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ファイナルステージ「グレッシャーパレス」その五
「えあーっ、たあっ!」
リンクはキリキザンに剣撃を浴びせて、ギギギアルに矢を放って墜落させ、背後から襲ってきたジヘッドを振り向き様に切り倒した。
「グオオオオオ!」
サザンドラはかえんほうしゃを吐いてギギギアルの軍団を相当した。
「ひえええええ!」
サザンドラが振り向くと郭淮がジヘッド達に襲われていた一体のジヘッドが連弩砲に噛み付き、もう一体が襲いかかろうとしていた。サザンドラはりゅうのはどうを飛ばして襲いかかったジヘッドを倒し、連弩砲に噛み付いているジヘッドも鮑三娘が掴んで投げ飛ばし、回し蹴りをしてからのひっかき攻撃で倒した。
「ああ・・・」
郭淮が喜ぶとサザンドラ、鮑三娘がサムズアップをした。ルゥ、お市もブラックキュレムの召喚した軍団を蹴散らしていった。
「うおおおおおおお、くらえええええ!」
エモンガは突進してワイルドボルトでブラックキュレムに突進して、中央にぶつかった。
「ふん!」
しかしブラックキュレムは体内放射を放ってエモンガを吹っ飛ばした。
「わああああああ!」
「エモンガ!」
義経が間一髪でエモンガをキャッチした。
「大丈夫か?」
「へ、平気さ、これくらい!」
「義経、私達も行こう!」
「ああ!」
義経とミラはブラックキュレムに突進、飛ばしてくるフリーズドライを剣を振るって切断していき、ブラックキュレムを攻撃した。
「やってくれるぜ、俺達も続くぞ!」
エモンガは空を飛ぶと、かみなりを飛ばした。エモンガに続いてリンクが矢を連射して、郭淮が連弩砲を発射、鮑三娘は旋刃盤をブラックキュレムに叩きつけ、お市が無双奥義から竜巻を飛ばし、ルゥがファイヤーの魔法を放ってブラックキュレムを怯ませた。
「今だ奴を倒せ!!!」
「ミラ、俺達の力を合わせるぞ!」
「ああ!」
義経とミラは剣に力を込めると一直線にジャンプした。そして、
「たあーーーーーーーっ!」
「てやーーーーーーーっ!」
急降下しながら、ブラックキュレムを一刀両断した。
「ぐふおおお?!」
着地した所で横に剣を振るい、十文字切りを浴びせるのだった。
「ぐ、ぐわ、馬鹿な、馬鹿なあああああ!この我がこのような下等な奴等にいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
ブラックキュレムは断末の叫びを上げて爆発四散した・・・。
爆風が止み、義経とミラは剣をしまってお互いを見据えた。
「ミラ、遂に俺達はやったぞ」
「ああ、君との連携は素晴らしかった。まだまだ捨てたものではないな」
「言ってくれる、エレカ達にも見せてやりたかった・・・」
「おーい、お二人さん!」
義経とミラが前を向くと、エモンガとその仲間達が笑顔で手を振っていた。二人は急いで彼等のもとへ走り健闘を讃え合った・・・。
戦いが終わり、暗い空に覆われていた渓谷の地に明るい晴れ空が差した。今は元ある場所へと帰り、変わらぬ営みを続けて行こう・・・。そこへ行けば、帰りを温かく迎える仲間がいるから・・・。
「義経、皆、おかえり!」
エレカとその仲間達、全ファイターが、元気そうに笑顔で待っていた。
「ああ、今、帰ったぞ、皆・・・!」
スマブラセカンドストーリー 戦慄の氷界軍 <完>