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スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
関連タグ: スマブラ オリジナル 他社キャラ 夢の共演 アドベンチャー 
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ステージ7「凍える世界」その一

この話の主人公、毛利元就

一行、毛利元就、アルデンテ、ジュジュベ(コロモリ、ココロモリ)、ポチ、ヨッシー、アゲハント、ビリジオン、エーフィ、ブラッキー、毛利輝元


 氷界軍の侵略が進む中、ここ広い草原。元就一行はお昼の休憩をしていた。毛利元就は楽しそうに本を書いていた。今日あった出来事、ヨッシーの村の生業やビリジオンのしなやかさなどを。
「ちょっと貴方、また懲りずに書いてるの?」
 アルデンテがそれを見て呆れながら言った。
「いやあ、どうにも書かずにはいられなくてね」
「何度も言ってるでしょ、貴方に文章家としての才能はないって」
「そんなことはないけどさあ、ちょっとは見てくれるかな、前よりは上達して・・・」
「拒否よ、貴方の文章は退屈すぎて読めたものじゃないわ」
 アルデンテに断られて元就は皆の反応はどうだろうと振り向いた。
「ああそうだ、君達はどうかな?見てくれた子もいるよね、そうそうビリジオン、どうだった?」
「ええ、見たわよ。私もこれまで色んな本を見てきたけど・・・、こんなにも読む気にならない本を見たのは初めてだわ」
 ビリジオンは困った顔をして本を元就に返した。
「ええ、いやいや、ブラッキーとエーフィは違うよね?」
「ビリジオンと同じよ」
「あんたの本だが、どうも冗長すぎて回りくどすぎるんだよな。相手を惹きつけられるような文字ない、読める代物じゃないな」
「そ、そんなあ・・・」
 元就はひどく落ち込んでしまった。ヨッシーとポチがよしよしと慰めた。
「あんた、そろそろ本題に入れよ。俺達に聞きたいことがあるんだろ?」
「ああ、そうだったね」
 元就はブラッキー達に尋ねた。何故、あの時、氷界軍に追われていたのか、エーフィ達は口を開いた。それによると、自分達は科学者で、様々なダンジョンに通じるマグナゲートを開くカードを開発していた。氷界軍はそれを狙ったのである。
 そして氷界軍は、この世界に突如現れた謎の軍で率いる総帥はキュレム。彼等はこの世界を氷に閉ざし、自分達だけの世界を作ろうと画策しているのである。そして自分達はある場所へ着いてそこで襲われたと話した。
「という訳だ」
「なるほどねえ、君達があった場所に何かあるかもしれないね。そこへ連れて行ってくれないかな」
「ああ、お安い御用だ、エーフィ、早速始めよう」
「ええ」
 エーフィとブラッキーはカードにねんりきを送った。すると別の場所へ通じる空間が生み出された。
「わーお」
「凄いわ、SFチックじゃない」
 ヨッシー、アルデンテ、アゲハント、ポチは凄く驚いていた。
「俺達は先に行くぞ」
「着いてきて」
 エーフィとブラッキーは空間へと入った。元就達もこれに続いて進んでいった・・・。


続く・・・。

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