」
一方、子供をよく狩っている怪物のザ・シード・イーターが森の中で子供を捜していた。彼は今回初参戦だ。そんな彼の近くに――
レイク「ん? ――けっ、誰かと思えば、人間じゃない奴じゃねーか」
ザ・レイクであった。どうやら彼は殺害の為に人間を捜していたようであった。
シード「レイクか。少し聞きたいことがあるのだがいいか」
レイク「何だ。さっさと言え」
シード「儂は今人間の子供を捜している最中なのだが、お前は見ていないか?」
レイク「知るかよ、俺だって人間捜してるところだったんだよ」
シード「そうか。……邪魔してすまなかった、では儂はこれで」
シードは去って行った。
レイク「けっ、時間を無駄にしちまったぜ。それより人間はいねえか、人間は! 見つけてえぜ……ヒヒヒ」
レッド・マッカーサーの他にも、誰かを殺したいようだ――。
レイク「もっと人間を襲いてえええ!! 自分の心をもっと満たしてえんだわあああ!!」
彼は紛れもない、狂人だ――。
ナヨン「宝箱、何処にあるんだろうね……」
ミニリーナ「さあな――っておい! 狼!」
ナヨン「もう同じ手は通用しないよ」
ミニリーナ「いや! マジでいるんだってあそこ!」
ミニリーナが前方を左手で指さしながら、ナヨンの顔をもう片方の手でその方向に向けた。確かにその方向には、一匹の狼がいた。
狼「グルルルル……」
ナヨン「!! マジじゃん……!;」
ミニリーナ「別れて逃げるぞ! 固まったままだと一緒にやられちまうかもしれねえ!」
ナヨンはミニリーナの提案に戸惑いつつも、渋々了承した。確かに固まったままでは二人同時に噛まれてしまうかもしれない。二人は別れて逃げ出した。
ミニリーナ「ぐっ……!;」タッタッタ
ナヨン「ミニリーナ、逃げ切ってね……!」タッタッタ
ミニリーナ「ぜえ、ぜえ……狼は、来てないようだな……!」
狼は二人に気づいていなかったため、追ってくることはなかった。
ミニリーナ「ナヨンの奴、無事だといいんだが……とりあえずナヨン捜すか」
バン「ん、あれは……!」タッタッタ
バン王子、宝箱を発見――!
バン「これはもしや……」ガチャッ
宝箱を開けると、中には真珠が入っていた。それを手に取るバン。
バン「見つけたぞ! これを台座の上に置けばいいのだな?」
その頃、今回初参戦であるユリエル王女は屋敷1Fにある玄関ホールを歩いていた。
ユリエル「玄関ホールだけでもとてつもなく広いのう……シャンデリアもたくさんあるし、これは相当な金持ちが住んでいたのだろうな」
内装の凄さに感心しながら推測する彼女。
ユリエル「しかし内装が荒れておるな……この屋敷で一体何があったのだろうか?」
ブラッディ「アイテム? そんなものより僕は芸術を生み出したい……」
その頃、殺害に美学を持つ殺人鬼のブラッディ・ペインターは、逃亡者を殺害しようと屋敷付近を見渡しているのであった――。
ブラッディ「……誰もいないのか? はあ、芸術作品にしてやろうかと思ったんだが……」
彼が生み出す「芸術作品」は残酷で怖い。彼は死体の血や身体の一部を使って彫刻や絵画を作るのだ。そんな恐ろしい彼の近くを――
スレンダーマン「おや、貴方がたは……ブラッディ・ペインターですよね」
ブラッディ「! スレンダーマンか……」
