二次創作小説(新・総合)

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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
日時: 2018/10/16 08:40
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「Z2なんて表現、ドラゴンボールでしか見ないよなぁ」

龍我
「ZZでよかったんじゃね?」

福ちゃん
「どちらでもいいですから...ほら、注意に入りますよー」

【帰って来たマガイモノと神のどたばた物語】

福ちゃん
「このお話はタイトルの通り『ざくざくアクターズ』の二次創作であり、『ざくざくアクターズZ!』の続編に辺ります、まだ前作を読んでいない方は先にそちらからどうぞ」

たくっちスノー
「時系列は水着イベント後!だからネタバレとか含まれる可能性もありますがご了承を!」

龍我
「で、この小説も例に漏れずいきあたりばったりだ!どんな展開になるか全然分からねぇ!」

たくっちスノー
「更に!今回は今まで以上にマガイモノが登場するよ!」

たくっちスノー
「あ、最後に!今回はカップリング要素も多いからそういうのが苦手って人はブラウザバックな!」

龍我
「これらが許せるやつはハグレ王国の一員だ!」

たくっちスノー
「それじゃあ今作も楽しんでくれよな...あ、マガイモノ王国もよろしくー!!」


(国民一覧は前作からどうぞ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『目次』
【第一部 前触れ】
「復活!マガイモノ屋編」
>>1-6
「ハッピーバースデー、メニャーニャ編」
>>8-15
「激突、ムカデ人間VSハチ人間VSアリ人間編」
>>16-23
「柚葉の初恋編」
>>24-33
「龍神のペンダントとハグレた神々編」
>>34-39
「最高完璧だった黒影編」
>>41-45
「猫と悪魔と名無しの悪霊編」
>>47-54
「『ヒーロー』を受け継ぐ機体モノ編」
>>55-59
「時空監理局の真相編」
>>62-67
「時空激震!怒りのマクスウェル編」
>>68-72
【第二部 時空異変】
「輪廻の奥からノロイマス編」
>>75-79
「別次元からやってきた英雄ヒーロー編」
>>82-89
「至高のお菓子を求めて編」
>>90-94
「鏡よ鏡、罪人は誰?編」
>>97-101
「ちっぽけな正義、純粋な悪党編」
>>104-108
「健康に踊らされし者達編」
>>109-113
「燃えよ!震えよ!ドラゴン交流会編」
>>114-120
「ちょっと変わった、不思議な騒動編」
>>121-127
「紛い物の王(前編)」
>>130-134
「紛い物の王(後編)」
>>135-143
【第三部 腐敗時空】
「激突!雪だるまサッカー編」
>>144-148
「福の神の休日編」
>>149-153
「この世の未来はボクらの物編」
>>154-158
「スワッチとスワマリちゃんとフェルマリちゃん編」
>>159-165
「終焉の魔神再び編」
>>166-170
「せめて、生き物らしい生き方を。編」
>>171-175
「宇宙海賊キャプテン・グリーン編」
>>176-180
「さらば、サイキッカーヤエ編」
>>181-185
「世界の最期の夢を見た編」
>>186-190
「黒影の先祖対面編」
>>191-197

【最終章 ざくざくアクターズ】
「バッドエンドをぶち壊せ」
>>200-205


【ミトラ】(シャドー様) >>10
【ネメシア】(Mirura@様) >>11
【ムニャウ】(ルルミー様) >>17
【リンネ】(驟雨様) >>30
【カノン】(花音様) >>60
【戦場海斗】(彩都様)「雑談スレに掲載」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.107 )
日時: 2018/03/28 17:21
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そしてマガイモノ屋では...

福ちゃん
「ヘルさんどころかデーリッチちゃんもマリーさんもいつのまにかいなくなって...」

龍我
「もしもし、おいたくっちスノー!」

たくっちスノー(リニュ前)
【へい、たくっちスノーですが】

龍我
「お前どこいったんだよ!?」

たくっちスノー(リニュ前)
【そうだねー、よく分かんないけど青い屋ねの倉庫と言ったところかな】

龍我
「はぁ!?」

たくっちスノー(リニュ前)
【あーあと、ハグレ警察に通報してくれないかな、出来ればミスター・マーロウ氏にも、それじゃあ待ってる】

プツン

龍我
「切れた...」

クラマ
「青い屋根の倉庫?確かハグレ王国の裏にそんな空倉庫があったはずだ」

福ちゃん
「分かったわ、私はジュリアさんとマーロウさんを呼んでくるから、二人は先に向かって!」

龍我
「よっし...行くか」

クラマ
「ああ」

...

