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*40*
……美味しいな。
あれ?なんか、眠い。みんながどんどんぼやけていく。どした、私の目は?
[翌日 6:00]
「おはようー!」
私が目を開けるとそこには大きな顔をした光が居た。正しくは、顔を近づけて居たのだ。
「わぁぁぁぁぁあ!」
私は、驚いてベッドから落ちた。
ん?……ベッド!?しかも、うちのベッドだ。
確か、私はパーティー会場にいたはず。さて、どういうことかな?
私が、光に問うと光が苦笑して答えた。
「葵ね、あのワインと蛤で酔っちゃったんだよ」
え?……あぁ、食べたね。
思い出した!
ーーワインと蛤で酔った私は光と日子さんに担がれて、あのパーティー会場に来た時の車に乗ってうちまで運ばれたんだ。
ん?なぜ、光はうちに入れた?
そこら辺は、考えたら怖そうだからやめておこう。
私の家は、二階建てで寝室は二階にある。つまり、光は一階を通った……或いは、窓から飛び込んだ。二つ目はあり得ないが、窓が開いていたからいってみた。
……やっぱり、気になるなぁ。
私は、光にどこから入ったか光に聞いてみた。私と光しか居ないし。
「窓だよ。そこのが開いてたから」
まさかの、冗談がヒットした。私、予知能力……改めて、当てる能力があるのかもしれない。超能力ってあるんだな。……いや、今のはまぐれだ。そう、まぐれ。
ていうか、一階通ってなくて良かった。一階の奥の部屋には、霞が居るからな。
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