スーツを着た長身の怪人・スレンダーマンが通りかかったのであった。
ブラッディ「初めまして、僕は殺人鬼のヘレン・オーティス……ブラッディ・ペインターは通称だ。よろしく……そちらは?」
スレンダーマン「私の名はスレンダーマンでございます。以後お見知りおきを……いいえ、私の事を覚える必要はないでしょう。何故なら貴方がたは私によって命を落とされるのですから」
その時、スレンダーマンが全身から怖いオーラを放つ。どうやらブラッディ・ペインターと戦闘しようとしている模様だ――。
ブラッディ「待て、僕は君と戦うつもりはない。人外を殺しても面白くないし、芸術らしさも生まれないからな」
スレンダーマン「それはどういった意味でございますか?」
ブラッディ「僕は美学を持っていてね、人外は殺さないんだ。人間の死体の血や身体で絵画を作る方が「法を犯している」という背徳感があるからね。その背徳感がたまらないんだ……」
スレンダーマン「私のような者が言えたセリフではございませんが、中々狂気的ですな……」
ブラッディ「それより、僕は一つ聞きたいことがあるんだ」
スレンダーマン「どのような質問でしょうか?」
ブラッディ「人間を見ていないか? いたらそいつを「芸術作品」にしてやりたい」
スレンダーマン「5、6歳ほどの茶髪の少女でしょうか。その子が先程何処かへ走って行くのを見かけましたよ。あちらのほうに行きましたね」
5、6歳ほどの茶髪の少女とは、カレン・マコーミックのことだ――。
ブラッディ「そうか……ありがとう、行ってくる」タッ
ブラッディは一礼をした後、「芸術作品」を生み出すためにカレンのほうへと向かっていった。
スレンダーマン「殺人鬼なのにしっかりと自己紹介して……礼儀正しい方でしたね」
スレンダーマンは常に敬語なのでブラッディ以上に礼儀正しい。
一方、アリ、スハ、ミンは真珠の入っている宝箱を探していた。
スハ「宝箱は……ないですね……」キョロキョロ
アリ「んもーっ! 早く見つけたーい!(#>Д<)」プンプン
ミン「落ち着きなよアリ……; ――ん? あれ、宝箱じゃないかな!」
アリ「!」
スハ「本当ですか!」
三人は遠くの方に置いてある物に向かって走る。向かった先にはミンの言う通り、宝箱があった。
アリ「わあっ! ホントに宝箱だ!(≧▽≦)」
ミン「良かったー!」
スハ「早速開けましょうか!」
宝箱を開けてみると、中には一つの真珠があった。
アリ「おー! これでアイテムが手に入るね」
スハ「いえ、これを台座におさめるまではアイテムは手に入りませんよ」
アリ「そうだった!;」ガーン
ミン「ま、後はそれだけなんだしチャチャッと行っとこうか!」
アリ「うん!」
果たして、狼や殺人鬼に見つからずに台座のところまで行けるのか――!?
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{屋敷1Fの客間付近}
バン「とりあえず客間のほうが近いから客間に行こう。客間は何処にあるのだろうか……む、狼か……!」タッタッタ
自分から少し離れたところにいる狼を発見し、バンはすぐさま逃げる
バン「よし、追って来てはおらぬな……ん、ここは……!」
逃げた先に客間があったので入り、その部屋の中心にある台座の上に真珠をおさめた。すると――
ピカッ!
