二次創作小説(新・総合)

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逃走中2〜従者たちの恋〜
日時: 2023/04/19 00:02
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: t7y4Iwob)

 今回の舞台は、冬しか来なくなった小さな国。
 この国には『四季水晶』と呼ばれる大きな水晶があり、その四季水晶に宿る精霊たちが春や夏、秋、冬を巡らせていた。しかし、精霊たちは数年前に冬の精霊以外突然姿を消してしまった。
 それを隣の大国に『この国は精霊を蔑ろにしていたのだ』と言われ、あっという間に支配されてしまう。
 大国の王と、小さな国の小さな王女……の従者である少女と青年は、そんな中に出会い、恋に落ち、密かな逢瀬をして愛を育んでいた。
 しかし、少女にはある秘密があって……。
 2人の恋と少女の秘密が、やがて大きな騒動へと発展していく。

 そんなエリアを駆け巡るのは、25人の逃走者たち!
 陰謀渦巻く中、120分間逃げ切れるのか!? それとも……!?

※注意事項※
・こちらの逃走中は柊の書く『綴られし日々〜作者とキャラの日常〜』の設定を多分に使用しております。
・そのため、クロスカプ、夢が含まれます。苦手な方はご注意ください。本当に。
・今回は特にクロスカプが多分に含まれます。ミニドラマのメインです。
・仲違い表現やとあるキャラの毒親評価などがあります。都度注意書きはする予定ですが、お気を付けて。
・何か不備やアドバイスございましたらご遠慮なくお願いします。
・計画性なんて皆無。
・投稿時間はまちまちです。
・突然更新が途絶える可能性が大です。

それでも大丈夫な方は、どうぞお楽しみください!

執筆開始 2023/04/10

逃走者一覧(五十音順、ジャンル名順不同、敬称略)

1 愛染国俊(刀剣乱舞)
2 秋田藤四郎(刀剣乱舞)
3 天城 雪子(Persona4)
4 イライ・クラーク(Identity_V)
5 ウサギゴケ(フラワーナイトガール)
6 エルメ(千銃士Rhodo knight)
7 円堂 守(イナズマイレブン)
8 鳳 えむ(プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク)
9 草薙 寧々(プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク)
10 国木田 花丸(ラブライブ!サンシャイン!!)
11 黒澤 ルビィ(ラブライブ!サンシャイン!!)
12 小泉 花陽(ラブライブ!)
13 里中 千枝(Persona4)
14 ジーグブルート(千銃士Rhodo knight)
15 十手じって(千銃士Rhodo knight)
16 杉田 努力(とっても!ラッキーマン)
17 染岡 竜吾(イナズマイレブン)
18 追手内 洋一(とっても!ラッキーマン)
19 津島 善子(ラブライブ!サンシャイン!!)
20 天悪(作者枠)
21 西木野 真姫(ラブライブ!)
22 巡音 ルカ(VOCALOID)
23 目立 たがる(とっても!ラッキーマン)
24 八雲(作者枠)
25 ラフィー(アズールレーン)

Re: 逃走中2〜従者たちの恋〜 ( No.20 )
日時: 2023/05/05 22:42
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: VpfXouOp)

【本編を開始します】

 未だ雪が残る冬の小国。そこの城下町中央広場に25名の逃走者は集められていた。
 逃走者たちの前には3体のハンターが入れられたハンターBOXと、赤いボタン。そしてその上にはタイマーがある。


愛染「ようやくだな秋田!」
秋田「ようやくですね、愛染くん! すっごくわくわくしてきました!」
愛染「俺も!」
真姫「二人とも元気ね……」
秋田「あっ、真姫さん! こんにちは!」
愛染「こんにちはー!」
真姫「今はおはようだと思うけど……まあ、いいわよね。こんにちは」


ラフィー「ん……寒い……」
ウサギゴケ「寒いの……ラフィーお姉ちゃん、ぎゅーするの!」
ラフィー「ん、ぎゅー……ぽかぽか……」
ウサギゴケ「ぽかぽかなの!」
天悪「癒される……」(´∀`*)
ウサギゴケ「あっ、天悪さんもぎゅー、なの!」
天悪「えっいいんですか」
ラフィー「……ぎゅーってしたいって、ラフィー思ってない、うん、思ってない……」(ぎゅー待ち体勢)
天悪「わーーーい!!!!」


