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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*40*
たくっちスノー
「お」
帰る途中、真夜中だというのにグラウンドを走り続けるライスシャワーの姿があった
ただ、我武者羅に……必死に走る彼女の姿が
ライスシャワー
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」
ライスシャワー
「このままじゃ、ダメだから……もっと、頑張らなきゃ」
たくっちスノー
「何してるんだ、お前」
ライスシャワー
「っ!?」
たくっちスノーは特殊な力でライスシャワーの背後に回っていた
たくっちスノー
「ああ気にするな、俺はちょっと特別な力を持ってるからこれくらいは余裕なんだ」
ライスシャワー
「ルドルフさんの……トレーナーさん」
たくっちスノー
「もうそろそろウマ娘は寝ないといけないって時間にトレーニングとは……お兄ちゃんや雪の指示って訳じゃなさそうだな」
ライスシャワー
「………ライスが」
ライスシャワー
「ライスがダメだったせいで、負けちゃったから……」
たくっちスノー
「…………それで?」
ライスシャワー
「だから、せめて次のレースまでに少しでも強くなっておかないとって思って。」
たくっちスノー
「それでこんな時間まで走っていたと?バカかお前」
ライスシャワー
「えっ」
たくっちスノー
「雪みたいに松山だからしょうがないとは言うつもりは無い」
たくっちスノー
「時空で戦うってのは、あんな奴がゴロゴロしてる可能性もあるからな………」
たくっちスノー
「で、そんな真夜中に?兄貴達に何も言わずにトレーニングか?」
たくっちスノー
「それで怪我したら元も子もねーだろうが!!」
たくっちスノー
「余計なことしたら勝てるものも勝てなくなる!!」
たくっちスノー
「俺と違って体力は有限なんだ、休める暇あるなら休め!!」
たくっちスノー
「お前もプロ気取りなら与えられた時間で最大限強くなる方法でも考えてろ!!」
たくっちスノー
「あーやっべ!!俺も時間ないんだった、帰る!!」
たくっちスノーは言うだけ言って帰って行った
ブルーメン
「ライス、そこにいたか」
そこに通りすがったようにブルーメンが現れて……
ブルーメン
「今日はもう遅い、お兄ちゃんコーヒーを淹れてやろう」
ライスシャワー
「………うん!」