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作者: lulu (総ページ数: 38ページ)
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第十四話 文化祭三日目
今日で文化祭の一般公開は終了する。
さすがに、最後ということでどの模擬店も気合いを入れて呼び込みをしている。
僕のクラスの模擬店は最初から大好評で、今日も順調にお客さんが入っている。
「おぉ!滝川じゃん!」
「須川先輩・・・。いいんですか?会長といなくて」
「お!全然いいぜ!あいつは一人であんぱんめぐりやってんから・・・。それはそうと、滝川、お前さ」
「なんですか?」
「佐々木の事好きらしいなぁ」
「はい!?」
「きーたぜ!朝倉に!怒るよなぁ、絶対。お前の事好きな女子たち。」
「しりませんよ、」
「まぁ、人の恋っていうもんは、自由なのさ。お前が好きになったんだからそいつはいい奴ってこと。だから、お前が思うままに進めばいいってかんじ?」
腰に手を当てて言う。
「・・・」
「なんで黙ってんだよ」
「・・・、須川先輩。たまにいいこと言いますよね」
「はぁ!?なんだよそれ!?」
「そのままです」
「むかつくが・・・、まぁいい。」
僕の目をまっすぐ見て。
「佐々木の事、よろしくな」
そういった。
「・・・・・・、はい」
「なんだよ!自信ねぇなぁ!好きなんだろー、自信持てよー」
僕の背中をバンバン叩いてくる。
「いたいいたい!叩かないで下さい!!」
「佐々木に、その・・・、へ、変なことしたらぶっ殺すからな!俺はちゅ、チューまでしか認めん!」
「お父さんみたいですよ、それ」
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「た、滝川君?」
「あ、杏奈ちゃん・・・」
「どうかした?息きれてるし、顔真っ赤だし」
「・・・杏奈ちゃん」
「ぁ・・・、なに?」
「明日、後夜祭が終わったら屋上に来て。来たくなっかったら来なくてもいいからさ・・・」
けじめをつけよう。
自分に。
「あ、うん。わかった・・・」
〜作者から〜
かなり久しぶりです!luluです。
やっと、文化祭篇が終わる・・・。長く・・・はなかったか(笑)
なんか最初のころとすごく変わりましたねー。
最初は単にコメディーだったのに、今現在はかんっぺきにラブコメだし。
これからもかなりラブコメへと進化していく予定です。
まぁいいかな?
まぁ、杏奈ちゃんと滝川君のこれからに少し期待してあげてください!
以上、luluでした。