円堂「あっ八雲さん! 今日はよろしくお願いします!」
染岡「よろしくお願いします」
八雲「あ、うん。よろしく。にしても、やっぱり何度見てもハンターには慣れないなぁ……すごい緊張する」
染岡「確かにそうですね、なんつーか……圧がすごいような」
八雲「そうそう、それ」
円堂「でも俺は楽しみですよ!」
八雲「あはは、それは俺もだよ」


ルビィ「あっ、あの!」
花陽「ひゃっ、ひゃい!?」
ルビィ「こ、小泉花陽さん……! く、黒澤ルビィって言います、ファンです!!」
花陽「え、えええ!? ファファファファン!? わ、わたしの、ですか!?」
真姫「あら、すごいわね花陽」
ルビィ「に、西木野真姫さん……!! ふぁあ〜、や、やっぱり実際に見るともっとかわいいよぉ……!」
真姫「かっ、かわ!? や、やめてよいきなり……!」
花丸「顔が真っ赤でもっとかわいいです〜、あっ、国木田花丸って言います。
それから、こっちの子は津島善子ちゃんです」
善子「善子って言うなぁ!」


寧々「本当に、私逃げ切れるかな……」
えむ「逃げ切れなくっても、思い切り楽しんじゃおー!!」
寧々「そうだね、その方が確かに楽しめそう。……それにしても、あそこの熱苦しい人となんか、頭がかなりツンツンしてる人、声大きすぎ……」
えむ「あっ、杉田努力くんと目立たがるくんのことだね!」
寧々「……もう、名前からして必然的なのかもね。声の大きさ……。特に頭ツンツンの人、司じゃないんだから……」
えむ「?」( ・ω・)?


努力「ぬぉおおお……俄然燃えてきた!! このどりょ……じゃなくて杉田努力!! 努力に努力を重ね、その上から努力をさらに上乗せして逃走成功してみせる!!!」
目立「逃走成功して目立つ、さらに言えばその間も目立って目立って目立ちまくーる!!」
努力「どうせてめえは序盤確保だろうな」
目立「なんだとコラーっ!!」
洋一「ああもう……なんでこの2人なのかなー、ついてねえ……あっ?」


謝必安しゃびあん(白黒無常の白の方/残花の涙)「皆さん、お集まりですね。お待たせして申し訳ありません」
范無咎ふぁんうじん(白黒無常の黒の方/残花の涙)「これから、オープニングゲームを始めるぞ」
アルヴァ「……」キョロキョロ

 【白黒無常】の謝必安、范無咎、そして【隠者】のアルヴァ・ロレンツが一人の亜人の女性を伴ってやって来た。亜人の女性はメイド服を着ていて緑の髪に青い羽が耳のように生えており、背中にも純白の羽が生えている。その上、足は鳥の足のようになっていた。目は閉じられていて何色なのかすら分かりはしない。
 女性は一度持っていた箱を置き、逃走者たちに一礼する。

??→ハル「皆様、初めまして。わたくしはハルと申します。名の由来はハルピュイアより、ハル、を賜りました。
……まあわたくし、フクロウの亜人なのですが」
花陽「は、ハルさんですね。よろしくお願いします。……あの、もしかして、目は開けないんですか……?」
ハル「え? いえ普通に開けまいたたたた眩しい」

 あっさり開かれた瞳は茶色に近いオレンジだった。すぐに閉じられ、陽が目に染みます、と目頭を押さえていた。

花陽「ご、ごめんなさい! まさかそんなことになっちゃうなんて……!」
ハル「ああいえ、お気になさらず。わたくしにとって陽の光は眩しすぎる、それだけのことです」
花陽「でも……」
ハル「あとぶっちゃけますと、音でいろいろ判別できるから目は開かなくていいかなー、と」
真姫「花陽、もう謝らなくていいと思うわ。
で、アルヴァさんは何をしているの?」
アルヴァ「……ルーカスは、いないのだろうか」(´・ω・)
真姫「ルーカス?」
謝必安「サバイバーの囚人のことですかね」
アルヴァ「……リストに、ルカ、とあったので」(´・ω・)
ルカ「それって私のことかしら?」
アルヴァ「……ルカ?」
ルカ「巡音ルカです」
アルヴァ「……人違いか」(´・ω・)
ルカ「そうみたいですね……」(´・ω・)
アルヴァ「……ルーカス……」(´・ω・)

