二次創作小説(新・総合)
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- 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】
- 日時: 2023/08/13 07:31
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………今こそ明かされる。
メイドウィン小説歴4週目『1日目』
カーレッジ・フレイン/シャドー・メイドウィン・黒影による時空監理局のルーツ。
4週目はいかにして始まったのか、時空監理局はどこから変わっていったのか……?そして、『あれ』はどう生まれて変わったのか……?
創造者目線で見る、結末のない世界の始まりと終わりの物語。
『注意』
かなり過去のエピソードですので、色んな作品のメイドウィン小説のネタバレ全開です。
AIのべりすと未使用
メタ要素強め
- Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.17 )
- 日時: 2023/08/12 21:53
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第4話】
「見え始める綻び」
たくっちスノー誕生以来、時空は大騒ぎになり、それを黒影が解決する。
が、たくっちスノーは中途半端なメイドウィンが連れてきた悪党も一掃してしまった。
たくっちスノー「元の世界でもイキれないくせに他所の世界で逃げていい気になってんじゃねーよ!」
メイドウィン「くっ、やるねたくっちスノー(いやふざけんなよお前人の物語に手を出しやがって)」
………
たくっちスノー「はー、だっる」
「ねぇ、アンタがたくっちスノー?」
たくっちスノー「だとしたら、だから何?」
悪魔王子「俺の名前は悪魔王子、アンタからすれば兄弟みたいなもんだ」
たくっちスノー「ふーん、兄弟?自分は一人っ子だって」
悪魔王子「まあ聞いてよ、ちょっとパパとね………」
………
鬼龍「ククク……二卵性双生児というのは便利だな」
鬼龍「技組が作っていたものをパクった催眠装置とkakikoとやらの気まぐれを使えば………簡単に【退場】を誤魔化せる」
鬼龍「俺の代わりにくたばった静虎には悪いことはしたがな」
………
メイドウィン「はぁ……まずいな、たくっちスノーが色々手を出すせいで、物語が狭まっていく」
メイドウィン「メイドウィン達も信じられないくらいの成長度だ、どういうことだ」
松山「お前も思い通りのようで手こずってるみたいだな」
メイドウィン「松山……!?何をした!」
松山「何もしてねーよ」
松山「kakikoとやらをちょっと弄ってな……多次元の別の観測者を10人くらいコピーしてこの時空に『貼り付けた』」
松山「最も、中にはコロコロと何回も設定が変わるヤツや、観測先とは大きく中身が異なるやつもいるけどな」
松山「言っとくが俺は何もしていない」
松山「協力を要請すれば『自分から』入ってきてくれるんだ、ここまで良い助っ人は無い」
メイドウィン「ちっ……面倒な真似を………!!」
メイドウィン「だがここは俺の庭!1番自由に動けるのは、俺のままだよ!」
メイドウィン「その人らは会った時に接待しておくとして、物語の権限は………」
松山「お前、もしかしてまだ気付いてないのか?」
松山「意思だから言うけどお前、時空に飽きられてきてるぞ」
- Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.18 )
- 日時: 2023/08/12 22:14
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
メイドウィン「あ、飽き……!?」
松山「お前みたいになんでもありだと『話』にもならない」
松山「つい最近分かったんだがな………どうやら、俺とお前以外は、成長してんだよ」
松山「【つよくてニューゲーム】って知っているか」
松山「お前が人間だった頃、お前がメイドウィンと共に人知れず【改変】した頃、そしてお前がメイドウィンとして二度改変した現在」
松山「どうやら、その時生きてきた経験や力ってのはずーーっと引き継がれてるみたいだよ」
松山「その恩恵にあやかれないのが俺だけってどういうことだよ?」
松山「答えは単純」
松山【俺はお前にめちゃくちゃにされ過ぎて、『松山那雄宏』を維持出来る要素が名前と見た目しか無くなった】
松山「俺はメイドウィンのせいでとっくに『寄生ジョーカーの松山』にはなれなくなったんだ」
メイドウィン「それって根拠は?」
松山「ある」
松山「寄生ジョーカーの世界に………」
松山「松山那雄宏がいた」
メイドウィン「【退場】!」
ぼん!!
