二次創作小説(新・総合)
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- それぞれの戦士たちの愉快な冒険記
- 日時: 2024/02/25 10:11
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
こんにちは。初めましての方は初めまして。
前作は訳あって閉じてしまいましたが、今回は最後まで進めて行こうと思います。
ゲストキャラとして、前作に応募してくれたキャラも登場します。
最初の舞台は、作者が昔見ていた『あの世界』がメインです。
第1章:決戦!ドールナイツVSマリベル >>
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スレッド誕生日:2月25日
- Re: それぞれの戦士たちの愉快な冒険記 ( No.1 )
- 日時: 2024/02/25 17:32
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第1話「2つの機械」
【香山家2階】
・ダイ視点
『スッ』
「はい。ダイお兄ちゃん♪」
ダイ「これ…。何だっけ? ノヴァ」
ノヴァ「ダイ。この機械は首型の装置だから…、コーリングチョーカーっていう代物だよ!」
要するに、凄い戦士を呼ぶ為に必要な機械なんだね。
代わりにノヴァが使い方を説明していて、一緒に呪文を唱える練習をする。
すると、おれの首に付いているチョーカーが光り…目の前にその戦士は現れたんだ。
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『しゅうぅぅん……ピカーン』
「お呼びですか、ダイ様!」
ダイ「えっ? さっきの呪文で来ちゃったよ」
香山リカ「うん。イサムお兄さんは、ダイお兄ちゃんたちの呼びかけに応じてくれたんだよ!」
『………。す……、凄い……』
初めて経験したから、未だに実感は湧かないけど。
まさか練習で来てくれるなんて、想像以上だった。
普段は専用のケースにしまっていて、彼女のおばあちゃん…ナナエさんが管理しているみたい。
この世界の悲劇を繰り返さないように、おれも役に立たないといけないんだ。
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「ダイ様。どんな時でも私をお呼び下さい、我々ドールナイツはコーリングリングやチョーカーを持つ者に従います」
ダイ「ありがとう、ドールイサム!」
ドールイサム「では。ノヴァ殿、それまでダイ様を宜しくお願いします!」
ノヴァ「ああ。分かったよ、ドールイサム」
今度呼ぶときは、おれが頑張るしかないかな。
リカより歳上だけど、未だに読み書きが苦手なままだとカッコ悪いからね。
現にドールランドには、ポップが攫われているままなんだ。
本来ドールイズミのコーリングチョーカーとコーリングリングはポップが持つ者だけど、リングの方は今はテト号の乗組員・エスが所持している。
その機械を強化したのは先代王者エックスで、エス的には実のお父さんには冷たいみたい。
まるで、あの頃の俺たちみたいだなぁ。
2話に続きます。
- Re: それぞれの戦士たちの愉快な冒険記 ( No.2 )
- 日時: 2024/02/26 08:22
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2話「新たな事件の予感」
【テト号 コックピット】
・ティ視点
「よしっ、今日も異常なし……っと」
いつかは2つの世界が混ざり合い、どちらも助けないといけない時があった。
混乱しつつも1人ツッコミを繰り返す赤い巻毛の女の子・りんごは今、娯楽室にいる。
エスはたまにまぐろの所に行って、ぷよぷよを教わったりしているようだ。
あははっ、あの大事件が懐かしくなって来るよ。
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「ピピー♪」
ティ「いや。エックスに毎回のことを報告していたんだ」
オー「ピピピー♪」
オーは俺の相棒だけど、前にあったアルルも同じことを言ってたなぁ。
俺たち……、気が合うコンビだと。
アルルにもカーバンクルがいて、短縮で呼んでいたんだよなぁ。
あの事件が起きたのも、夢ではない気がするよ。
もしおれが時空の番人になるって言わなかったら、こうして艦長を勤めていなかったかも知れないな。
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『ガチャッ』
「ピピー♪」
りんご「オー。おはようございます」
オー「ピピピッ、ピピー♪」
アイ「やあお嬢さん。起きて来て済まないが、少し見て貰いたいとこがあるんだ」
りんご「分かりました。じゃあティ、また後で」
ティ「ああっ!」
あれからあの闘いは起こらず、それぞれ平和な日々を暮らしている。
アイもすっかりりんごを頼るようになり、エンジニアとしてかなり成長している。
ゼットは今日も、ジェイたちの暴走を食い止める事に真剣だ。
今は寂しくない、おれには頼りになる家族や大切な人がいる。
いつでもこのテト号に来れるように、エコロたちが更に強化してくれたからな。
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りんご「ティ。何を考えているんですか?」
ティ「りんご。初めて会った時のことって、覚えているかい?」
りんご「………。突然どうしたんです?」
BGM設定:FF8よりThe Oath
ティ「もし。あの時……、2つの世界がバラバラじゃなかったら…俺たちはこうして合わなかったかも知れないんだ」
りんご「…………」
ティ「でも。俺たちは会えたんだ、これは奇跡なんだよ」
りんご「………。ティ」
ティ「んっ?」
りんご「今更。今更そんな事を言わないで下さい」
ティ「でも……、こうしているのも……夢みたいな気がしてさ!」
りんご「夢じゃないんです。私と一緒にいる事や、一緒に行動する事だって…忘れる訳がないじゃないですか!!」
ティ「………。りんご………」
ごめん、時々はどうしても不安になってしまうんだ。
今は凄く幸せだし、りんごがいてくれるから俺は艦長として頑張っていられる。
エスも乗り気じゃなかったけど、エックスに合う事は悪くないと言っていたな。
すずらんに用がある時は、ゼットやアイに事情を話さないといけないな。
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『ピリリリリリ……』
ティ「エス。何があった?」
『分からないけど。アルルたちの世界で大変な事になってんのよ!』
ティ「大変な事?」
『ええっ。見たことのない黒ずくめの奴らが少し前に来たんだけど、小さな勇者を知らないかって言われて…知らないって言ったら何処かに行っちゃったのよ!!』
りんご「……。魔力か何かを使って現れたとしたら、新たな事件が起きようとしていますね」
『さっすがりんご、状況を理解しているじゃない!!』
共に共闘した時は、りんごを認めようとはしなかったけど。
アミティとは少しずつ、理解し合っているみたいだ。
怪しげな服装をした黒ずくめの奴らが現れたという事は、りんごの言う通り事件の可能性もあるな。
今ダイとノヴァが不在だから、彼らが戻る前に何とかしないといけないぞ。
その為にこちらも、離陸態勢に入るしかないな!!
3話に続きます。