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作者: カリン (総ページ数: 168ページ)
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*163*
(なみ系の謎。)
「う〜ん……」
わたしはペンをペン立てに突っ込む。
放課後の図書室は眠いものだ。
わたしは今年中二になった。
小学校時代も色々とあったものだ。
日記を開いて見た。
* 今日は 失恋した。
ーーーに振られた。
でもいいの。
……幼馴染だったのにな〜
まさかーーの事が好きだったなんて……
あ〜、今日は疲れた。
わたしはペラペラ何ページか飛ばす。
* めっちゃヤバい。
一目惚れしちゃった……( *`ω´)
ーーー君。
結構人気あって……一個下なの
頑張るぞぉーーー( *`ω´)
……ーーーの事も諦められるの、わたし?
* どうしよう?
依里歌ちゃんと美紀ちゃんが放課後に呼び出してーー
何て言われたと思う?
「 ーーー君から手を引いて。」
ーーーだって。
依里歌ちゃんと美紀ちゃんは、ーーー君の事が好きなのかな。
でもわたし、これ以上諦められないよ。
手を引けない。
頑張ろう( *`ω´)
* (^O^)/ (^O^)/(^O^)/(^O^)/(^O^)/
ワーーーーイ!!
ーーー君に告られた〜〜
めちゃくちゃさいこぉ!
今日は、寝る!
* わたし……バカかも……ううん!
わたし、バカだ!
依里歌ちゃん達に、言っちゃった。
どうしよう……睨まれたよ〜…>_<…
ーーー君はわたしの事好きだったんだって!
だって……だってさ。
ど〜しよう
* 今日……イジメ始まったかもしれない…>_<…
わたし……大丈夫なの?
あんなにーーー君の事好きな人がいるなんて。
知らなかったよ
ま 自分でケリをつければいいだけ。
* どうしよう、ーーにひどい事言っちゃった!
わたし、どうなるの?
そこで、日記は途切れていた。
ここからどうしたんだっけ?
今はどうでもいい事。
だけどね。
「 どうしたの? 」
後ろから嬉しい声がした。
わたしは持っていた日記をさっと隠す。
「なんでもないよ! 」
「そっか。 じゃあ良かった。」
君はクスリと笑った。
胸がドクンと波打つの、君に聞こえちゃったかな?
君の歯がキランと光った。
少し身長が高い君にわたしは少し背伸びして……
「つとむ君。 ありがとう。」
これくらい、いいよね?
ーENDー