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ガルズモンズ 序章編
作者: たくと七星  (総ページ数: 25ページ)
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第8話「オニキスとの再会、親衛隊の襲撃!」パート1


「ここは・・・」
 門人は彷徨っていた。見えるものが何一つない暗闇の世界を。ガーネット達と解り合えたと思っていた矢先に起きたあの出来事で彼女達と別れてしまった。自分は死んでしまったのだろうか。もう、ガーネット達には会えないのだろうか。暗く沈む彼に、誰かの声が聞こえて来た・・・。


「う、ううん・・・」
 その声に導かれ、門人は目を覚ました。目を開けると、そこは灼熱の砂漠地帯だった。だが、それなのに何故か暑く感じない、涼しい場所だった。上を見上げると、
「気が付いたか?」
 一人の少女の顔が見えた。それを見て門人はビックリした。目の前にいたのは、牢獄を脱出した際、自分達の前に立ちはだかったあのライダースーツを着て仕込み刀を武器にする少女、オニキスだったからだ。
「君は、もしかして・・・」
「ああ、あの時の私だ」
 門人が牢獄で会った、と聞くとオニキスは静かに頷いた。だがその顔は初めて出会った時の鋭く殺気のある表情ではなく、穏やかで暖かい眼差しをしていた。それを見て門人は優しくて綺麗な顔だと思った。
「ねえ、ここは・・・」
「ここは砂漠で一番涼しい所だ。レジスタンスに戻る所でここで倒れている君を見つけてな。介抱してやったのだ」
「そうなんだ・・・あの」
 門人はオニキスに思っていたことを話した・・・。


続く・・・。

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