二次創作小説(新・総合)

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小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々
日時: 2024/02/19 08:59
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

こんにちは、初めましての方は初めまして。
女剣士と言います、宜しくお願いします。
前作は作者の都合によって締めてしまいましたが、今回は今までの作品以上に長く続けて行こうと思います。
この作品では、各作品からの代表者が沢山出ます。
勿論読者の方から許可も得て、そのキャラが出てくる事もあるので…ご了承下さい。
ルールについては、前作に描いてありますので…宜しくお願いします。


第1章:平和な日々 >>1-17
第2章:スタンセンの決意 >>18-


11話>>18
12話>>20
13話>>23
14話>>25
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30話>>


〜来てくれた読者の方たち〜
シュンさん>>4

〜コメント返し〜
シュンさん>>5

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味方キャラ一覧・紹介>>24
リクエスト応募
作者の不安と呟き>>3 >>21
世界観説明>>22
今後の更新予定>>19
雑談会話&次回予告
キャラ紹介>>6 >>17
主な登場作品
断章小説
魔法講座


スレッド誕生日:1月22日

Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.1 )
日時: 2024/01/22 08:30
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第1話「あり得ない真実」


【デルムリン島 ダイの家】


・マァム視点


『バンッ』


「……。嘘だろ、ダイが……アイツが自らの意思で封印されたって言うのか?」
マァム「ええっ。ブラスさんに聞いた話に寄ると、これは1年前に決まっていた事みたいなのよ」


3つの種族を持つダイはその混血であり、彼のお父さん・バランから少し聞いた事があるの。
彼の夢の中で聖母竜・マザードラゴンが感知していたのは勇者ダイの死ではなく、彼のお父さん・バランの方だったと。
ある事情で2人は引き離されていたらしいけど、私はあの闘いの時…ダイと闘いたいと強く願っていたわ。
レオナには経験した事がない闘いを、代わりに引き受けて欲しかったからね。


-----

信「つまり。その闘いを乗り越えたからこそ、ダイは自分の立場を理解していたって事か…」
マァム「ええっ。これもね、私の為に決めてくれた事なのよ」
『……………』


その中でも、ある世界から来た将軍クラスの彼…信にとっては納得していない部分もいくつかある。
確か秦国の部隊を幼馴染でもあるこの人・嬴政えいせいの指示を受けて、活躍していると彼本人から聞いた事があるわ。
彼の世界でも未だに闘いは続いているのに、『この世界』に滞在してて大丈夫かしら。
勿論長く滞在する訳にも行かないみたいだけど、私は言葉を待つよりお茶のお代わりに向かおうとしたその時だったの。


-----


「マァム。実はオレたち、ある人に頼まれているんだよ」
マァム「えっ?」
信「でも、テン……」
河了貂「いいんだよ信。きっとあの人なら、香凜ならオレたちにこう言うと思う。『それがてめぇらのしたい事なら、てめぇらの好きなように悔いのない闘いをやればいいさ!』と」
信「確かにな。あの人、言い方自体は悪いけど…俺たちはその人の気持ちに従わなきゃいけないんだよな」


本当ね、やはりトップに立つ人の言葉は凄いわ。
私はその女性に会ったことはないけど、今は少しずつダイの為に出来ることをしようと思う。
まずは彼の封印を解く為に、もう少し戦力を増やそうと思う。
現にこの島には私しか回復魔法の使い手はいないけど、ダイに関する情報提供をしている時に…私とダイの知り合いと再会出来たらいいなぁ。
だからダイ、もう少しだけ待っててね。
私があなたの封印を、必ず解いてみせるから。

2話に続きます。

Re: 小さな勇者と武闘家少女の愉快な冒険日々 ( No.2 )
日時: 2024/01/23 08:11
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第2話「最強の魔導士・フリーレン」


【デルムリン島 海岸】


・信視点


「此処が、例のモンスターだらけの島か」


何だ? 見た事ねぇ奴がこの島に来ているぞ。
しかも尖った耳をしてるとすりゃあ、何かの種族に間違いない。
肝心のマァムは動く気配ないということは、もう少しだけ様子見という事だ。
テンと政には、ブラス爺さんの護衛に全力を尽くして貰わなきゃいけないからな。
するとマァムは動き出し、例の来客の元へ向かい始めた。


-----


マァム「安心して。この島のモンスターたちは危害を加えないわ!」
「確かに。不思議そうな顔はしているけど、敵意はなさそうだね」
マァム「見た所、あなたも冒険者かしら?」
「そんな所かな。後は、小さな勇者の復活に全力を尽くせとある方に命じられているからね」
マァム「…………ッ!!!」


小さな勇者……、つまりコイツもダイの復活を願っているということか。
どうやら尖った耳の魔法使いさんも、俺たちと同じ冒険者と言った感じだな。
しかも、向こうからダイの名を出した途端…マァムが反応しているぞ。
さて、もう少しだけ様子を見た方がよさそうだな。


-----


マァム「ねえ。あなたの名前を伺ってもいいかしら?」
「そうだったね。私はフリーレン、秩序を司る神・メーア様の護衛を任されてる魔法使いだよ」
マァム「マァムよ。元僧侶戦士なんだけどね」
フリーレン「成程。武闘家になったのは、例の勇者を少しでも守りたいからってとこかな?」
マァム「ええっ……」


フリーレンって、あの凄腕の魔法使いだったのか。
確か政から少しだけ聞いた事があったぞ、かつてコイツがいた世界にも魔王がいたと。
その当時の冒険者は勇者ヒンメル 僧侶ハイター 戦士アイゼン そして…魔法使いフリーレン。
その一行らでも、10年という長い旅をしていた事があったらしいな。
その魔王って奴は、どんだけ強いんだよ。


-----


マァム「凄いでしょ? この魔法陣はね、邪悪な魔物を引き寄せないようにしているの」
フリーレン「確かに。普通のモンスターたちなら、この円陣に触れる事は出来ないね」
マァム「…………」
フリーレン「マァム、どうかした?」
マァム「……。大戦時の頃、ダイを育ててくれた鬼面道士・ブラスさんはかつて…魔王の手下だったらしいわ」
フリーレン「フェルンからその話はある程度聞いた事があるよ。そっちの厄介な相手というのは、大魔王バーンの事なんだよね?」
マァム「ええっ。かなり手強かったけど、あの時…私がダイを受け止めたから」


成程、地上に落ちて来たダイをマァムがしっかり受け止めたのか。
その姿をポップやアバンは察していたらしいけど、先にダイの元へ向かったのは他でもないマァムなんだよな。
大切な末弟子を受け止めるのは、姉弟子でもある自分にしか出来ない事だと。
その闘いより前から、マァムはダイを好いているかも知れないな。
勿論バーンは倒されたが、死神・キルバーンが生きていたって言うのがかなりムカついて来るぜ。

3話に続きます。


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