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オリジナル☆カゲぷよテト企画
作者: ちーちゃん  (総ページ数: 28ページ)
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10~ 20~

*15*

透明アンサーはこれで最後となります。
ではどうぞ!

「一番の親友の君が消えた。」

**

「マスター、何をしているんですか?」
プリンプタウンにいるはずのユリカが青いマフラーを俺の首に巻き、引っ張ってきた。
なぜこっちの世界に来ているのだろう。
「プリンプタウンにいるんじゃなかったのか?」
「あの時空の狭間を通ってきたんです。みんなあそこで出入りしているんですよ。」
いつの間にそんなものがあったのだろうか。
「で、なんの用だ?」
「ただマスターと話したかっただけですよ。」

**

そんな平凡であって楽しい毎日。
そんなある日ユリカがテト号にやってきた。
「お願いがあるんです。これのレプリカを作ってもらえませんか?」
いつもの明るいユリカとは正反対の重苦しい声で話しかけてきた。
「分かった。すぐに作るから待ってろ。」
急いでレプリカ製造機械を取ってこようとした時にユリカがポツリとつぶやいた。
「光を早く捕まえなくちゃ、みんなが助からない…」
意味がさっぱり判らなかったため、聞き流した。
でもそれがとても重要なことだったとは判らなかった。

**

そして翌日、ユリカは消えた。
光の筋が揺らいでいるのは、ユリカがそっちに行ったからだろう。
彼女が残していったマフラーを巻きつつ、光の筋を見つめていた。
「君のことは、明日も忘れない。」

**

???side
「みんな、ごめんね。」
黒髪の少女はそう言い、光の門をくぐり抜けていった。

透明アンサーからストーリーに直接関わってくるような部分が結構出てきてますね。
では、また次回です。

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