ビャッコガンナー
「ライオォォォン、ブーメランッ!!」

スザクセイバー
「うおおおおあああああ!!」

二つのロボットの武器がぶつかりあい、爆発が巻き起こる

デーリッチ
「ちょっとー!サイズが大きすぎて避けるのが精一杯でち!」

たくっちスノー
『そりゃ向こうはサイズとか考慮しないからな』

ヘルラージュ
「回復は私がやるから負けないで!」

デーリッチ
「分かったでち!うおおおお!デーリッチ覇王拳!」

ローズマリー
「ブリザードⅦ!」

スザクセイバー
「ぐおおおっ!!」

スザクセイバー
「強い...まさかこれほどとは...だが負けるわけにはいかないのだ!」

スザクセイバー
「貴様達悪党を...この手で滅ぼすまではっ!!」

たくっちスノー
「滅ぼす...うちは勝手に滅んだっていいけど、そんなことをすれば名無しの怪物はこの世界を滅ぼしに行くぞ!」

スザクセイバー
「それがどうしたというんだ!」

たくっちスノー
「分からないのか!?あいつのワガママのせいで罪のない奴まで消えるんだぞ!!」

ローズマリー
「この世界に住んでいるのがハグレ王国だけだとでも思っているのか!?」

スザクセイバー
「なっ...うううっ!!」

たくっちスノー(リニュ前)
(明らかに動揺しているな...ローズマリー参謀達の想像通りだったわけか)


スザクセイバー
「黙れっ!!正義に楯突く王国など消えてしまえばいい!!」

スザクセイバー
「必倒!紅蓮鳳凰剣!」

スザクセイバーの剣は赤く燃え上がり、ミアラージュに降り下ろされる

ヘルラージュ
「あっ、お姉ちゃん危ない!!」

ミアラージュ
「心配無いわ...魔神霊術、嫌疑祓流!!」

ミアラージュのランドセルから怪異が飛び出し、スザクセイバーを押し出す

スザクセイバー
「ヌオオオッ!!」

ミアラージュ
「さぁ、今のうちにトドメをさしなさい!」

デーリッチ
「チェーンジ、タイガーモード!」

ビャッコガンナー
「百獣砲、スタンバイ!標準よし!角度よし!...何時でも発射可能!」

たくっちスノー
『フィニッシュは必殺技だよな!!』

デーリッチ
「ダブル...」

ビャッコガンナー
「タイガー...」

「「スペシャル!!」」

ビャッコガンナーの虎のビーム砲と、デーリッチ覇王拳が合わさり、1つのエネルギー波となる

スザクセイバー
「な、何!?うおおおおおおおっ!!」

スザクセイバーはそれに耐えきれずお約束の爆発をする

デーリッチ
「やったでち!」

ビャッコガンナー
「トモダチ守って...大勝利!」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.108 )
日時: 2018/03/28 21:22
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