 何も言わなくなるアルヴァに、えむはハッとして近づいていく。

えむ(((( ・ω・)てくてく
アルヴァ「?」(´・ω・)?
えむ「わんだほーいっ!」\(`・ω・´)/゛
アルヴァΣ(´・ω・)!!
アルヴァ(´・ω・)……
アルヴァ「わ、わんだほい…」\(;´・ω・)/
謝必安「えむさん、アルヴァさんはいつもこのような表情なので特別しょんぼりしているわけではありませんよ」
えむ「そうだったの!?」
アルヴァ「ああ……しかし、気にかけてくれてありがとう」(´・ω・)いつもだ
えむ「そっかー!」
范無咎「そろそろいいか? まずは全員、この箱からくじを引いてくれ。
今回のオープニングゲームはタイマー式だ。くじで選ばれた5人の逃走者たちが合計で『60秒』の計測に成功すればハンター放出まで1分間の猶予が与えられ、エリア内のどこに逃げても構わない。
5人の逃走者たちは計測するタイムを宣言してくれ。例えば10秒であれば10.00〜10.99の間で止めなくてはならない。0.1秒でも前後にズレたら、ハンターが即解放される」
謝必安「なお、5〜30秒までなら1秒単位で好きなタイムを宣言することができます。5人ですので、平均12秒。短ければ短いほど、後の人の負担が増えてしまいますね」
ハル「ちなみにここからハンターBOXの距離は20mとなっております」
アルヴァ「逃走者は、合計60秒の計測が成功、あるいは失敗でハンター放出まではこの四角に囲われた場所から出てはならない。……逆に言えばここから出なければ、どの範囲にいても構わない」(´・ω・)

 4人からの説明などを受け、逃走者たちは順番にくじを引いていく。

花丸「マルは何も書いてないずら!」
ルビィ「ルビィも!」

洋一「ぎゃ〜っ!! 僕数字書いてる……!! しかも5番!?」

ルカ「私は何も書いてないわね、えむちゃんは?」
えむ「数字じゃないけど、なんかオレンジのお花が書いてあったよ!」
ルカ「あら?」

天悪「あっ、天悪もなんかピンクの花が書いてあるやつだ!」
八雲「俺は何も書いてないな……」

 全員がくじを引き終わる。結果は以下の通りだ。

1 ジーグブルート
2 エルメ
3 染岡竜吾
4 津島善子
5 追手内洋一

花が描かれたくじを引いた逃走者

鳳えむ
杉田努力
天悪
愛染国俊

 数字はともかく、花については何も聞かされていない。何人かが首を傾げていると謝必安が1つ手を叩く。

謝必安「花を引いた方々はおめでとうございます。ペアを作る権利を得ましたよ」
愛染「ぺあ!?」
アルヴァ「ペアとなった逃走者は例え片方の逃走者が確保されても、もう片方の逃走者が逃走に成功すれば同額の賞金を得られる。……この4人は、自由にペアを組むことが可能だ。
タイミングはゲーム中に通達が入るのでそれを参考にしてほしい」(´・ω・)
努力「なるほど!! ではししょー!! 是非とも組みましょう!!」
洋一「よっしゃ! 努力がいれば確実に賞金ゲットだー!!」
謝必安「今組まないでくださいねー^^」
范無咎「では、早速オープニングゲームと行こう。1番手、ジーグブルートは前に」
ジーグブルート「おう」

 ジーグブルートが前に出る。全員が彼を見た。

洋一「ひぇえ……なんかすごい怖い人だ……」
努力「しかし師匠、彼の鍛え上げられた肉体……かなりの努力を積んでいる人物なのでしょう……!!」
十手「ジーグブルート君、何秒計測するんだい?」
ジーグブルート「あ? んなもん決まってる、30秒だ」
イライ「いきなりですか!?」
洋一「失敗されても困るんだけどなぁ……」
ジーグブルート「ああ!?」
洋一「ひぇっ」
ジーグブルート「失敗なんざするわけがねえだろ、俺は成功作様だぜ?」
アルヴァ「30秒だな、では、好きなタイミングでボタンを押してくれ」(´・ω・)
ジーグブルート「おう」

 ジーグブルートが一拍置いてボタンを押す。3秒までは見えていたタイマーが隠されてしまう。
 果たして、成功できるのか……!?

