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無表情な美人転入生と僕の話
作者: aya ◆jn0pAfc8mM  (総ページ数: 23ページ)
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10~ 20~

*6*

3.5話 僕が勉強している事について

「城だな」

昔、信を家に呼んだ時、僕の住む家を見た最初の一言。

途中まで車で送ってくれる運転手とか、使用人がいたりも確かにする。

でも別に、僕がお金持ちではない。

僕を預かってくれる親戚の人が、会社で成功したお金持ちだっただけだ。

僕の両親もこの会社の研究所で勤めていた。

でも研究所が消えても、そんなに損害を被ったようすがないのが凄い。

「亮二様、お帰りなさいませ」

毎度毎度使用人が挨拶してくれるが、僕は適当に返してすぐに部屋へ。

鞄を置くと、部屋の、ある棚をスライド。

開いた大きい穴から、書斎に入った。

その書斎は、僕の部屋にすぐ行ける場所にある。

しかし、書斎には本が山積みになっているので、人は入れられないのだった。

机には、たくさんの本が積み上げられている。

読んだものは売るように、決めた場所に置いておけば使用人が売ってくれるが、

そんな早くは読めない。

でもそろそろ、僕は調べている謎を解明出来そうだった。

使用人が買ってくれた本を読んで、ノートに書く。

謎の光の正体は? 

きっとあの奇跡について、真面目に調べている人なんていない。

僕の狂言か、思い違いだと思っているのだ。

でも、構わない。

僕は僕が納得出来る結論を、真実を見つければいい。

それで十分で、僕は

「あ……」

凄まじい早さで、僕は真実を垣間みてしまった。

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