完結小説図書館
作者: ちーちゃん (総ページ数: 28ページ)
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なんで私は一ヶ月も経たないと更新できないのか!?
そりゃあ受験生だからねえ…((言い訳すんな
ではコメ返。
ユリカ
うん、頑張るよ、今年度中には終了させるよ。
だから楽しみにしていてね!
では今回は視点を変えた想像フォレストです!
ユリカ、替え歌貼っておくね。
夏風がノックする 窓を開けてみると何処からか迷い込んだ 鳥の声
読みかけの魔術書をおき『こっちにおいでよ』なんて 笑う
目隠ししたまんまの 午後三時です
セカイは案外シンプルで 複雑に怪奇した私じゃ誰にも理解されないまま
町外れ、森の中 人目に 付かないこの家を訪れる人など 居ない訳で
『近寄らないで!』固まった心 独りぼっちで 諦めて
写った『無機物』に安堵する日々は物語の中でしか知らない
世界に少し憧れる それくらい 許してくれますか?
タンタンと流れ出した 生まれてしまった理不尽でも
案外人生なので。私の中では
ねぇねぇ、突飛な未来を 想像して膨らむセカイは 今日か明日でも
ノック してくれないですか?
なんて妄想なんかして 空を見上げてると妹以外の知らない声が
飲みかけのハーブティーを 机中に撒き散らし
『どうすれば…?』とドアの向こうを 見つめました
『私は呪われてる』と大切な妹に 打ち明けた内緒の秘密 妹は信じてくれたようで
物語の 中ではいつも 嫌われてしまう役ばかりで。そんな事 知っている訳で
トントン、と響き出した ノックの音は 初めてで緊張なんてものじゃ足りないくらいで。
ねぇねぇ、突飛なセカイは 想像していたより実に簡単にドアを 開けてしまうものでした
目をふさぎ 蹲る姿に その人は驚いて『人に会うのが恐いの』というと、ただ笑った
『確かにさ、セカイは酷く残酷すぎるよな でも大丈夫、俺が傍にいて守ってやるよ』
タンタンと鳴り響いた ドアの外へと流れ出た想像はセカイに 少しなりだして
ねぇねぇ、突飛な未来を 教えてくれた貴方とまた、会えるのなら、ここにずっといるから
夏風が 今日もまた、貴方がくれた日々の窓を 少しだけノックした
ではどうぞ。
「いやあッ!!」
またあの夢だ。昨日も、一昨日も、見た夢だ。どうしてか、連続でもう千日目だ。
…ユリカが、私の元に来なくなってしまった、私に呪いがかかったあの日から…。
**
「アナタハ魔女ニナラナクテハイケナイ。コレサエアレバアナタハ強ク、ナレル。」
あの夜、あの力を手に入れてから。私の中の時の流れは遅くなった。
**
大体二週間前にワイがこの世界にきて、帰ってしまった。
一日だけだったのに、ワイは「1年経ったから次へ行くわ」と言っていた。
**
「お姉ちゃん、次ここに来ることができそうなのは千年後…になっちゃう…。」
「大丈夫、なにがあっても私はここでユリカを待つわ。」
親友だったルーリを封印することになってしまい、自分も千年間眠らなくてはいけないそうだ。
私は…もう魔女だから、いっそ死んで身が滅んでしまえばいい。
そうすれば、ユリカにこんな汚い姿を見せなくていい。
**
「ウィリアちゃん、今日はマジック見せてくれないの?」
「来ちゃダメ!!私に近づかないで!」
街でマジックを披露していた私は、魔法の力を持ってしまってから人が怖くなった。何もできなくなってしまったのだ。
**
「今日も、また一人…か。まあ、誰も来るわけはないけれど…」
誰かここに来て、私を連れ出してよ…寂しいわ。
その途端、ドアをノックする音が聞こえた。
「きゃあ!!」
驚いたあまり、飲んでいたハーブティーをティーカップごと落としてしまった。
「大丈夫か!?」
「いやッ!来ないで!」
思い切りドアを開けた青年に思わず叫んでしまった。
魔工服を着て、青い聖光石のネックレスをかけた青年。
あなたを、ずっと待ってた。
ではこの辺で!