完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*6*
第三話 カリスマの実力VS風の実と495年の波紋の実力
紅魔館-地下室-
フラ「数百年ぶりよ、お客様が来るなんて。前のお客様はもう忘れちゃった。約二百年前に遡るわね」
霧雨「私たちは、お前に用がある」
博麗「地下牢から出してあげるわ」
その瞬間、フランに目がきらりと輝いた。
フラ「本当に、出してくれるの?」
博麗「その代わり、異変解決に協力してくれない?」
フラ「できればそうしたいの。でもごめんなさい。きっと『お姉さま』が許さないわ」
博麗「大丈夫。飴華がいるからね!この子は風の実の力を使いこなす程度の能力を手に入れたのよ!きっとお姉さまだって倒せるわ」
估坐「僕は風をうまく吹かせて飛行もできるし、大きい竜巻を生み出して攻撃することもできる。弾幕状にして自在に振りまく事だって出来る」
フラ「…お姉さま、倒すわ」
博麗「じゃあ、行かなくちゃね!」
紅魔館-ロビー-
レミ「こうなることは分かっていたわ。少なくとも、あなたたちが来ることなんてとっくのとうに気づいていたし。昨夜に聞いたもの、あなたたちがようやく来てフランを幽閉した地下室に向かったってね」
フラ「行くよ!飴華!」
急に飴華と呼ばれ戸惑いつつも、そう呼ばれたことで親近感がわいた。
估坐「行くぞ!フランドール!」
估坐が大きい竜巻、小さい竜巻、とにかくたくさんの竜巻を振りまいてロビー中を埋め尽くした。フランも負けずにスペルカードを使い続けている。
博麗「二人とも!私達も避けてること忘れないでよ!こっちに弾幕飛ばしすぎ!」
估坐「我慢してください!レミリアさんを倒すのが今の目的です!」
そして20分後、決着はついた。
レミ「このカリスマの私が、こんな妹ともさもさに負けるなんてね…想定できなかったわ」
フラ「お姉さま」
レミ「フラン、どうしたの?早く地下牢に戻りなさいよ」
霧雨「その必要はないぜっ!」
フラ「私、飴華たちと一緒に行く」
レミ「…分かったわよ。40年間だけ出しててあげるわ。ただしあなたが私の邪魔者になってしまったのは事実よ。40年間経ったらまた地下牢に戻すわ。その条件を呑めるなら何処へでも行ってらっしゃい」
フラ「ありがとう!お姉さま!」
フラ「飴華、霊夢、魔理沙!行くよっ!」
飴霊魔「うん!」「ええ!」「ああ!」