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救助戦隊ポケモンレンジャー始動!
作者: 雫石 ◆rvmTJwHTK2  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: ポケモン レンジャー 戦隊 
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*25*

「これって戦艦じゃない?」
「なんでこんな時にすれ違う。」
「でも同じところを走っているみたいだけど…。」
カガリの言うとおり、この戦艦は司たちが乗っている飛行機と同じ方向で走っている。いや正式には飛んでいるというほうが正解であるが…。
「なんかのマークがあるな。」
サザナがこういう。確かに戦艦は黒く、上に何らかの頭文字のマークがある。
「このマークは…Dのマークだ。」
「・・・何のD?」
アズルがツカサに向かってこう聞く。
「それは俺にもわからないよ。まぁわかるとしたら、あれぐらいかな?」
「あれって?」
「悪の組織ってことだよ。少しは分かれよ、ユウヤ。」
「ごめん。」
「ねぇもしツカサが言っていることが本当なら悪の組織がアリオス地方にいるってこと?」
カガリがツカサにこう聞く。
「うーん…いるというよりもうすでにそこに降り立って侵略を進めているということしか考えられない気がするが…」
「じゃあヤバいじゃん!」
「そういえば、戦隊、まだ全員呼べていないっていうけど…。」
「カガリ、それ本当か?」
「うん。」
「後、オレンジとシルバーだ。どちらも男子を希望としてシンバラ博士が探し回っておる。」
サザナが欠伸をしながらこういう。
「でも俺たちは今日、司令官と会えるんだよね。」
「ああ。」
「どんな人だろうなぁ。」
「うわさで聞くと女らしいぞ!」
「本当か?サザナの姉さん。」
「うむ。」
「女の司令官というのは珍しいな。でもイッシュにアララギ博士という女子の研究員がいると聞いたらそう珍しくはないか。」
「そういうことを言うのはやめろよ。ツカサ。」
「悪い悪い。」
ユウヤに注意され謝っていたツカサに突然電話が鳴る。
「あ、ごめん。」
「もしかして電話?」
カガリがツカサにこう聞く。
「ああ、誰から…ってチェレン!?」
「えー!?なんでジムリーダーが?」
「もしかしてツカサクンの友達か?」
「友達というより…幼馴染み。」
「ツカサからすれば腐れ縁でもあるけどな。」
「余計なことを言うな!」
ユウヤの言葉を突っ込むかのようにツカサが一発、拳骨を入れ、チェレンの電話に出た。

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