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救助戦隊ポケモンレンジャー始動!
作者: 雫石 ◆rvmTJwHTK2  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: ポケモン レンジャー 戦隊 
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見張り番について行くと地上に出れた。
「ふぅ…やっと地上か…。」
「あ、さっきの見張り番さん…。」
「ガハッ!ゲホゲホ…。」
「ずっと息を止めていたから無理もないよな。」
「そうじゃな。」
レイとサザナがこう言った途端、見張り番がこっちを見る。
「ヤバ!」
「確かに少しヤバいけど…。」
さらにこっちに寄ってくる。
「これって捕まるってことだよな。」
「そうなると結構ヤバいけど…。」
「君たちはポケモンレンジャーなのか?」
「あ、は、はい。」
見張り番にこう答えるといきなり抱きついてきた。
「僕たちを助けてくれ!」
「え!?」
ツカサたちは見張り番にある洞窟のほうに連れて行かれた。
「ここは地上なんだな。」
「実はいうと、地下での地上は僕たちの寮だけなんだ。あとはすべて水中。あ、僕の名前は、ローイ。」
「初めましてツカサです。あとはすべて水中ってことは…もしかして…。」
「ああ、僕たちは、水中で生活しているみたいなもんだ。しかも君たちが持っているその白い物体なしで。」
「え!?じゃあ息苦しくないのか?」
ユウヤがローイにこう聞いた。
「ああ、すごく苦しいよ。泡を出してしまうことも最初はよくあった。今は大丈夫だけど…。ほら、声がかすれているだろ?」
確かにローイの声はかすれている。
「これはずっと水の中にいるっていう証拠だ。声を失っている奴もいるけど…ほとんどは無理やりってこともあるな。」
「無理やり?」
「ああ…中にはずっと酸素を吸わせてくれない者もいるよ。檻につかまっている者テープで口と鼻をふさがれているの者がそうだ。」

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