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ヘッドフォンアクター
作者: 弥生  (総ページ数: 22ページ)
関連タグ: カゲロウプロジェクト 
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10~ 20~

*7*

・カゲプロ好き様!
コメントありがとうございます!
誤字が目立ってましたか…すみません…
確認していても…つい…………(* ̄∇ ̄*)
いえいえ、上から目線で結構ですよ!なんせ、私が書いた小説ですから♪格下なのです
でも、面白いっていってくれて嬉しいです!
ありがとうございました!また来てくださいね!


・days様!
コメント感謝します!
お褒めの言葉…とても光栄です!
そうなんです!エネと貴音………少し違うとこもあるけど片方とは選べなく…つい、二人を(笑)
期待ですか…プレッシャーです!
頑張りますね!






07「フシゼンの世界論」




誰もいない瓦礫の道、3人はただ、ただ、佇んでいた。
鳥の鳴き声すらないこの世界は、嘲笑うかの如く、時間を奪っていく。


「ねぇ、キド、これからどうする?」


僕はカノ。まぁパット見たところ普通の青少年かな?
僕はキドの顔を睨み、少し笑いながら問う。

キドは空を見上げ不安げに僕を見た。


「どうするもなにも、お前が言い出したんだろ?」

「あれぇ、そうだっけ?」

「そうっすよ、カノが言い出したんっす」


そう…………僕たちは無理矢理この事件に流れ込んだ訳じゃない。自律的にこの【ヘッドフォンアクター】にやって来た。





あれは昼の一時過ぎの頃だった。

僕は不思議な夢を見ていた。

ソファに寝転がって睡眠をとっていると、何故か夢に意識を奪われたのだった。



音の反響のない夢の世界。なにかが爆発したときの真っ赤な風景を舞台に一人の少女が目に入る。


「ね、ねぇちゃん………!」


僕が【ねぇちゃん】と呼ぶ人物。アヤノだった。


「なんで、ねぇちゃんが…………そ、そっか、夢だもんね、僕、そんなにへこんでるかなぁ」

「夢じゃないよ、久しぶりだね…っていってもこの時代の私じゃないけど」

「どういう意味?、時代じゃないって…」


なにもアヤノは答えない。背景が紫に変わり、次のステージへ行くかのよう、シーンが代わる。


「お願い、ヘッドフォンアクターっていう、デスゲーム…ガガッ…く、、り…ガガッ…え、ギギッ…ピーーー」


突然の会話を横切る機械音が通る。

それは禁句を言わせないような音だった。

遠退いてくアヤノをカノは追いかけた。
僕は呆然と立ち尽くすことも出来ずに叫んでいた。





「うわぁ…!ハハッ…僕らしくないなぁ…こんな夢…」

完全に汗だくだ。ヒヤリ汗だろうか?妙に寒く虚しさが僕を擽った。


目覚めたあとこれは夢ではないと判断し、キド、セト、マリーを呼び出して話をすることにした。


「…………アヤノさんが出てきたのか」


キドは【アヤノさん】なんて言わない。だが、その目は曇りはて困るそぶりを全快に見せていた。


「夢…じゃなさそうっすね」

「ねぇ、セト、カノが言ってることってなあに?」

「あぁ、マリーはいいんすよ、俺達の話っす」

「ふぇ…仲間、、外れ…」

あーあ、また余計なことを…マリー泣いちゃったじゃん。ほんと、セトはデリカシーないなぁ。


呆れた顔は欺いて笑いながらセトを見る。


マリーが数分後、セトに事情を説明されようやく納得していた。



「で、どうする?」

「行くしかない…………か」

「そうっすね」


よかったと内心思っている。こんなあり得ない話よく信じてくれるなぁ…………よき友だ(笑)。


いく方法はわかってる。危険だとも…


だが、それがねぇちゃんの頼みなら…断ることなんて…欺くことすらしちゃいけないよね…!



さて、今日もまた、欺いて…欺いて…欺こうか。
黒いねぇちゃんからの贈り物のフードコートを着て、僕たちは外へ出た。


さぁ、面白いことが始まりそうだ。

「ネタ話思って…体で1つどう?」


今日も僕は徒然嘲笑う。










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