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スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
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ステージ7「凍える世界」その二

この話の主人公、毛利元就

一行、毛利元就、アルデンテ、ジュジュベ(コロモリ、ココロモリ)、ポチ、ヨッシー、アゲハント、ビリジオン、エーフィ、ブラッキー、毛利輝元


「ここは・・・?」
「着いたぞ、ここが凍える世界だ」
 カードの力で元就達は一面が氷で覆われた地に着いていた。
「俺達はここで、ておい?」
「いやあ、こんな場所があったなんて凄いなあ」
 元就は嬉々として本を書き始めた。
「ブルブル、貴方こんな時に何書いちゃってるのよ・・・はっくしょん!」
 アルデンテは体を震わせてくしゃみをした。
「寒い・・・、この冷気、ただの冷気とは違う気がするわ・・・」
 ジュジュベは氷から放たれる冷気に不思議なものを感じていた。
「確かに、私達も来た時、締め付けられるような苦しさを感じたわ」
「ここで俺達はあいつ等に襲われたんだ。あの強大な敵を見たために、着いて来てくれ」
「解ったよ、皆、放れないでね」
「は〜い」
「ワン!」
「ピョロロ!」
 ヨッシーとポチ、アゲハントが手を上げた。そして一行はこの凍える地を歩いて行った。エーフィとブラッキーに導かれるように歩いていく元就達。だが、奥へと歩く度に元就達の歩く速度が遅くなっていく。
(はあ、はあ、何だか足が重くなってきたな。この冷気から何かしらの影響があるのかな・・)
 元就は辺りから流れる冷気に不安を感じた。この冷たい氷に力を奪われているような感じがしてくるのである。
「あああ、もう動けないわ・・・」
「大トロ〜、もう動けませぬううう、助けてくだされえええ・・・・」
 アルデンテと輝元が倒れ込んだ。
「冷気に、力を奪われてる、もうダメ・・・」
「く、こんな所で・・・」
「ビリジオン、しっかり、くそ、俺も・・・」
「この感じ、どこかで感じたような、うう、私も・・・」
 ジュジュベ、ビリジオン、エーフィ、ブラッキーも次々と倒れてしまった。
「あわわわ、皆寝ちゃいだしたよ」
「これは、うん?!」
 残ったのは、元就、ヨッシー、ポチ、アゲハントだが、元就はある気配を感じた。振り返ると、凄まじい地響きを上げて、一体の氷のドラゴンポケモンが降り立った。
「ヒュララララ!我が名は、キュレム・・・!!!」
「キュレム?」
 突如現れたキュレム、元就達の戦いが始まった・・・。

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