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オリジナル☆カゲぷよテト企画
作者: ちーちゃん  (総ページ数: 28ページ)
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10~ 20~

*7*

みなさん、お久しぶりです。
久々の投稿になります…
ではコメ返
ユリカ
泣いてくれた…
こんなgdgdな話で泣いてくれるとはありがたいぞ。

では今日もいつもどおり替え歌をコピペです。

みんなに愛され続けてた
天才少女のマジシャンは
「このカードを使ってくださいと」と
ジョーカーを もらってた

天才少女のマジシャンに
恋に落ちてく少年は
「このまま生涯を暮らそう」と
手を繋ぎ 温めた

始まった日々を噛みしめて
子供も出来たマジシャンは
「私は魔女だよ」と言いたくて
悲しくて 耐えられない

魔法の力を集めてさ
無くなったってもう構わない
終わらないセカイを作ったんだ
家族だけで行こう

君を見送る 十字架と共に
いつまでも 生きていて

流れる星数えてた
空はどこか寂しそうで

君が死んだなんて
そんなこと どこかで気付いてた

「私もまた会えるから」と
セカイに二人消えようか

会いたかった君達のこと

今もまだ、愛してる

では、どうぞ。

「エス、今日は何を話そうかしら?」
「そうだなー、ママの好きなお話にして!」
「じゃあ、マジシャンレコードって言うお話にしましょう。」

**

昔々、ある国の森の奥に、一人の少女が暮らしていました。
その少女はウィアリといい、月に一回町に行き、マジックを披露していました。
マジックを披露している間に彼女は100年に一度の逸材といわれるようになりました。

ある日、ウィアリはトランプのマジックで使うジョーカーのカードをなくしてしまいました。
そんなとき、フードを深くかぶった人が彼女の目の間にやってきました。
「貴方は?」
「通りすがりの魔導師です。」
その人は白髪で黄色の目をしていました。
「貴女、今カードをなくしましたよね?よろしければこれをどうぞ。」
そういわれて渡されたのが魔女の描かれたカードでした。

翌日の夜中、なぜか目が覚めてしまい、不意にカードの整理をしていたときでした。
ジョーカーのカードがいきなり宙に浮き、ウィアリに話しかけ始めました。
「はじめまして、私の主さん。私は貴女に魔法の力を託す使命を受けています。」
そういったとたん、カードの中の魔女はウィアリに光をかけました。
「…何も、起こってない…?」
カードは床に落ち、ピクリとも動きませんでした。

そうして、何年もすぎていくうちに、だんだん、魔女として暮らすようになり、マジックを披露しなくなりました。
なので、人に会うのが怖くなってしまいました。
なんでこんなことになってしまったのか、彼女にも分かりませんでした。

ある日、引きこもっていたウィアリをたずねる人がいました。
年が同じくらいの魔工服を着た青年です。
なぜか、彼になら話せそうだと思い、すべてのことを話しました。
「昨日も今日も一昨日もこの世界が簡単に壊れてしまう夢を見てたの。」
「…それでも大丈夫だぞ、俺が守ってやるよ。」
そして、数年後、彼と結婚し、子供もできました。
そのときが一番、彼女にとって幸せな日々でした。
たとえ、自分が魔女だと言えなくても。

それから三年。
いつしか幸せがなくなってしまうのではないかと思ったウィアリは
魔法の力を集めて、家族と終わらない世界へ行こうとしました。
その様子を人に見られ、『魔女狩り』令が出されました。

それを知った彼女は、せめて夫と子供には生きていてほしいと思い、プリンプと言う隣ののどかな町へ逃げるように言いました。
「お願いよ、この町から逃げて。」
「何で、逃げなくてはいけないんだ?」
「『魔女狩り』令の対象に私が選ばれてしまったの。他のところへ逃げて…お願い。貴方達だけでも…生き残って…」
泣きながらも行ったのでした。

日が暮れて、ウィアリが処刑の十字架につけられて、火がつけられた頃、ユーたちはプリンプへ行きました。
「せっかくだから、最後の力を振り絞って、いつもみたいにマジックの脱出ショーみたくしてみようかな…」
火で囲まれ、燃え尽きてしまうようななか、最後の魔力を使いました。

少しよろめきながらも家族のいるプリンプへ行きました。
「やっと、帰れたわ。もう大丈夫よ、幸せに一緒に暮らしましょう。」
そうしてその後幸せに暮らしました。

「ねえ、ママ。どうしたの?顔が怖いよ…」
「え、あら、ごめんなさい。怖かったかしら?」
「…ちょっと…」
「うふふ、さあ、もう夜も遅いわ。寝ましょう。」

今回は一話完結です。
では、またお会いしましょう。

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