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ざくアクZ2!偉大なる神とマガイモノ屋(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 237ページ)
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あれからしばらくして

デーリッチ
「かなちゃんの調子はどうでちか?」

たくっちスノー
「ようやく精神的に慣れてきたみたいだけど…………まだ妖精の森から出られないって」

たくっちスノー
「体が変わってもあまり気にしないと思うんだけどなぁ………」

たくっちスノー
「自分も時々女性の体にはなるけど、不便さとか他人の目とか感じたことはないよ」

ローズマリー
「…………それ本気で言ってるのか?」

たくっちスノー
「え、ああ……当然だけど?」

ローズマリー
「全くこれだから君は……… ほら、そこまで言うならかなちゃん慰めに行ってきなよ」

たくっちスノー
「えっ、自分が!?自分でいいんですか!?」

デーリッチ
「このままじゃかなちゃんでも可哀想でち、たくっちスノーもかなちゃんが大好きなら何かしてあげてほしいんでち」

たくっちスノー
「わ、わかった!まさか王様から言われるとは思わなかったよ、行ってくる!」


…………


たくっちスノー
「かなちゃん様ー?かな…………」

かなちゃん
「……………」

たくっちスノー
「寝てる………慰めに来たつもりだけど、まあいいか」

たくっちスノー
(…………かなちゃん様の体、前よりもふわふわもちもちしてるな)

たくっちスノー
(なんか…………まるで、毛布のようだ………ぎゅーっとしてると、すごく力が抜ける)


たくっちスノー
(ああ、そうだ…………かなちゃん様を好きになったのは………この暖かさだ…………)




かなちゃん
「…………ん?」

たくっちスノー
「すー………すー…………」

かなちゃん
「んっ!?な、なんでたくっちスノーが…………」

たくっちスノー
「ん………んん………おかあさん………ん………」


かなちゃん
「…………もう、しょうがない子だな」

かなちゃん
「君は妖精達よりも手が焼ける子なんだからなぁ」


…………

龍我
「たくっちスノー?どこいったー?」

デーリッチ
「かれこれ数時間は見かけてな…………んお」



たくっちスノー
「……………んん」

かなちゃん
「……………ふー…すー………」




デーリッチ
「………………ふふっ」



デーリッチ
「あと10分だけ、そのまましてあげるでち」


END
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