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*37*
聞こえた声はつい十分前まで聞いていた声。
その声を聞いて反射的に伏せる美鈴。
――憑符「鬼神千手観音」
美鈴の真上を巨大な無数の腕が通過した。
なぎ払われたナイフの群れはいかなる法則によるものか瞬時に咲夜の手元に戻る。
暁は巨大な腕をそのまま叩きつけた。
暁「む……」
違和感があった。
避けられた。
そこに違和感はない。
避けられない攻撃ではなかった。
だが、ただ避けられただけとは違う感覚。
血が、警戒音を鳴らす。
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