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*34*
「もう…驚いちゃったよ。まさか上から飛行機が落ちてくるなんて…。」
レンジャーユニオンの中、クロナがみんなにお茶を持ってきてこう言った。
「確かにあんな登場の仕方は…」
エテルがくすっと笑いこういう。
「サプライズなのかな?」
『違います!たまたま落ちてきただけですよ』
「…予測不可能。」
「アズルが言うには、敵の戦艦が私たちの飛行機をミサイルで撃ち落としたみたいなの。」
「カガリ君、いきなり怖いこと言わないでよ。」
「別にいいじゃん!」
「ところで…ユウヤクンたちは大丈夫なの?」
サザナがクロナにこう聞く。
「今、チェレン君が様子を見に行っているから。」
「良かった〜。」
「ところで…なんでミジュマルがしゃべっているの?」
「そ、それは…」
『訳を話した方がいいですか?』
ゆずきがみんなにこう聞く。
「話してください!」
『わかりました。』
その頃、ユウヤ達はというと…。
「う…ううん」
「ようやく目が覚めたみたいだな。」
気が付いたツカサを見てチェレンがこういう。
「こ、ここは?」
「ユニオンの保健室だけど?」
ツカサは何とか体を起こす。しかし頭が痛い。
「飛行機の中でぶつけたみたいだね。」
「ああ…ユウヤは?」
「まだ目が覚めないよ。」
「全く…後でお礼を言おうと思ったのに…。」
そういっているとユウヤが体を起こした。どうやら気が付いたらしい。
「あれ…ここは?」
「ユニオンだよ。」
「そっか…俺たち助かったんだな。」
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