デーリッチ
「ど、どうなったでち..?」

スザクセイバー
「くっ...まだだ!正義は悪には必ず負けない!」

ヘルラージュ
「ま、まだ生きてる!?」

ローズマリー
「腐ってもマガイモノ...というわけか。」

スザクセイバー
「正義の道を果たし、ハグレ王国という悪を倒すまでは」

たくっちスノー
「正義...ねぇ、その自信はどこから来るのか不思議だよ」

スザクセイバー
「何だと...!?」

ミアラージュ
「さっきから聞いていれば正義正義と...言葉だけ並べても軽い意味にしかならないわよ」

たくっちスノー
『うぐっ』

たくっちスノー
「ぐふっ」

ローズマリー
「なんで反応する」

スザクセイバー
「なっ...私の正義が間違っているとでも言うつもりか、悪党め!」

ミアラージュ
「悪党...ね、私は正しい人間とは言うつもりはないけど、何が正義で何が悪かは理解出来てるつもりよ」

ミアラージュ
「あんたにとっての正義って?」

スザクセイバー
「当然、時空監理局だ!」

スザクセイバー
「時空監理局は全てを正しく導くのだ...時空を、世界を、国を...人々を!」

スザクセイバー
「時空監理局にとっての正義とは、私にとっての正義なのだ!」

ミアラージュ
「そう...監理局に頼まれたからやりたくもないことをやったわけね」

スザクセイバー
「うっ...しかし...」

「もういいよ...」

スザクセイバー
「あっ...この声は!」


倉庫の隙間から、黒い液体が形を形成する

名無しの怪物
「こうやって話すのは久しぶりになるかなー、ハグレ王国。」

ローズマリー
「メイドウィン...いや、名無しの怪物!」

スザクセイバー
「助けに来てくれたのですか!」

名無しの怪物
「なんで?」

スザクセイバー
「えっ...」

名無しの怪物
「赤いのなんで負けてるの...と思ったら王様も居たんだ、なんで?監理局辞めさせたのに」

たくっちスノー
「二人いるのは自分だけじゃないんだよ」

名無しの怪物
「ああ、あいつもいたっけか...赤いの、もういいよ、倒せないならまた作るから」

スザクセイバー
「な、何を言って...」

たくっちスノー
『ああ、やっぱお前だったんだ、スザクセイバーにミス・ヘルラージュの誘拐を頼んで殺そうとしたの』

ローズマリー
「まぁ...お前以外にはありえないけどな」

デーリッチ
「なんでヘルちんを狙って...」


名無しの怪物
「えっ...ハグレ王国で一番弱い奴を調べてもらったら彼女がヒットしただけだけど」

スザクセイバー
「なっ...まさかそれを分かってて私に殺すように命じたのですか!?」

名無しの怪物
「でも君もあんまり強くないし、ビャッコガンナーのせいかもだけど」

たくっちスノー
「はぁ?」

ローズマリー
「お前...!!!」

スザクセイバー
「弱き者をこのような手で潰させるなど...そんなの正義ではない!」

名無しの怪物
「...赤いの、正義の正は正しいって意味でしょ?自分が正しいと思えば、なんだって正義だよ」

スザクセイバー
「なっ...!!」

名無しの怪物
「もうヒーローはいいや、お前は変に真面目すぎる...次は殺し屋とかでいいよね、弱い人すら倒せない弱いヒーローはもう...」


ミアラージュ
「弱いですって...もういっぺん言ってみなさいよ!!」

名無しの怪物
「ええ?でも俺が決めたわけじゃないし...まぁ俺もなんか弱そうとは思ったけど」


ミアラージュ
「...うちの妹は!確かにちょっと情けないし、ちょっと弱虫な所あるし...ちょっと運動が苦手な所もあるけど...」

ローズマリー
(ちょっとってレベルじゃないと思うけど)

ミアラージュ
「それでもね...あんたなんかに見くびられるほど、うちの妹は腰抜けなんかじゃないわ!!」

ヘルラージュ
「お、お姉ちゃん...」

ミアラージュ
「あんたはラージュ家を完全に敵に回したわ...もしまた妹を狙うなら、絶対に祟ってやる!!首を跳ねて焼き付くして、そしてアンデッド人形にして一生コキつかってやる!!」


ミアラージュ
「ヘルを...ラージュ家を...ハグレ王国を...甘く見ないでよ!!」

スザクセイバー
「.....」

名無しの怪物
「...じゃ、標的を変えるか、赤い奴はもうどうでもいいや」

ミアラージュ
「待ちなさい!!」

たくっちスノー
『おい、名無しの怪物』

たくっちスノー
『ハグレ王国...軽い気持ちで殺せると思うなよ』

名無しの怪物
「...ふーん、他に弱そうなのは居るし、まあ今回は出てくよ、じゃあまた」

たくっちスノー
「待てッ...!!」

名無しの怪物は液状化して何処かへと消えていく...

