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*21*
第七章-懐かしみ-
見事な星月夜。
満月の青白い光が青々とした竹に反射し、幻想的な景色を作り出している。
その中を暁は一人、歩く。
ふらふらと明確な目的はない。
落ち着いて酒が飲める場所ならば、どこでもよかった。
――まばゆい光が放たれた
炎の放つ光のようだ。
少し気になった暁は、そちらに向かうことにした。
ただ、歩みは速めない。
紅魔館とは逆方向なのだ。
わざわざ急ぐ必要もないだろう。
単なる野次馬根性で向かって行った。
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