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オリジナル☆カゲぷよテト企画
作者: ちーちゃん  (総ページ数: 28ページ)
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10~ 20~

*23*

こんです。
では、やっていきましょう。
今回は『青年ブレイブ』と『想像フォレスト』のそれぞれ二話ずつの構成です。
青年ブレイブはユリカのオリキャラのユーが主人公です。
では、替え歌貼り付けます。
ユリカー、貼っとくぞー

『やめてくれよ』って泣いてばっかり震えてしまうのも仕方ないのです
孤独を敏感に恐れている少年の自分を『勇気』は嫌った
同じ家に住んでいる弟に理解を求めてた自分勝手に抱きしめてた
『お前は俺の味方でいてくれるよな?』って言って
『お前はこうなるな お兄ちゃんとの約束だぞ ちゃんと守れよ』 
そんな自分に『悲劇』が待ってた
聞こえるんだ声が盛大に閉ざした脳をノックする
『あいつはおかしい』『そいつをだまそう』『大嫌い』『死んでしまえよ』なんて
思いの声が一斉に拒んでいたってノックする
言葉にしない言葉が突き刺さってもう泣きそう
希望を願った罰だって孤独相応のとんだ代償を埋め込んでた
そして今日も声は攻め立てる流れ込んで俺を溶かしてく
他人の心を盗み読める化け物の俺を誰もが嫌った
逃げ出そうと異世界へ飛び出せこの世界じゃもう息が出来ないから
セカイの憎悪の目を避けてさ俺はそっと旅立った『何処か』へと
迷いこむ森行き場のない静けさに安堵するような
そんな俺に『彼女』が待ってた
聞こえるんだ『今日も淡々と、描いた明日を待ってるの』
『誰かお願い。私を助け出してよ。寂しいわ』なんて
『思いの声』は純粋な昨日の俺のようなんだ『心が怖い』?『明日をかえる勇気も足りない』?
『そんな事ない』とノックした物語は繊細で俺はそっと慎重に開いてた
蹲った少女は言った『昨日も今日も一昨日もこの世界が簡単に壊れてしまう夢を見てた』
『怖いわ』なんて感情も『辛いよ』なんて泣き声だって 
絵本みたいに救い出せてしまうのなら?
芽生えた今日の感情をしぼった声でノックして君に話そう『それでも大丈夫だぞ俺が守ってやるよ』
思いの声の心臓を包んで笑い会えたなら心を救う心を俺は勇気と呼べそう
進み始めた毎日の俺は今日も平凡でほら外の声はもう『聞こえない』

では、どうぞ。

「やめろッ!!」
同年代の男子が俺に向かってパンチやキックを喰らわせる。
どうして俺がこんな目に遭わないといけないんだ?
どうして俺だけがこんな目に遭うんだ?
「ほら立てよッ!」ドッ
「がふっ…」
無理やり立たされ、鳩尾を殴られる。
痛みがだんだんと、俺の精神を蝕んでいく。
自分でなにもできないのが悔しい。
「Tスピン…バーストッ!!」ドドォッ
どこからか、紫色のパワーが同年代の男子が吹っ飛ばされていく。
「お兄ちゃん!大丈夫!?」
弟のティが駆け寄ってくる。
「ああ…」
少し安心したのか、ほっとため息を付くティ。
「すまないな、こんなお兄ちゃんで…」
本当に申し訳ない、こんな情けない兄で。
「ひとつ聞いていいか?」
ふと、思ったことを言う。
「お前は、俺の味方でいてくれるよな?」
「何言ってるんだ、当たり前だよ!」
少し安心して、ティの肩に両手を置き、目を見て言った。
「お前はこうなるな、お兄ちゃんとの約束だぞ。ちゃんと守れよ。」

**

また、今日もいつもの如く、いじめられていたのだ。
そんな時、俺の頭の中に、同年代の男子の声が聞こえてきた。
「なんでお前ばっかり恵まれてるんだよ!」
「お前みたいな奴がいると、比べられるから嫌なんだよ!」
「お前なんか、いなくなっちまえ!!」
頭が壊れてしまいそうなくらいに声が聞こえた。
「や…や…やめろおおおおおおおお!!!!!」
叫んだ瞬間、普段から首に下げているネックレスから、青い光が出ていき、男子たちの頭の中に入っていった。
「う、ぐあ…頭が…」
男子たちが倒れこむと、体の中から黒い蒸気が抜けていったのだ。

**

男子たちが起き上がり、俺に近づいてきた。
「な、なんだよ…」
「今までごめんっ!!」
…は?
いきなり人が変わったように謝り出す。
「な、なんだよいきなり…」
「お前に嫉妬して、それで憤りを覚えて…それでいじめて…」
「も、もういいよ…」
どうしてこうなったか、昔の俺にはわからなかった。
でも、今ならわかるんだ。

では、今回はここまでです。

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