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スマブラ セカンドストーリー 復活の亜空軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 39ページ)
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ファイナルステージ「亜空間最深部」その四


「行くぞ、ていっ!」
「キザーンっ!」
 義経の切り裂きにキリキザンが腕のでガードした。
「ギャシャーっ!」
 ドラピオンが右腕を伸ばしてパンドーラに襲いかかった。
「遅い!」
 パンドーラはその腕をかわして懐に入り込み、連続パンチをして攻撃し、背負い投げをした。そしてドラピオンに乗りかかってチョップを浴びせていった。
 エレカはシビルドンと戦っていた。シビルドンの放つ電撃を側転、バック転と、しなやかな体術でかわしていった。
「遅い遅い、どこ見て狙ってるのかしら、電気ウナギさん!」
「シビビーっ!!!」
 シビルドンは怒り狂ってかえんほうしゃを吐いてきた。
「きゃーっ、セクシーな私が丸焦げになっちゃうーっ!なーんて」
 エレカは瞬間移動でかえんほうしゃをかわしてシビルドンに接近した。
「私の美脚のキック、受けてみなさい!」
 体を回転させての回転蹴りをしてダメージを与えて、シビルドンを転ばせた。
「さあ、まだまだ行くわよ!」
 エレカは両手にエネルギーを溜めて光らせ、光のチョップを連打してシビルドンを攻撃した。
 一方、竜に姿を変えたノノはガマゲロゲと戦っていた。ガマゲロゲに頭突きをしようとするが、ガマゲロゲに塞がれて、平手打ちを連打されてしまった。
 ノノはその手に噛み付き振り回した。ガマゲロゲはもう片方の手でどくづきをして攻撃、顔面に毒攻撃を受けたノノだがすぐに体勢を直し、突進して頭を振り下ろしてガマゲロゲを吹っ飛ばした。
「グオーっ!」
「ふっ、はあっ!」
 ミラはサザンドラの放つ火炎弾を避けて進み、魔神剣を飛ばしてサザンドラにダメージを与えた。サザンドラが急降下してアクロバットに出るとジャンプしてかかと落としでサザンドラを撃墜させた。
 再びジャンプして衝撃波を連射して、サザンドラに立て続けにダメージを与えていった。
 義経とキリキザンは、火花を散らして斬り合いを展開していた。キリキザンのつじぎりをかわすと、光の光刃でキリキザンを一閃。ダメージを与えた所で更に切りつけていった。
「一番熱いパンチを、喰らいなさい!」
 パンドーラは急降下からのパンチをしてドラピオンを転ばせて、尻尾を掴んでジャイアントスイングで振り回して投げ飛ばした。
「同じ電気でも、私の方が一枚上手よ!」
 エレカも光弾を連射してシビルドンにダメージを与えていく。ノノも飛びかかってガマゲロゲにのしかかりをして噛み付き攻撃をした。振り払われると、高熱の光線を放射して攻撃した。ミラも剣を振るってサザンドラの両腕を切りつけた。
「これで決めるぞ!」
 義経は光刃をかざして前進して、キリキザンを一刀のもとに倒した。
「よーし、こっちも!」
 パンドーラも気を集中させて炎を作り出し、青い炎を放ってドラピオンを倒した。
「クールビューティーらしく、カッコよく決めるわよ!」
 エレカは電撃をまとって体を回転させてシビルドンに突撃して、これを倒した。炎の中から光とともにエレカが登場して足を絡めて、サムズアップをして決めポーズを取った。
 ノノも口から熱線を放ってガマゲロゲを倒した。ミラも居合切りから衝撃波を放ってサザンドラを倒した。
「すごい、ゲーチスのポケモン達を・・・!」