バン「!?」
突如、真珠の上にアイテムが光と共に出現した。彼は驚きつつも、それを手に取る。
【バン スロウポーション 獲得】
{スロウポーション}
これを狼に向かって投げつけると、その狼の動きを10分間鈍足状態にすることができる。
バン「おおー、これがアイテムか! これで余は安心であるぞ!(・∀・)」パアアアッ
その時――
ミニリーナ「おいお前、そこで何してんだ」
ナヨンを捜している最中のミニリーナが通りかかった。
バン「お主は……ミニリーナか? いやあ実は余、真珠を台座に置いてアイテムを手に入れたのだ!」
ミニリーナ「え? マジで?」
バン「うむ! しかも中々強力そうなアイテムなのだ! これがあれば狼なんぞ怖くなーいのだ!(・∀・) ――ん? どうした?」
アイテム欲しかったのに……と思いながら残念そうな表情を浮かべるミニリーナ。
ミニリーナ「マジか……なんかムカつくわ、それちょっと寄越せ」ガシッ
バン「な、何をするのだ! はなせ!;」
ミニリーナ「私だってアイテム欲しいんだよ」
バン「やだああああこれは余のものおおお!!; はなせえええ!!(;゚Д゚)」
ミニリーナ「やだ」
バン「んもおおおおおお!! 折角頑張ってここまで来たのにぃい゛い゛い゛ん゛!! 渡してたまるかぁぁあ゛あ゛あ゛!!;」←必死
ミニリーナ(なんだコイツ……すげえ必死だ;)
必死すぎるバンを見て流石に申し訳なくなってきたミニリーナは手を放したのであった。
バン「はあ、はあ……とにかくこれは余のものなのだ! アイテム取得は諦めるのであーる!」プンプン
ミニリーナ「分かったよ……;」
アイテムを獲得出来たバン王子。果たして、ジン、アリ、スハの三人もアイテムを手に入れられるのか?
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残り逃亡者……カレン、ジェニー、パウダー、ヘンリエッタ、バローラ、ミニリーナ、ジェフ、
スレンダーマン、ラフィング、ブラッディ、レイク、ルル、エテレド、ゼロ、シード、アンジェリカ、
アリ、スハ、ミン、シュエル、ナヨン、バン、ユリエル、コナ、ミカ、イリザベス、ホムンクルス、
ブレイク、ヤン、ニオ、ハットキッド、スナッチャー、ビクター、イソギク、那智、琴葉姫、
柊、わたげの38人。
続く
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.5 )
- 日時: 2023/03/06 19:39
- 名前: 琴葉姫 (ID: M0NJoEak)
こんばんは、ウィオさん!琴葉姫です!今までウィオさんの作品の感想はTwitterのツイートで行わせて頂いていましたが、今後は出来る限りスレの方にコメントを書かせて頂きますのでよろしくお願い致します!m(_ _)m
琴葉姫「今回の感想は私、琴葉姫と」
アーサー(ヘタリア)「最早お馴染みのアーサー・カークランドと」
バーソロミュー「メカクレ大好きハンサム海賊、バーソロミュー・ロバーツがお送りするよ!
ルルちゃん、目玉を収集する恐ろしい殺人鬼だけど、可愛らしいメカクレのお嬢さんだねえ!!!!!!!(目キラッキラ)」
アーサー(ヘタリア)「知 っ て た」
琴葉姫「そ の た め の バ ー ソ ロ ミ ュ ー ・ ロ バ ー ツ (爆散)」
アーサー(ヘタリア)「オ イ コ ラ ???」
バーソロミュー「ほう、ルルちゃんは霧を発生させ、相手を撹乱している間に目玉を奪うんだね」←海賊だしカルデアにいる英霊たちがアレ(おい)なのでルルちゃんが殺人鬼なのは普通に許容
琴葉姫「しかしヤン姐さんも負けてない!ルルちゃんに一発お見舞いしてやったぞ!」
アーサー(ヘタリア)「だが、ルルは一旦戦略的撤退か…ヤンがやられなかったのはいいが、ルルが今後何しでかすか不安だな…。てか、バンは休憩って呑気だな(汗)」
琴葉姫「体力無かったら生きてけないから()
レイク…………(マジキチスマイル)」
アーサー(ヘタリア)「やめろやめろ!!!()シードとか言う奴も主に子供を狙ってるみたいだし…カレンが危なくないか?」