「オルァ!!」

それと同時に、倉庫の壁に穴が開く


龍我
「大丈夫か!?」

たくっちスノー
『おせーよ!』

龍我
「しょうがねぇだろ!?ここ森だから探すのにも苦労したんだよ!」

クラマ
「ハグレ王国、ヘルラージュは無事で!?」

ローズマリー
「あ、ああ...傷1つない」

クラマ
「それなら良かった...」

ヘルラージュ
「...お姉ちゃん」

ミアラージュ
「何?ヘル。」

ヘルラージュ
「ごめんなさい...本当は私が怒らなくちゃいけないのに、お姉ちゃんが啖呵を切っちゃって...」

ミアラージュ
「謝ることじゃないわよ...妹を悪く言われて怒らないほど私は薄情な姉じゃないわ」

ヘルラージュ
「お姉ちゃん...!」

ミアラージュ
「帰りましょうヘル...ハグレ王国へ」

ヘルラージュ
「あっ...うん!」






ミアラージュ
「名無しの怪物...覚悟しなさい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名無しの怪物
「ねぇ、ヘルラージュ全然弱くないんだけど」

「えっ、そ、そんなはずは...」

名無しの怪物
「いいから、次の探して」

「はい!?次のって...マガイモノはもう作らないのですか!?」

名無しの怪物
「変なのに因縁つけられちゃったからね...今度また失敗したら、消して新しいモブキャラ創って入れるよ」

「ひいいっ!!わ、分かりました!!」





名無しの怪物
「つるぎちゃん...なんでロボットは作れるのに、つるぎちゃんは出来ないのかな?」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.109 )
日時: 2018/03/29 07:59
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「スザクセイバーって居たじゃん」

クラマ
「ああ」

たくっちスノー
「処分するのは可哀想だったからさ...あっちの黒影がロボット学校という所に送ってくれたんだ」

龍我
「ロボットにも学校とかあるんだな」

たくっちスノー
「まあね...怪物の奴、ローズマリー参謀の想像通りデータだけパクってコミュニケーションを取っていなかったらしく、今は正義とは何かを考える段階にあるらしい」

福ちゃん
「立派になって帰ってくると良いわね...」

たくっちスノー
「そうだな、やっぱりマガイモノ達もやりたいことを見つけて、頑張ってもらいたいなぁ...ちょっと散歩しに行っていいかな?」

龍我
「おう、今度は俺たちが留守番だな」

...

たくっちスノーは原っぱに寝転がり、大空を見上げる

たくっちスノー
「あー!暇だなー!」

たくっちスノー
「外歩いてても、とくに面白いことは見つかりそうにないなぁ...」

たくっちスノー
「アニメとかも無いしなぁ、ここ...」

「うーん、ん、うう...」

たくっちスノー
「あれ?この声は...」

たくっちスノーが声のある方に向かうと、そこには、角を握ってうずくまる女性の姿が

たくっちスノー
「貴方は確か...こたつドラゴン!」

こたつドラゴン
「う、ううっ...角が、角が痛い...」

たくっちスノー
「角が!?...待ってて、今医者を呼ぶ!」

こたつドラゴン
「ううう...」

たくっちスノー
「マガフォン!!」

たくっちスノーは体から黒い液体を取りだしマガイモノ連絡端末「マガフォン」に変える

かなづち大明神に連絡できるものを持てと言われ作り出したものだ

たくっちスノー
「もしもし、僕だ...急病人だすぐ来てくれ、時空番号は...」


デーリッチ
「あっ、こどらちゃんどうしたでちか!?」

たくっちスノー
「王さま...こたつドラゴンが角が痛むって」

デーリッチ
「つ、角が!?」

こたつドラゴン
「う、ううーん...」

たくっちスノー
「しっかりしろ、今医者を呼んだからな!」

デーリッチ
「医者って...マガイモノのでちか?」

たくっちスノー
「ああ、自分の作ったマガイモノにドラゴンの専門医が居るんだよ...」

話していると、白衣を着た竜人が時空の渦を抜けて現れる

たくっちスノー
「フクリュウ!ごめんね突然呼び出して...」

フクリュウ
「気にするな、ところで急病竜はどこだ」

デーリッチ
「こ、こっちでち!」

フクリュウ
「竜人か、角が痛むとなると...近くに病院は?」

デーリッチ
「あっちに診察所が!」

フクリュウ
「よし」

...

