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■些細な嘘から始まった ■【遂に完結!】
作者: 碧  (総ページ数: 77ページ)
関連タグ: 殺人 複雑  
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そう、霞のことはばれてはいけない。私は殺してないから悪く無いけど、警察に出してないから犯罪になるのかもしれない。私はそういうのは疎いから分からないけど。
まぁ、その話はまたいつか、ゆっくりと。

暫く光と談笑したあと、光は帰った。また、窓から出て行った。
さて、私もポストを確認して新聞とったあと、学校行かないと。……あ、一日休んじゃった。ま、親も居ないから責められないけど。
……あれ?よく考えると、霞が居なくなって、親が心配しないのか?そういえば、メディアによれば霞の母親って自殺して父親は逃げたんだっけ?……うちと同じだ。少し同情するなぁ。
こんなに都合の良いことあるんだなぁ。私の都合じゃないけど、ね。

葵は、自宅の前にあるポストの中を確認した。
いつも通り、新聞をとって家に戻ろうとしたが、ポストにはもう一つ手紙らしいものが入っていた。
表紙には……
「招待状 白咲 葵様」
と書いてあった。
招待状?私、さっきパーティー行ったばかりなんだけど。
もう一度、招待状を見てみる。
薄桃色の封筒で、薔薇のシールが貼ってある。
うーん、……怪しい。
とりあえず、開けることにした。

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