オープニングゲーム
ジーグブルート 計測中

Re: 逃走中2〜従者たちの恋〜 ( No.21 )
日時: 2023/05/06 13:39
名前: 大瑠璃音葉 (ID: bR6mg6od)

こんにちわ!大瑠璃音葉です!
音葉「オープニングゲームは体内時計式ね」
優彼「ジークブルートさん、いきなり30秒ですか!?」
音葉「あとの子達への負担はぐっと減るけれど、ジークブルートへの負担が半端ないよ」
優彼「・・・そう言えば音葉さん、藻田さんという人、どうしたんですか・・・?」
音葉「あ、そいつ?まずは小手調べにまどマギのお菓子の魔女に追いかけられる悪夢を見せたけど」
優彼(あれ?小手調べって、どういう意味だったっけ・・・?)
次回も楽しみに待ってます!

Re: 逃走中2〜従者たちの恋〜 ( No.22 )
日時: 2023/05/06 15:09
名前: 葉月 (ID: st6mEGje)

柊さんどうも葉月です。オープニングゲームは体内時計形式ですね!
ジーグブルートはいきなり30秒宣言したけど大丈夫でしょうか? せめて十秒単位で伸ばすとか……あ、これだと最後の人が二十秒増やさないかんかw
で、花の絵が描かれたカードはペアですか! と、なるとペアだけでやるミッションも出てくる予感がしますね。
ジーグブルートは成功するのか?

今回はこれで失礼します。

Re: 逃走中2〜従者たちの恋〜 ( No.23 )
日時: 2023/05/06 22:40
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: 5ySyUGFj)

柊「最近は散歩日和ですよねぇ、散歩したい…」

>大瑠璃音葉さん
コメントありがとうございます!
オープニングゲームは体内時計ですね、1番手ジーグブルートは30秒を宣言しましたが果たして…!?
小手調べって…なんだっけ…???

>葉月さん
コメントありがとうございます!
はい、体内時計です!ジーグブルートがいきなりの30秒の宣言、どうなるのか…!?
最後の2人はね…特に洋一くんがね…運が、ね…←
ミッションもどうなるのかどうぞお楽しみに!


コメントありがとうございました!

Re: 逃走中2〜従者たちの恋〜 ( No.24 )
日時: 2023/05/06 22:53
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: 5ySyUGFj)

 30秒を宣言したジーグブルート。ボタンを押し、3秒まで見えていたタイマーは隠されてしまう。誰もが緊張した面持ちでジーグブルートの背中を見ていた。
 ただし、ジーグブルートから見えていないからか、何やらロボットダンスを始めたハルとそれに釣られたえむ、吹き出した雪子にその緊張感が消えてしまった。

ジーグブルート「……ここだ」

 ジーグブルートが再度ボタンを押す。

花丸「ちょっと早かったような気もするずら〜……!」
善子「私は少し遅かった気がするけど……!」
ルビィ「だ、大丈夫かなぁ……?」

雪子「」←大爆笑中
千枝「雪子ー、落ち着いてー」

ジーグブルート「あいつはなんであんな爆笑してんだ」
ハル「わたくしがジーグブルート様の後ろで踊っていたからですね」ドヤァ
ジーグブルート「何してんだよ!?」
ハル「暇だったので、つい。出来心ですね」
ジーグブルート「つい、じゃねえ!」
謝必安「えー、とりあえずタイマーオープンしますね?」

 謝必安の一言で全員が再度タイマーに向き直る。果たして、クリアか、放出か……!?


ガシャン!

[30.36]

ジーグブルート「っし!」
「「「おおおお!!」」」
千枝「本当にクリアしちゃった!」
円堂「ジーグブルートさんすごいな!」
ジーグブルート「だから言ったろ、失敗なんざするわけがねえってよ」
洋一「(これで僕の負担が一気に減った〜!!!)」
善子「(よ、良かった、これで5秒ずつだとかじゃなければなんとかなりそう……!)」

 ジーグブルート、30秒の計測に成功! 残りの4人への負担はぐっと減った。特に一番最後の洋一と4番目の善子はジーグブルートを拝みそうなほどだ。
 次はジーグブルートと入れ違うようにボタンの前にエルメが立つ。

秋田「エルメさんは何秒にしますか!?」
エルメ「そうだね……」

 エルメは悩むような素振りを見せ、ちらりとジーグブルートを見た。そして微笑むと口を開く。

エルメ「ねえ、俺とジグで合計60秒でもいいのかな?」
范無咎「それは構わない。そうなると残りの3人に回ることなくクリアとなるな」
イライ「……まさか」
エルメ「では、俺も30秒で」
ジーグブルート「……」
「「「えええええ!?」」」
染岡「マジかよ……!」
八雲「だ、大丈夫なのか……!?」
洋一「僕に回ってこないのは安心だけどそれはそれで不安なんだけど!?」
目立「てめー!! かなりの美形な上に目立とうってかー!!?」
天悪「ちがうそうじゃない」

