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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 70ページ)
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*17*
『マジンガー陣営』
ゲッターによる敗北...
ZEROは冷静にホワイトボードを用意して書きなぐる
ZERO
【パイロットニ対スル衝撃...想定シテオクベキダッタカ】
たくっちスノー
「...パイロットスーツを用意しよう、超合金Zを混ぜた奴を」
ZERO
【ソレハイイ】
たくっちスノー
「...あと、今度からはしっかり『戦争』ということは伝えておきたいから、あっさり掴まったりはしないだろう」
ZERO
【ゲームノヨウナ物ト話セト言ッタノハ...マズカッタカ...】
たくっちスノー
「うん...」
かなちゃん
「二人とも...」
たくっちスノー
「レッドは?」
かなちゃん
「最初は粋がってましたが...今見てきたら寝込んでいましたよ」
ZERO
【無理モナイ】
たくっちスノー
「.....」
たくっちスノー
「そりゃ、な...弟が、黒焦げだもんなぁ」
たくっちスノー
「原型止めてなくて、21歳の野郎がビクビクしてたもんなぁ...」
たくっちスノー
「さっきまで口論してた奴を、ゲームだと思って、アピールしたくて、殺したようなものだもんな」
たくっちスノー
「...僕のせいだよ、許してくれなんて言わない、レッド...ギール...」
たくっちスノー
「はははは...ははははは....」
ZERO
【.....】
たくっちスノー
「...外、行ってこようかなぁ」
ZERO
【行ッテコイ】
かなちゃん
「あ、私も同行しますよ」
たくっちスノー
「...」
かなちゃん
「ほら、貴方また0歳になったんですから...ほら、手を繋いで」
ふらつくたくっちスノーの手を大明神が握る
たくっちスノー
「手...」
「あの二人は、こうやって手を繋いだ事があるのかな?」
「あの時...炭のようになった死体の右手が、兄弟の初めての握手なのかな?」
...
「にいちゃんがわるい」
「なんだとおまえ」
「にいちゃんよりつよいもん」
ポカポカ!
「やったなおまえ!」
...
「レッドより俺の方が賢いし」
「そんなわけないだろ!この中学受験で合格したらそいつが賢いということだ!」
...
「レッドより俺の方が運動神経あるし」
「じゃああの部活行ってどっちが誉められるか競争だ!」
...
「自分の方がレッドより見込みがある!」
「ならあの企業にどっちが就活出来るかを...」
.....
「はぁ...あんたらね、兄弟喧嘩で競争するのは結構だけど、もう20になるんだから己の技量に目を向けなさいよ」
「技量!?そんなこといっても母さん、俺はギールよりは」
「レッドよりは!」
「ギールより、レッドよりって言うけどあんたら普通の人間より劣ってんだからね!」
「中学受験は一緒になって落ちて、高校部活は三日で辞めて、企業は殆どお祈りじゃないか!」
「あんたらみたいなのね、どんぐりの背比べっていうのよ」
「.....」
「.....」
「父さんも何か言ってやりなさいよ」
「ああ、お前達はな...二人で協力してようやく人間の半人前なんだよ!もうちょっと仲良くして、作業ぐらいは出来るようになれ!」
...
レッド
「夢か...」
レッド
「ギール...ちょっとしたことで上を目指そうとするけど、一緒になって落ちていたなぁ」
レッド
「これに参加したのも、軽い現実逃避のはずなのに...」
レッド
「ああああーーー!!帰りたくねぇ!!親に何て言えばいいんだ!!」
レッド
「...二人一緒で半人前、か」
レッド
「はっはっは、俺マジ底辺、お先真っ暗、死にてぇ~」
レッド
「お前もそう思うだろ?弟...」
『ゲッターロボ陣営』
立麻
「ダイダルとルーカスは動きそうか?」
ゲッターエビル
「ダメだ...完全に脳が死んでる...」
立麻
「イルカって脳みそまでデリケートなんだな」
ゲッターエビル
「まずいぞ...脳を直挿しだからもうこのゲットマシンは使えない」
立麻
「新しいゲッターロボを作りゃいいだろ」
ゲッターエビル
「...それもそうか、よし、新しいゲッターロボと人間を用意しなければな」
立麻
「今度は脳だけとかは勘弁してくレよー?」
ゲッターエビル
「ああ...クッククククク、ククククク」
ゲッターエビル
「我の中のゲッター線が騒いでいる....」
ゲッターエビル
「この世界にも居るのだろう...?流竜馬アアアアアアア!!」
「チェェェェンジゲッタァァァァワンッ!」