メイドウィン「ふむ……それはダメだ」
メイドウィン「形式上、『松山』は2人もいちゃ困る」
メイドウィン「プルとプルツーじゃないんだから」
松山「…………お前それやめたら?そういうのがウケなくなる要因だぞ」
メイドウィン「まあ、それもそうか………」
メイドウィン「よし分かった………」
メイドウィン「ははは!俺はシャドー・メイドウィン・黒影!」
メイドウィン「この俺が、たくっちスノーをボコボコにしてやるからな!」
松山「…………」
松山「オエエエエエエエ!!!」
松山「キッショ!!」
メイドウィン「殺すぞ?」
松山「だってそれ、あいつの真似だろ………?」
松山「さすがアイツに1番近いだけあって、よく似合ってるよ!」
メイドウィン「それはどうも」
メイドウィン「さーて………今後の予定を考えておくか」
メイドウィン「たくっちスノーが暴れて、その度に俺が止める以上……目に見える範囲に置いておかないと、また余計なことをされる」
メイドウィン「万才が1度死んだ」
メイドウィン「まだ『ヤタガラス』の件すら終わってない、御剣怜侍とも会ってないのにたくっちスノーが勝手なことをした」
メイドウィン「ま、退場じゃないから後で俺が地獄から引っ張り出すが………」
- Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.19 )
- 日時: 2023/08/12 22:51
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
メイドウィン「それに」
メイドウィン「この1000万年でようやく気付いたが、松山那雄宏……お前は信用出来ない」
メイドウィン「いや、俺の身内こそ1番信用出来ない」
メイドウィン「となると、俺の世界もちょっと不安だな………」
松山「おい待て!!」
松山「自分の作った世界だろ何する気だ!!」
メイドウィン「俺が作った生き物達を……」
メイドウィン【ルミナ達ごと皆殺しにする】
メイドウィン「その代わり……」
メイドウィン「魔力人間」
メイドウィン「絶滅し残った死骸と魔力から永久機関の石を作成し、全人類をゴーレムに置き換える」
メイドウィン「無論、自分は人間だと思い込んだままにな」
メイドウィン「ルミナもメイドウィンの立場になると小言が多いからな、俺そういうタイプは嫌いなんだ」
松山「…………お前、石ころの妻で満足なのか、それで先祖は」
メイドウィン「大丈夫大丈夫」
メイドウィン【俺はつるぎちゃんが別に人間じゃなかったとしても好きだから】
…………
たくっちスノー誕生から1ヶ月後。
魔導界はマテリアが蔓延るゴーレム達の世界になり、
局長命令で時空監理局副局長にシャドー・ヘレン・黒影。
牙組副組長にたくっちスノーが就任された。
この事には当然反発する者もいたが……
カーレッジの力で【退場】させると、もう誰も何も言わなくなった。
この頃には既に、完全にカーレッジ・フレインという名は消えて、完全にシャドー・メイドウィン・黒影として振舞っていた。
たくっちスノー「………なんのつもりだ、黒影」
たくっちスノー「自分みたいな危険人物をこんな所に置いて、どんな神経してるんだかね?」
メイドウィン「まあそんなこと言わずに」
メイドウィン【俺から逃げられると思うなよ……?】
たくっちスノー「ふーーん、はいはい」
たくっちスノー(何となくわかってきた)
たくっちスノー(黒影は自分以外がぶっ倒されるのが……結構都合が悪いみたいだ)
たくっちスノー「黒影」
たくっちスノー「そんなに他の皆が大好きなの?」
メイドウィン「当たり前だろ!俺にとっては大事な家族みたいなものだから(物語を作るために余計な退場はさせたくないんだよ!)」
たくっちスノー「ふーん」
たくっちスノー【黒影のそういう所大っ嫌い】
- Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.20 )
- 日時: 2023/08/12 23:25
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノーは次第に……
黒影にとってタイマンされるより、自分が黒影以外を攻めた方が都合が悪いことに気付き始めた。
黒影に挑んでも勝てないから避けるのではない、事実これが黒影が1番困ることなのだ。
たくっちスノー「はははは!!」
かくして、たくっちスノーは時空気ままに暴れた。