 他の逃走者たちのことも気にせず、エルメはボタンを押した。3秒からすぐに見えなくなるタイマー。誰もが固唾を飲んで見守る。だが、ジーグブルートだけは余裕があるように見えた。
 たった30秒が、長く感じる。そう、また踊り出したハルのロボットダンスも長く感じる。雪子は吹き出した。

エルメ「……ここだね。ああ、また彼女踊ったのかい? その子、すごく笑ってるけど」
千枝「踊ってましたね」
ハル「ぶい」✌︎('ω'✌︎ )
八雲「何にせよ、大丈夫なのか……? 今、少し早かった気がする……!」
努力「私も、早かったと思いますが……」

 再度ボタンを押したエルメ。果たして、タイマーは……!?










ガシャン!









[30.00]

オープニングゲーム クリア

「「「おおおおおおおお!?」」」
エルメ「うん、完璧だね」
ジーグブルート「……!!」
天悪「さ、30秒、ジャスト……!!」
目立「ぐぬぬ、め、目立ちやがってぇ……!!」
秋田「す、すごいです……!!」
アルヴァ「……では、オープニングゲームはクリアだ。全員、好きに逃げるといい」(´・ω・)
謝必安「ただし、エリア外には出ないでくださいね。出たら傘で飛んで行ってポコってした後、風船で戻しちゃいますので」
范無咎「(ポコ、ではなくドゴ、なんだろうな……俺も同じことはするが)」
アルヴァ「私も飛んで行ってポコ、とした後、風船で戻させてもらおう」(´・ω・)
范無咎「(隠者は場合によってはドゴ、のみならずバチィ、も追加だな)」
ハル「ではみなさま、ご武運を」

 逃走者たちはそれぞれ散らばっていく。

えむ「あっ、ジーグブルートさ……」

 えむがジーグブルートに何か声をかけようとしたものの、彼はさっさと1人で行ってしまった。少しだけえむは寂しいような、悲しいような顔をしたがすぐに寧々に呼ばれてその顔を明るくして彼女に駆け寄った。

謝必安「では我々は牢獄にいましょうか。不届者が余計なことをしないように見張らねば」
范無咎「ああ」
アルヴァ「私もいよう。……勘違いではあったとしても、自ら手を挙げた役目だ」
ハル「ではわたくしはご主人様の元へ戻らせていただきますね。お三方もどうぞ適度に休みながら頑張ってくださいませ。
終わりましたらローストチキンレッグでもいかがです?」足パァン
謝必安「あなたそれ鉄板ネタにしたいみたいですけどあなたが言うと笑えないんですってば」
ハル「解せぬ」
范無咎「解せ」



ハンター放出まで、50秒

洋一「いやぁ〜、最後って聞いてほんと焦ったけど最初の2人でクリアしちゃってついてたなぁ〜!
もしかして、今日で僕のついてない人生の終止符……今日から僕は日本一ついてる少年に生まれ変わるのか……!! いえーい!!」


40秒


イライ「なるべく最初の位置から離れたいですね……。さすがにすぐに捕まりたくはない、ですから」


30秒


えむ「じゃあまたあとでね寧々ちゃん!」
寧々「うん、えむも気を付けてね」
えむ「うん!!」


20秒


花丸「ルビィちゃん、善子ちゃん、一緒に行こう?」
善子「いいけど……あと! ヨ! ハ! ネ!」
ルビィ「えへへ、花丸ちゃんと善子ちゃんと一緒ならルビィ、頑張れるよ!」


10秒


染岡「もう10秒か……」





十手「よぉし、絶対に逃げ切るぞぉ!」





天悪「逃げ切れればまあいいですけど、何より楽しみたいですねーw」





八雲「よし、それなりに離れたからすぐに捕まることはないはず!」





努力「絶対!! 努力し!! 逃走成功!!」





目立「逃走成功で目立ーつ!! ……うん、自首はまあうんもしかするとうん」





秋田「ここに隠れます!」





花陽「き、緊張してきちゃった……!!」





エルメ「……少し、このエリア狭いね」










ガコンッ!

Timer Start
[120:00]

ハンターA「……」
ハンターB「……」
ハンターC「……」


 ハンターが、放出された……!! ハンターに捕まれば、その時点で賞金はゼロ。
 果たして、逃げ切る者は現れるのか、それとも……!?

[120:00]
残り25人


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