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銀の星細工師【完結】
作者: 妖狐  (総ページ数: 135ページ)
関連タグ: オリジナル 恋愛 ファンタジー 学園 学生 
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 ■第八章 隣同士の想い

(幕間)

 私はあなたが羨ましかった。

 あなたがただ本当に嬉しそうに笑っていたから。
 決して幸せなことばかりじゃなかったくせに、いつも口の端を上げてひたすら上を見てたね。

 あなたの涙を見なかったわけじゃない。
 あなたが転んだのも知っている。
 どうしようもない事実に直面して、伝わらない想いにもどかしそうにしてた。

 けど私はそんなあなたが心底羨ましかったよ。

 だって、傷ついても尚、足を動かすことだけはやめないんだから。
 あなたは「諦めが悪いだけ」って言うけど、私は不覚にも恰好いいって思った。

 ずっとずっと笑ってくれてたのに、その笑顔壊しちゃったのにそれでも側にいてくれてありがとう。

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