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スマブラ セカンドストーリー 復活の亜空軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 39ページ)
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*26*

ステージ13「亜空間」その一


 方天画戟を振り回し、無双乱舞で周囲の者達を一掃する呂布。そしてその力の前に圧倒される一行。プラズマ団の船内のモニターにその呂布の恐ろしいまでの雄姿が映っていた。それを義経達ファイター等が見入っていた。
「ふーむ、呂布と言う猿、今見ても恐ろしい相手じゃ」
 ナチュレは呂布をつぶさに見ていた。ジャングルと荒野で二度戦った相手である。その強さを見てきたナチュレは呂布の強さにただならぬ戦慄を感じていた。
「我等がこうして戻れたのも奇跡に近い」
「あいつ、俺達が束になってかかっても怯むどころかかすり傷もしなかった・・・」
 ヴィオは安堵したがヒュウは呂布に勝てなかったことを悔しそうに思った。
「何か、対策はないのか?」
 ミラがナチュレに言った。
「ふーむむ、呂布に小細工は通用せぬしの・・・」
「それに奴自身もそれを嫌うからな」
 ナチュレの言葉に義経も頷いた。
「それなら、またこの子達を使って・・・」
 エレカがクルミルとキャタピーを見せてナチュレに言った。
「待て、あの呂布のことじゃ。同じ手は通用せぬ」
「じゃあ、エレカの電磁波は?」
 ノノの言葉にもナチュレは首を横に振った。
「となると・・・」
「正面から行くしかないか・・・」
 ピットの言葉にヒュウは頷く。呂布との戦いは正面から挑むしかない。一堂も覚悟を決めた。そして、亜空間の中へと突入していった・・・。

〜亜空間〜
「ここが、亜空間か・・・」
 義経、そしてナチュレ、エレカ、ミラ、ノノ、レントラー、クルミル、キャタピー、ヒュウ、ピット、関索、井伊直虎、ワルビアル、ヴィオ、下っ端二人組は亜空間の地を踏んだ。二年前と変わらぬ不気味な異質な世界。一行はただならぬ空気を感じていた。その時、黒雲が鳴り響き、董卓と呂布が現れた。
「来やがったな!」
「呂布・・・、父上でも倒せなかった相手・・・」
 ヒュウと関索、そして一行は身構えた。
「ようやく来たか。今度こそ決着を付けてやるぞ」
「ぐふふふ、わしもいることを忘れるでないぞ。ここを貴様等の墓場とし、地獄に突き落としてくれるわ!」
「さあ来い、世界の果てへと吹き飛ばしてやる!」
 呂布と董卓は方天戟と爆弾を持って向かって来た。
「来たぞ!」
「やってやるぜ!」
 ヒュウはポケモン達を繰り出し、ミラも剣を携え、一行も呂布と董卓に向かって行った。
 董卓が投げてくる爆弾を一行はかいくぐり、先手としてミラが呂布にたどり着いた。
「ふん、小娘では相手にならん」
「無礼な口を吐く男だ。だがその傲慢さは戦士としての誇りであろう」
「どう思うが貴様の勝手だ。来い、俺を楽しませてみろ」
 呂布は突進して方天戟を振るった。ミラはこれをかわしていき、剣を呂布に突きつけた。
「ぬう、小癪な!」
 呂布は方天戟で攻撃に出るも、ミラはこれを素早い身のこなしでかわしていき、呂布に剣を一閃。呂布の顔に切り傷をつけた。
「う、おのれーっ!」
 呂布は激昂してミラに向かって来た。
「ミラ、お前一人を戦わせんぞ!」
 これに義経、ナチュレ、エレカ、関索、レントラー、ワルビアル、直虎が加勢に出て、八対一と言う大乱戦になった。義経の剣をかわして呂布が蹴りを直虎に振るい、関索の飛び蹴りを肘でガード、戟で地面に叩きつけ、レントラーを切りつけ、背後にいたワルビアルを掴んで地面に叩きつけ、エレカとナチュレの飛ばす光弾を戟を回転させて防いだ。
 一方、ヴィオのフリージオ、マニューラ、下っ端のペンドラー、ミルホッグ、ダストダス、クロバットは董卓と戦った。
「うおおおお、吹き飛べ雑魚共ーっ!」
 呂布が無双天武掌を放って義経達を吹っ飛ばした。
「うわあ!」
「ぬ、しまった!」
 義経、ナチュレ達は地面に叩きつけられた。
「大変だ、義経達が!」
「俺達も行くぞ!」
 ヒュウのバオッキー、ケンホロウ、フライゴン、ピット、クルミル、キャタピーが向かったが、これも呂布に打ちのめされてしまう。
「ぐわはははは、皆殺しじゃあ!」
 董卓が無双乱舞、大爆殺で大量の爆弾を投げて、ヴィオと下っ端のポケモン達を吹っ飛ばした。
「うわああ・・・」
「つ、強い・・・」
「いかん、このままでは・・・」
 ピット、関索、義経、そして一行は追い詰められた。
「ぐわははははは!束でかかってもこのザマか!」
「ふん、ここで止めをさしてやる!」
 呂布と董卓は止めの無双乱舞に出ようとした。
「調子に乗るんじゃないわよ、このゴキブリ頭と豚畜生がーっ!」
 その時、突然の叫び声が聞こえてきた。一行が振り向くと急降下するアルデンテロボが見えた。
「間に合ったわよ!」
 ロボに乗るアルデンテ、それにしがみつく毛利元就とアバゴーラ、パンドーラ、ジュジュベ、、ヨッシー、ポチ、シャンデラ、アーケオスである。
「これを、喰らいなさーい!」
 アルデンテはボタンを押して、強力なビームを放ち、アバゴーラとアーケオスはハイドロポンプとりゅうのいぶきを放って呂布と董卓を攻撃した。
「何いいいいいいっ?!」
「馬鹿なああああああ!」
 攻撃をかわす間もなく呂布と董卓は真正面から直撃して、大ダメージを受けてしまった。
「今が奴を倒すチャンスよ!」
「さあ、早く!」
「ああ!」
 アルデンテと元就の言葉を受けて、義経達は向かって行った・・・。


続く・・・。

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