琴葉姫「シード…カレンちゃんに手を出したらその時は…(ニッコリ)」
アーサー(ヘタリア)「だからやめろっつってんだろ!!!(ブチギレ)」
バーソロミュー「まあ無力な子供を狙うのは卑劣だからね。その時は君(※琴葉姫)が盾になるんだよ(!?)」
琴葉姫「せやな!!!(!?!?!?)」
アーサー(ヘタリア)「何言ってんだこいつゥ!?(驚愕)あ、ナヨンとミニリーナ…ミニリーナオオカミ少女になってるじゃねーか()」
琴葉姫「狼に追われてるだけに?」←←←
アーサー(ヘタリア)「は???(威圧)」
バーソロミュー「落ち着いて()二人は狼から逃げ切ったようだね。良かった…。バン王子も、真珠をゲット出来たようで良かったね」
アーサー(ヘタリア)「うわ、またヤバそうな殺人鬼が…」
バーソロミュー「うわとか言わないであげて()」
琴葉姫「スレンダーマン…(じとり)」
アーサー(ヘタリア)「お前…過去のルナプレで嫁を失格にさせたからって…(#^ω^)」
琴葉姫「紳士的な口調だしわたげさんのオリキャラのモデルになった方だから嫌いじゃないけどね←
ってカレンちゃんのことそんなヤベー奴に教えんなややっぱ信用出来ねえ!!!(は???)」
アーサー(ヘタリア)「あのさあ!!!!?(ブチギレ)」
バーソロミュー「しかし、スレンダーマン氏の言う通り、礼儀正しかったし殺人にも美学があるみたいだから、私は好ましく思うかな」←
アーサー(ヘタリア)「ええ…(困惑)お、韓国女子組←が真珠ゲットだな。台座に納めに行くが、無事に辿り着けるかな?」
琴葉姫「おお!バン王子が真珠を置いてスロウポーションゲット!狼の動きを鈍らせるアイテムは貴重ですよ!あ、ミニリーナちゃん」
アーサー(ヘタリア)「強奪すんなミニリーナ!()バンもバンでめちゃくちゃ必死だし…(汗)」
琴葉姫「濁点つけて叫ぶレベルってマジすぎるだろwww(クズ)ミニリーナちゃん引いてくれて良かったですねwww」
バーソロミュー「他の逃亡者たちも、狼や一部の逃亡者たちから逃げ切れるといいね」
琴葉姫「とりあえずレイクとカレンちゃんを狙うかもしれないシードとブラッディは許さん」←←←
アーサー(ヘタリア)「だ か ら !!!(ブチギレ)」
失礼しました(汗)次回も楽しみにしています!
では(・ω・)ノシ
- Re: 【Lunatic Play EPISODEⅨ】 ( No.6 )
- 日時: 2023/03/09 19:57
- 名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)
>琴葉姫さん
ありがとうございます! こちらこそ、よろしくお願いいたします!
メカクレ可愛い……(*´▽`*)
因みにルルちゃんの霧を出す能力はCreepypastaWikiのルルちゃんの項目見てた時に思いつきました!(霧に関連するキャラなのでそこから)
「周りが見えないまま目玉を抜き取られる」のは中々怖いですよね……;
ヤン姉さんのパワーは他の人を凌駕していますからね!
しかしルルちゃんは逃走……放っておいたら確実にヤバイですね;
レイクとシードも恐ろしい存在ですし……;
バン王子が休憩いたしました! 休憩は大事ですからね、無理は禁物です!
ミニリーナちゃんとナヨンちゃんのやり取り、私も書いてて「オオカミ少年みたいだな」って思いました←
今回のルナプレは第5回みたいに殺人鬼が多く参加していますからね!
礼儀正しいブラッディさんとスレンダーマンさんすこ←
スレンダーマンさんがカレンちゃんのことを教えてしまいましたが、果たしてカレンちゃんの運命は一体……?
アリちゃん、スハちゃん、ミンちゃんが無事に真珠ゲットです! あとは台座にセットするだけでございます!
バン王子、アニメでも大分コミカルなキャラですからねwww
ミニリーナちゃんは良心が痛んだので奪うのを止めましたww←
果たして、逃亡者達はこれから一体どうなるのか?
次回もお楽しみに下さい!<m(__)m>
では!