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マリオと彩月の時空クソゲー日和(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 58ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ゲーム実況シリーズ クソゲー 
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彩月
「……………ねぇ、マリオさん」

彩月
「どうしてクソゲーは生まれるんだろう?」

マリオ
「そうだなぁ………製作者の傲り、技術不足、不運、縺れに拗れ合い、理由は色々あるけど……………」

マリオ
「じゃあ彩月、どうして俺はスーパースターになれたんだろうな?」

彩月
「え?」

マリオ
「俺のゲームはドンキーコングから始まって………まぁそんときは名前なかったけど」

マリオ
「マリオブラザーズからスーパーマリオブラザーズになってやれ30年、様々なゲームに出てその殆どがスター級の作品となった」

マリオ
「漫画だって沢山出たし、昔はカップラーメンやふりかけにもなったしアニメ映画だって作ってもらった」

マリオ
「今やリアルワールドで俺を知らない奴はいない、そんなすげーキャラクターが俺だ」

マリオ
「俺は、マリオはどうして名作ゲームになったのか彩月は分かるか?」

彩月
「キャラクター性………としてはヒゲのおじさんって推すのは勇気いるし、その時代でアクションゲームを作ったこと?………でもなさそう」

彩月
「…………………でもね、1番思い当たるのは、確信がないのは」


彩月
「製作者さんが、マリオのことが本当に好きだったから……………なのかな」

マリオ
「…………だったらいいよな」


マリオ
「俺、キャラクターだからリアルワールドの人間と違って歳を取らない、いつまでも今のままだ」

マリオ
「なぁ、彩月…………」

マリオ
「出来ることなら俺はあと10年………いや100年はスーパースターをやっていたいな」

マリオ
「沢山のマリオゲーム並べてさ、こんなこともあったなーって思い出に浸りたい」

マリオ
「その時はまた、動画撮ってくれよ………絶対くるから」

彩月
「………クソゲーだけは勘弁してよね」

マリオ
「大丈夫だよ、多分な」

マリオ
「…………ま、無理は言わないけど」


彩月
「いいよ」






彩月
「またマリオ35周年にでもなったら、それやろうよ」

彩月
「私たちキャラクターは歳をとるもとらないも自由自在だからさ」


マリオ
「………ふっ」



「…………ねむ姉、編集終わったよ」

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