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【ウマ娘】皇帝と女帝と怪物と俺達【完結】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 25ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 ウマ娘 たぬき要素有り オリキャラ
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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 25ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 ウマ娘 たぬき要素有り オリキャラ
*17*
その時、理事長室から大きな音がした。
駿川たづなが慌てて出てくる。
彼女は焦った様子でシンボリルドルフに伝える。
「………プロジェクト・シンギュラーの詳細が遂に分かりました、ちょうど生徒会のトレーナーさんが3人揃ってるなら、今お伝えします」
「プロジェクト……そういえばわたしわすへてましたけどそんなのありましたね」
「溶岩とブライアンはどこまで聞いている?」
「深い絆で結ばれたトレーナーとウマ娘のコンビが多く必要としか」
「なるほど、俺とルドルフさんが聞いた時と同じか……」
こうして一同は今回のプロジェクトの説明を受けた。
その詳細とは、簡潔に言えばある相手との交渉であった。
成立には様々な能力を持ったウマ娘たちの力を束ねる必要があるらしく、とにかく優れたトレーナーとそれによって育てられたウマ娘が必要だという。
「聞いてみれば、要するに慈善試合……って単純な話でもないだろうな、理事長の事だから」
「そうですね、理事長は『大一番』と言っていましたが」
「大一番?何の?」
「いえ、そこまでは教えてくれませんでした、ただ……」
「ただ、何か?」
「ちょっと来てください」
たづなはたくっちスノーのみを連れて奥へと入っていく
溶岩とシンボリルドルフは疑問符を浮かべるが、とりあえず待つことにした。
しばらくするとたくっちスノーは帰ってくるが、頭を抱えていた…物理的に。
「どうした、トレーナー君、一体何を聞いて……」
「……すまん、ルドルフさん……こればっかりはまだ口に出せんかも」
そう言うと、彼は再び頭を悩ませる。
かくして、プロジェクト・シンギュラーは始まる…
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