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ざくアクZ3 暗黒王国の逆襲(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 67ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ざくアクZシリーズ ざくざくアクターズ ハカイモノ 
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*19*

‥‥‥‥

ダークデーリッチは、いた。

玉座に座っていた


「!」

ダークデーリッチ
「くくく‥‥‥どうだ?デーリッチ、私の国は」

デーリッチ
「穴の中に店を作るってアピール面で厳しくないでち?」

ダークデーリッチ
「余計なお世話だ」



「‥‥‥その、結構住民さんもいたけど」


「あんな‥‥‥太陽も見えないところに住まわせて大丈夫なの?」

ダークデーリッチ
「ここに居るものは大抵太陽なんかと縁のない、表で生きていけない連中だ‥‥‥気にするわけが無い」

ダークデーリッチ
「そもそもハグレというのは、デーリッチが来るまでそんな連中の集まりだったようなものだ」

デーリッチ
「ハグレが裏モノの時代は終わったんでち!」

ダークデーリッチ
「それはお前やお前らがそういう奴だから」

ダークデーリッチ
「ハグレが裏?差別的な言葉、だから自分達は立場が悪い」


ダークデーリッチ
「いいや違う、世間上の立場や風潮も確かにあるだろう」

ダークデーリッチ
「私の国のヤツらがそうなったのは奴らの自業自得だ」

ダークデーリッチ
「この国の奴らは甘えている‥‥‥自分達の問題に目を背け、ハグレだから自分達は辛い目にあっていると振る舞う」

ニセテル
「‥‥‥‥‥ハグレつっても立場を変えるため、生き抜くために自分で行動して世界すら動かすくらい真面目でよく出来たやつもいれば、こんな奴らもいる」

ニセテル
「光と闇、太陽と漆黒‥‥‥‥2つのハグレ達の国」

ダークデーリッチ
「‥‥‥‥まさか、私自身もこんな国になるとは思っていなかったけどな」

デーリッチ
「ダークデーリッチ‥‥‥‥‥‥」

ダークデーリッチ
「世界はお前のように優しさの塊じゃない」

ダークデーリッチ
「とは言っても‥‥‥それはお前が1番分かっているか」


ダークデーリッチ
「あえて言うぞデーリッチ、ハグレが悪いのではない、ハグレという立場に甘えるやつが悪いんだ」


ローズマリー
「‥‥‥‥裏のハグレ王国か、とんだ幻想だな」

ローズマリー
「聞いて、見た限りでは‥‥‥‥ろくでなしを収容する刑務所みたいな所だな」

ダークデーリッチ
「それは間違ってないかもな‥‥‥」

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