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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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*79*
龍我
「なんでこんなことに!?」
たくっちスノー
「日記見られただけでこんなキレるなんて思わなかった」
福ちゃん
「言ってる場合じゃ...来ます!」
リンネ
「ウオオオオオオ!」
アルバイツ
「悪霊化がどんどん進んでいる...落ち着かせるのであれば早めに」
ローズマリー
「言っておきますけど悪霊になったのは貴方のせいでもありますからね?」
アルバイツ
「仕方ないだろう!本を見るのが私の仕事なのだから!」
たくっちスノー
【マガイモノ奥義!ノーザンクロス・ティー!】
たくっちスノーはリンネの周りを凍結させるが、リンネはそれをすり抜け、迫っていく
たくっちスノー
「うわっ、全然効いてない!」
リンネ
「こうしてやるっ!」
リンネはアルバイツに向かって突っ込んでいく
アルバイツ
「危ない...やはり狙われるのは私か」
福ちゃん
「まぁ、日記読んだのは貴方ぐらいだものね...」
たくっちスノー
「で、肝心なあいつの日記ってどれよ!?」
デーリッチ
「リンネちゃんに日記渡したら沈んでくれるかなぁ」
たくっちスノー
「それだ!...絶対に内容は見るなよ!自分達まで狙われるからな!」
デーリッチ
「分かったでち!ええとええと...」
アルバイツ
「そんなことで本当に収まるのか!?」
デーリッチ
「やらないよりはマシでち!」
リンネ
「ウオオオオオオ!」
アルバイツ
「くっ...これでどうだ!!」
アルバイツは時空の渦から本をリンネに落とす、リンネは本に埋もれてうずくまる
リンネ
「....っ!!」
アルバイツ
「生前は陰陽師だった人間の資料や本...やはりアイテムだけでも幽霊に効くのか」
福ちゃん
「そ、それ大丈夫なの?」
アルバイツ
「私にも分かりません、内容は分かってても試したことはありませんので」
ローズマリー
「デーリッチ、そっちはどう!?」
デーリッチ
「ノーヒントだから全然分かんないでち!!」
たくっちスノー
「どれがあいつの日記だよ!」
クラマ
「あれ...いないと思ったらなんで福の神様の屋敷に!?」
福ちゃん
「クラマ君、今は危険だから近づいちゃダメよ!悪霊が!」
クラマ
「悪霊ですって!?」
デーリッチ
「かくかぐしかじかで」
クラマ
「なるほど」
たくっちスノー
「今でも探してるんだけど互いに特徴とか分からないもので...」
クラマ
「互いに...ねぇ、あんた確か書物の神でしたっけ?幽霊が日記を取り返しに来たってどうしていた?」
アルバイツ
「さあな...日記を読まれたくないという理由でさ迷う幽霊すら聞いたことないからな...」
クラマ
「なるほど...ちょっと失礼します」
龍我
「どうにか出来るのか?」
クラマ
「俺も少し不安だが...これでもくらえ!!」
クラマは日記の山をリンネに向かって投げつけると...大きな光に包まれる!!
デーリッチ
「えーーーっ!?なにそれ!?」
クラマ
「よし、上手くいった!」
そして光が無くなった後...リンネと大量の日記は無くなっていた。
ローズマリー
「き、消えた!?でもどうやって...」
クラマ
「幽霊が探し求めてた物を手に入れると未練が無くなって消える奴ありますよね?実はアレ、物理的な奴なんすよ」
龍我
「なんだそりゃ」
ローズマリー
「まさか、触れるだけで消えるってこと?」
クラマ
「そういうことっすね、下手な銃でも数撃ちゃ当たる、纏めて投げても上手く成仏して助かったよ」
デーリッチ
「そんなんでいいんでちか...たぶん知らないひとの日記まで持ってっちゃったけど」
クラマ
「...まぁ、わざわざ日記取りに来る幽霊なんて奴くらいでしょ」
福ちゃん
「だと良いけど...」
アルバイツ
「まぁいいか、日記の処理にも困ってたし」
ローズマリー
「こんな解決の仕方でいいのだろうか...なんだか腑に落ちない...」
たくっちスノー
「あっ、成仏したら報酬貰えないじゃないか!」
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初めて幽霊の依頼人を相手にした、ちょっとしたことで祟ってくるからこういうのは大変なんだ
とりあえず、自分はいつ死ぬか分からないけど、死ぬ直前には日記を焼却してもらうように頼むことにした。
...あと、クラマとアルバイツはあのあと福の神様にむっちゃ怒られてたことを付け加えておく。