それはカーレッジの用意したアニメに教育された、『誰もが皆全知全能の才能を持つ、ただやる気がないのでそれをやらないだけだ』という言葉を心から信じていたから……
たくっちスノー「いて」
「おっと」
たくっちスノー「あっぶねーなこのデブ!!一体どこ見て歩………」
かなちゃん「えーーと……大丈夫ですか?」
たくっちスノー「…………」
かなちゃん「もしもし?」
たくっちスノー「タイプかも………♡」
………
一方、見えないところで苛立ちが止まらないのはシャドー・メイドウィン・黒影であった。
物語の巨悪どころか非常に邪魔、かといって折角作り、もう二度とそれほどの規模のものが今になって作れるとは思えないため、【退場】も出来ず仕方なーーーーーーく生かしていたのだ。
メイドウィン「このままじゃつるぎちゃんを甦らせる暇が無くなってしまう………めちゃくちゃ邪魔だアイツ………」
そして、それとは別で想定外な事も起きた。
【キャラクターは段階を超えて強くなる。】
たくっちスノーが開催したゼロ・ラグナロクにて……観てしまったのだ。
悟空「…………」
【身勝手の極意】
極限まで到達した悟空の髪の色は………
メイドウィン「………!!」
チラッ
メイドウィン「………ッ!!!」
全知全能の神を食った自分と同じく
白のような銀のような白金のような……色をしていた。
………
さらに別のところでも
「あーっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!」
ルフィ「ギア……5!!!」
【モンキー・D・ルフィ ギアフィフス『ニカ』】
メイドウィン「………!!!」
全知全能の自身と同等の髪、同等の戦闘能力………
ここに来てシャドー・メイドウィン・黒影は遂に、自分の存在が本気で時空にとって危ういということに気付いた。
- Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.21 )
- 日時: 2023/08/12 23:53
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
メイドウィン「まずい……本当に、本当に強くなっている」
メイドウィン「まさかあのジジイが生きてここまで来ていたってだけでも厄介なのに………」
メイドウィン「でも、たくっちスノーは………なんか最近は俺以外に迷惑かけてしょっちゅう死んだり生き返ったりしてるし、ようやく俺の狙ってた布石通りに慣れた感じかな」
メイドウィン「ここまで信用されるまで長かった………反乱分子になるものは消えて、歴史に埋もれて」
メイドウィン「時空犯罪者のことはその世界に解決させるってルールを作っといたから、これでのびのびとまたつるぎちゃん作成の続きが出来る!」
………
が、しかし
メイドウィン「へぇ……」
メイドウィンはドーラ、いや【魔トリョーシカ】が何かをしていることに気付いた。
別の時空を作り出し、カーレッジを作り出し、それを自身へ上書きさせようということらしい。
が、上手くいってないようだ
メイドウィン「なるほど………大層なことを考えたものだ」
メイドウィン「でもね、この時空は俺の管轄……好きには出来ないよ」
………
松山(馬鹿だな……あいつはそう思っているが、実際失敗してんのはそうじゃねえよ)
松山(コピーってことは全知全能の神の力もメイドウィンから引き継いだつもりの力もない)
松山(そんなカーレッジに残ってる物なんて、ただの見栄っ張りじゃねーか)
事実、後にこのメイドウィンは反映ゲームに手を出して、ゲームで得た偽りの才能でイキリ散らかす。
カーレッジは彼を『黒影もどき』と否定するが……不思議な事に、魔トリョーシカは会ってもいないシャドー・メイドウィン・黒影を100点満点なレベルで再現出来ていた。
結論を言えば、本質のみで言えば彼は完全に本物のシャドー・メイドウィン・黒影その物だったのだ。
カーレッジ・フレインは決して認めない、友人も、それを偶像と知らずに願望で作り出していたカーレッジも惨めになるのだから。
………そして
メイドウィン「たくっちスノー?なんか………」
メイドウィン【妙に大人しくないか?】
たくっちスノー「あ………黒影さ、実は自分……」
たくっちスノー「自分もわけわかんねーんだが、未来の自分が突如現れて………」
たくっちスノー「お前が良い奴にならないと時空が滅ぶって言われたからさ」
たくっちスノー「仕方ないから良い奴にしたんだ!」
メイドウィン「……………」
「はあああああああ!!!?」