フクリュウ
「...どうやら角が大きく傷付いてたみたいだ」

こたつドラゴン
「あ、ああ...どうにか収まったじゃん...」

たくっちスノー
「角が傷ついただけでうずくまるか?」

フクリュウ
「たくっちスノー様、牛は角にも血管があると言われている...アレと同じさ」

フクリュウ
「特にこいつほどの角の小ささだと、いつ脳内出血してもおかしくなかっただろう...」

こたつドラゴン
「なにそれ怖い」

フクリュウ
「たくっちスノー様に感謝するんだ、早めに見つけたから大事に至らずに済んだからな」

こたつドラゴン
「う、うん...マジさんきゅ」

たくっちスノー
「いやいや、自分が通らなくても王さまが...」

こたつドラゴン
「それで、私はいつまで寝てればいいの?」

フクリュウ
「夕方頃には角も元通りになる、それまでは安静だな」

こたつドラゴン
「う、うん...」

フクリュウ
「そういえばたくっちスノー様、お前なんでも屋始めたそうだな」

たくっちスノー
「まあね、正確には再開したんだけど」

フクリュウ
「それなら、俺の頼みも聞いてくれないだろうか?」

たくっちスノー
「え?...別にいいけど、どんなの?」


...

デーリッチ
「なんで角を怪我したんでちか?

こたつドラゴン
「誰かに突然殴られて...」

デーリッチ
「ええっ!?」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.110 )
日時: 2018/03/29 09:45
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「おーい皆」

龍我
「ああ、お帰り...そいつは?」

フクリュウ
「角を怪我した竜人を治療するよう呼ばれたフクリュウだ」

福ちゃん
「竜人...というとこどらちゃんね、酷い怪我なの?」

フクリュウ
「大事には至っていない...半日安静にしていれば...」

クラマ
「ならいいけどよ...わざわざそれを伝えるためだけにここに来たのか?」

フクリュウ
「おっと、そうだったな...頼みたい依頼がある」

龍我
「任せろ、なんでも聞いてやるぜ」

フクリュウ
「ああ...マガイモノ屋に頼みたいことは、薬に関してだ」

フクリュウ
「最近、俺の作った薬が誰かに盗まれていてな...まぁ、販売しているわけではないのだが」

龍我
「ああ、そういえば最近どっかの世界だと健康ブームとかでそういった薬が売れてるそうだ」

福ちゃん
「へぇ...」

フクリュウ
「俺のような医者にとっては迷惑なブームだがな...ちょっとしたことで駆け込んできて...と、俺のことはいいな」

フクリュウ
「他のところでも薬が盗まれているらしいが、特に俺の竜の素材を使ったものは大変珍しいらしく、ちょくちょく売り飛ばされているんだ」

クラマ
「なるほど、そいつを取り返してこいと?」

フクリュウ
「いや、薬は皆自作だし俺の体を使うからまた作ればいい...ただ、どうしても盗られるのはまずい物がある」

たくっちスノー
「...ドラゴンクリームか?」

フクリュウ
「そうだ」

福ちゃん
「ドラゴンクリーム?」

たくっちスノー
「フクリュウの作った薬では最高傑作、塗るだけでどんな病気でも治る魔法みたいなアイテムだ」

クラマ
「ぬ、塗るだけでかい!?」

福ちゃん
「そんな不思議なものがあるなんて...」

フクリュウ
「...確かにたくっちスノー様の言うとおり、どんな怪我でも病でも治る、死にかけの人間でも数分で歩けるくらいに回復する」

フクリュウ
「しかしその分、使い方を誤った時の副作用は凄まじい...そして、素人が触れば間違いなく失敗する、だから盗られるのはまずいんだ」

福ちゃん
「なるほど...どんな病気でもリスクなしで治るなんて、そんな美味しい話などあるわけないものね」

たくっちスノー
「分かった、その依頼を受け付けよう...それで報酬のところは...」

フクリュウ
「俺の作った薬を用意しよう、どこにでもある安全なものを....」

クラマ
「了解だ、ドラゴンクリームはどこに?」

フクリュウ
「俺の建てた診察所に全部保管してある」

たくっちスノー
「なら王さま呼んでこないとな...」

龍我
「よし、行こうぜ」






フクリュウ
「何が健康だ、俺の薬で勝手に苦しんでも自己責任だ...」

Re: ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(募集中) ( No.111 )
日時: 2018/03/29 10:55
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