「残るはあいつだけだ!」
 ピットとヒュウが言った。義経達はゲーチスに歩み寄った。
「おのれ、ワタクシのポケモンを、かくなる上はワタクシ自らが、貴様等に引導を渡してやる!」
「行くぞ、ゲーチス!」
 義経とゲーチスは、幅跳びして切り合いをした。義経が光刃を振るうとゲーチスも杖を剣のように振るった。金属のぶつかり合う音が響き、ゲーチスが義経に蹴りを見舞った。
「ぐ!」
 義経が怯むと、ゲーチスは杖から光弾を連射してきた。
「させない!」
 エレカが義経の前に出てバリアーを張って義経を守った。光弾が止んだ所でエレカは回し蹴りを連続的に振るったがゲーチスはこれをすべて避けていく。
「じゃあ、これはどう?」
 エレカは電撃を連射した。
「なんの!」
 ゲーチスは杖を回転させてエレカが飛ばす電撃を弾いていった。そして走り出して、切りつけに出た。
「そーれ!」
 エレカはジャンプキックを連打して、ゲーチスを攻撃した。
「ぐお、おのれ!」
「さあて、次はわ・た・し・よ!」
 パンドーラが走り出した。ゲーチスもダッシュして、ジャンプに出た。パンドーラもジャンプすると、炎のキックをしてゲーチスを攻撃した。
「ぐ、ぐおわああああ!」
 ゲーチスは落下して転がり落ちた。
「ぐおおおお、貴様等、生きて返さんぞおおおおお!」
 ゲーチスは怒りで激昂して突進してきた。
「させない!」
 ミラが剣を振るい、ゲーチスの杖を払った。
「とどめだ!」
 義経が光刃を輝かせて接近した。そしてゲーチスを十文字に切り裂き最後のひと振りをした。
「おのれ〜、小癪なああああああ!」
 ゲーチスは叫んで亜空間の谷底へと転落していった。
「やった、義経達が勝ったんだ!」
「ワルウ!」
 義経達の勝利にピット、ヒュウ、ワルビアルは喜んだ。
「おお、ようやく勝ったようじゃな!」
 そこへナチュレが駆けつけた。
「おい、ピット、大丈夫か?」
「ああ、何とかね・・・」
「義経、勝ったか?」
「ああ」
「ふむ、遂に亜空軍の野望も潰え去ったか。万事OKじゃな。さあて、この忌まわしい世界から出ようぞ」
「解った」
 義経達は亜空間から抜け出そうとした。
「おわ!」
「な、何じゃ?!」
 突如として地響きが発生した。地面がグラグラと揺れて義経達は体を支えた。
「あれは何だ?!」
 ヒュウが指を指すと、そこには宙に浮いているゲーチスの姿があった。そこへサザンドラ、ガマゲロゲ、ドラピオン、キリキザン、シビルドンのフィギュアが集い、ゲーチスに取り込まれていった。そしてゲーチスは唸り声を上げて、絶叫して闇色に光って融合した。
「あれは・・・!」
「おい、何だよこれ・・・!」
「何ということじゃ・・・」
 義経、ヒュウ、ナチュレ達は上を見上げて愕然とした。そこには五体のポケモンが合体したキメラのモンスターが上空にいた。下半身はドラピオン、腹部はガマゲロゲ、四本の両腕はキリキザンとシビルドン、頭部と羽根はサザンドラ、究極のキメラポケモン、ポケキマイラPの誕生である。
「おおおおおお!この姿で貴様等を叩きのめしてやる!!!」
 ゲーチスもサザンドラの頭部に融合されていて全てを滅ぼしてやると咆哮を上げた。
「くそ、奴は化物か!」
「ここは俺達が!」
「任せて、行くわよ!」
 義経、エレカ、ミラ、パンドーラ、ノノはポケキマイラPに向かって走り出した。
「俺も戦うぜ、まだこいつがいる!」
 ヒュウもフライゴンを繰り出して、ポケキマイラPに向かわせた。
「フラーイ!」
 フライゴンは咆哮を上げて飛んでいった・・・。

続く・・・。

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