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作者: ちーちゃん (総ページ数: 108ページ)
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*101*
カレーパン超絶うめえ!!
最近パン買おうとすると必ずカレーパンを買ってしまう。
姫花「カロリー高いのに…妖怪ウォッチで元祖と本家がそれで争ってたからって」
うまいからいいんだよ!
コメ返
ユリカ
ユリカの替え歌は結構企画の主格になってるからね。
dazeはちょっと修正しておきます。
小雪
おう、バッドエンドやん。
診断メーカーやってみたよ。今回はそれで考えたショートストーリーだよ。
じゃあ、コメ返にあった診断メーカーで出た結果を使ってやっていきます。
診断した日付は9月12日です。今日の結果は変わってました。
宇多野姫花の場合。
私は城壁の門の上にいる。
ここは数年前までフォルアが住んでいた家だ。
今は普通の家だけれど。
ここから見る景色は特別だ。
しかし、最近は影ばかりが目立つようになっている。
そろそろこのプリンプタウンは闇に飲まれる。
七つの大罪と、感情をつかさどる者によって。
影に飲まれる街を恐ろしく思い、乾いた目で虚空を見ていた。
そんな時、前にフォルアと見た同じ夕景が見えた。
「相変わらず、ここは綺麗」
感嘆して最期の一歩を踏み出した。
フォルアの場合。
僕は病院の屋上にいる。
プリンプタウンからだいぶ遠いさくらニュータウンの廃病院の屋上。
妖怪が見えるという時計を持った少年少女が暮らす町。
なぜか今日は力がみなぎってくるのだ。
きっとキュウビさんが近くにいるからだろう。
不思議な高揚感を覚え、目の前の風景を脳に刻みこむ。
「何も怖くない」
心臓を抑えつけて最期の一歩を踏み出した。
エレナ・シエルの場合。
私は山奥の吊り橋にいる。
ナーエの森の奥深く。
城を通り過ぎた奥深く。
この間まで母国に戻って暮らしていたけれど、嫉妬のチカラがいつ蘇るか判らない。
このまま死んでもいいけれどまともな終わり方じゃないと自嘲して、その場にしゃがみ込んでしまう。
「誰か、助けて。止めて」
本音は誰にも届かずに最期の一歩を踏み出した。
ワイの場合。
私は学校の屋上にいる。
すずらん中学校の屋上。
まえに暴走した怠惰のチカラ。
また暴走し始めた。
今だったら、誰に嫌われてもいい。
むしろ嫌いになってもらったほうが本望だ。
なぜここにいるのか不思議に思い、やり残したことを指折り数える。
「嫌いになってね」
忘れたいと思うくらいに。
最期の一歩を踏み出した。
安藤りんごの場合。
私は時計台の窓辺にいる。
ティとユリカが最近仲がよすぎるのに、憤りを覚えてしまう。
私は、彼氏すらも人から守ることができないのか。
何も守れない苦しみを抱えて、額の冷や汗を拭う。
憤りを覚えてしまうほど、笑えなくなってしまう。
せめて、最期だけでも笑おう。
例え自分が自分でなくなってしまっても。
「優しくしてくれてありがとう」
にっこりと笑って最期の一歩を踏み出した。
ティの場合。
俺は空中庭園にいる。
テト号を突っ走らせて、この場所まで来た。
あの日死んでしまった、大切な親友。
助けるなんて、どうやったってできない。
他にどうしようもないと自己完結して、風の音に耳を澄ませる。
その瞬間、光の筋が揺らいだ。
「すぐに行くよ」
満ち足りた顔で最期の一歩を踏み出した。
ルーリの場合。
あたしは深い谷の前にいる。
どうしてここにきたのだろう。
どうしてこんなことをしようとしているのだろう。
でも、ここはあたしだけの舞台。
たった一人の舞台だとおどけながら、三日月を指先でなぞる。
あたしは親友と対になる存在。
会うことは決して許されない。
「星になるなんてお伽話だ」
でも、そうなれたら。
最期の一歩を踏み出した。
ユリカの場合。
私は石の塔にいる。
光に満ち足りたセカイの高い高い塔。
今まで、何回も繰り返してきた。
どんな物語だったとしても、結局悪は滅びない。
何にしても中途半端な自分に呆れ、嘆く。
塔からセカイの地上までの高さに足をすくませてしまう。
「次はきっと上手くやれるから」
か細い声で呟いて最期の一歩を踏み出した。
ウィリアの場合。
私は展望台にいる。
子供のころをふと思い出して、三日月を指先でなぞる。
あの頃に会ったワイとは親友だった。
でも仕事でいなくなってしまった。
まだ一緒にいたい、そんな我侭もあった。
でも、魔女としての私の素顔がばれてしまった。
光に飲み込まれ、女神となり、何もできなくなった。
「どうして、どうして」
顔を歪めて最期の一歩を踏み出した。
ユーの場合。
俺は城壁の門の上にいる。
闇の城の城壁の門。
そこで佇んでいる時、ふと昔のことを思い出した。
昔、誰も自分をわかってくれないと勘違いして、ごくりと喉を鳴らしていた。
そんな中、やさしくしてくれたウィリア、その友達のワイ、娘のウィラ…
数々のやさしくしてくれた人を思い出し、こういった。
「優しくしてくれてありがとう」
にっこりと笑って最期の一歩を踏み出した。
これ、投身自殺するやつだよね。
違うやつかと思ってた。
最期っていう文ちゃんと見ておけばよかった。
ちなみに死んでませんよ!大丈夫だ、問題ない。
今回はここで!