~医療の世界~

フクリュウの住む世界は、あっちこっちに赤十字のマークがあり、あっちこっちから薬のCMが流れてくる騒音の世界だった

デーリッチ
「病院が沢山あるでち!」

ローズマリー
「お菓子の世界の時も思ったけど、なんで世界というのはこうも極端なんだ...」

フクリュウ
「ここは最先端の医療技術が取り入れられていて、俺のような医者が留学するにはもってこいの世界なんだ」

デーリッチ
「へぇ...ローズマリーもここで学べばもっといい薬を作れるんじゃないでち?」

ローズマリー
「こらこら、参謀が国を離れちゃまずいだろ」

デーリッチ
「おっと、そうだったでち...やっぱりこの世界も人が多いでちね」

龍我
「健康ブームだからな...薬とか健康器具とかあっちこっちで買い占められてるそうだ」

クラマ
「買うどころか盗まれてるのもあるがな」

フクリュウ
「ああ...薬を飲んでかえって酷くなっては元も子も無いだろうに...」

福ちゃん
「少し聞いてもいいですか?」

フクリュウ
「どうした?」

福ちゃん
「貴方の薬の副作用についてお聞きしたいのですが...」

フクリュウ
「そうだな...前例だと、傷口にかけるタイプの液状の薬を飲んで舌が死んだり、混ぜる漢方薬を混ぜずに飲んで悪化したりだな」

ローズマリー
「な、なんて凄まじい...」

フクリュウ
「俺の作る薬は治癒能力が高いが、何故か副作用まで恐ろしくなるんだ...」

デーリッチ
「がくがく...じゃあ、ドラゴンクリームの副作用って...デーリッチ達が想像も出来ないくらいの」

ローズマリー
「下手すれば薬が原因で死ぬかもしれない、というわけか...!」

「詳しく聞かせてくれないか?」

福ちゃん
「えっ?」

メイドウィン
「あっ、突然すいません、俺たちはこういう...あれっ、皆どうして!?」

デーリッチ
「メイドウィンさん!」

メイドウィン...前・時空監理局の黒影が、医療の世界で聞き込みを行っていたのだ

メイドウィン
「皆、こんなところでなにしてるんだ?ショッピング?」

龍我
「俺たちはマガイモノ屋の仕事だ...そっちはなんだよ」

メイドウィン
「俺も仕事さ...実は、この世界で薬が沢山盗まれているそうなんだ」

ローズマリー
「ええ、それは聞きました...私たちはこのフクリュウさんの大事な薬を守るように頼まれたんです」

メイドウィン
「なるほど...俺も似たような薬品会社多数から頼まれて...」

海斗
「局長、近くの薬局の受付が怪しい人陰を見ただって!」

メイドウィン
「分かったすぐ行く!...じゃ、何かあったら連絡してくれ、出来ることなら助けになるから」

デーリッチ
「そっちも気を付けるでち~!」

福ちゃん
「どうやら他のところでも被害があるみたいね...」

クラマ
「まぁ、犯人探しはあっちに任せるとして、俺たちはドラゴンクリームの所へ急ぎますかね」

ローズマリー
「そうだな...それで診察所はどこに?」

フクリュウ
「街にはない...ついてこい、あと入るときは気配を隠し隠し通路からだ」

たくっちスノー
「えっ?どうして?」

フクリュウ
「行けば分かる...」

...

ドンドンドンドンドン!!

フクリュウの診察所の扉から、叩くような音が響く

デーリッチ
「ふ、フクリュウさん、ノックの音が尋常じゃないけど!?」

フクリュウ
「開けるな!そんな強くノックするほどの体力が残ってるなら俺が治療する必要もないということだ!」

...しばらくして、諦めたのかノックの音は止んだ

フクリュウ
「まったく...うちは非公認の危険物なんだぞ、誰だ情報を漏らした奴は...」

ローズマリー
「それで、ドラゴンクリームは?」

フクリュウ
「これだ」

フクリュウは棚からクリームの入った小さな瓶を取り出す

福ちゃん
「これがドラゴンクリーム...」

ローズマリー
「見ただけだと普通のクリームなんだけどなぁ」


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