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鳳凰学園協奏曲-カルテット-【完結!】
作者: 鳩麦白夜 (総ページ数: 101ページ)
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作者: 鳩麦白夜 (総ページ数: 101ページ)
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*85*
「その姿…。鳳凰か」
「そうだね。君たち神を捕食するには絶好の姿だ」
「…神を…いや、翼神龍ヴァーをなめるな」
夥しい姿に変わった源次郎をレリクは睨んだ。
そして、本格的に戦うのだろう、レリクの頭には黄金の角と腕、尾が生えていた。
「残念だが…君は私に勝てない。君たち神は私によってリリアのための贄になってもらう。…少なくともクリスには」
「クリスには指一本触れさせない!!」
レリクはそう言うと、雷の無数の鋼球を作り出し、源次郎にぶつける。
「うがあああっ!!」
「あっさり攻撃が当たった…?」
さっきまでの自信はどうしたのか、と言いたくなるほどに源次郎はレリクの攻撃を全て食らっていた。
「…まだだ…!まだ我慢だ…!」
「攻撃しないならこっちはどんどんするよ。クリスを守るためにも」
それからレリクは雷、直射電磁砲などさまざまな攻撃を源次郎に浴びせた。
だが、源次郎は避けもせず静かに立ち上がるだけ。
「…何かがおかしい…!」
「もう、我慢は終わりだ。クリスの前に逝くがいい。レリク・ゴッドアンダーソン!!」
「…!」
今まで動きもしなかった源次郎がレリク目掛けて見えないスピードで襲いかかる。
「……………」
ソファーに寝かされていたクリスの目が薄く開いた。
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