完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 70ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン小説SEASON3 バッドエンド マジンガーZ ゲッターロボ
*18*
『エクストラストーリー』
一方、ゲッターの遣い達は海を渡り研究所へと向かっていた
方角は...魔神研究所。
「どうやらここでゲッターが戦いをしたようだな...微量のゲッター線を感じる」
「海の中でか...相当酷い戦いをしたんだろうな」
「あっ親父...あれを見て!魚が浮かんでる」
海の上では、無数の魚が死んだように浮かんでいる
「ひでぇ...あっちこっちの魚がおっ死んでいる」
「一体どんな奴が戦ったんだよ...?」
「おい!そこのゲットマシン...こっちに来てくれ!」
遠くの海原から通信が入る
「何だ?誰かがこっちに通信をかけてきたぞ」
「通信...?この村で私たちを...というより、ゲッターを知る人は居たっけ?」
「さあな...ひとまずそちらを優先しよう、ゴウ」
「了解だ」
ゲットマシンは魔神研究所の近くにある海原へと降りていく
「...ゲットマシン、形状からしてまさかとは思ったが、やっぱりお前達も来ていたか」
「お前...竜馬か!?」
竜馬...流竜馬(ながれりょうま)
永良立麻の元であり、ゲッターに愛された存在の一つの『可能性』
竜馬
「弁慶か、会えたのがお前で良かった...中がインベーダー野郎じゃシャレにならないからな」
竜馬
「お前がいるんだ、ゴウ、ケイ、ガイも一緒だろう?」
弁慶
「ああ...竜馬、なぜお前がここに?」
竜馬
「分からない、気がついたらこの世界に居た...そっちは?」
弁慶
「俺達もお前と同じだ、一体ここは何処だか検討もつかない」
竜馬
「それなら俺と...こいつと一緒に来てくれ」
ガイ
「こいつ?誰か他にも居るのか?」
竜馬
「ああ...」
竜馬はマントで覆っていた白い髪の少女を見せる
「んー?」
竜馬
「こいつが、何かの鍵になるかもしれない」
弁慶
「この少女が...?」
...
その夜、竜馬達は裏でテントを張り、焚き火をしながら状況を説明する
竜馬
「俺が目覚めたときには近くにこいつが居たんだ」
弁慶
「偶然じゃないのか?」
ガイ
「君、名前は?」
ホワイト
「私、ホワイトってゆーんだよ!」
竜馬
「偶然ではないだろう...そのホワイトが居た場所...奴が眠っていた所は『ブラックゲッター』のコックピットだとしたら?」
弁慶
「...ブラックゲッターもこの世界に?」
竜馬
「ああ、とっくに乗り捨てたはずなのによ...」
ホワイト
「何の話してるのー?」
ゴウ
「この世界から出るための話だ」
ケイ
「ホワイトはこの村の出身?」
ホワイト
「違うかなー、見たことがない...」
竜馬
「...弁慶の言うことが確かなら敵と戦う準備が必要だな」
ケイ
「私たちは真ゲッターがあるから良いとしてさ...ホワイトはどうするの?」
竜馬
「ブラックゲッターに乗せとけば良いだろう」
弁慶
「正気か竜馬!?」
竜馬
「アレは一人乗りだし、俺たちが教えてやればいいだけだろう、こいつがゲッターに導かれたのは偶然じゃねぇ、確実に何かある」
ガイ
「ホワイトなのにブラックゲッターか...」
竜馬
「文句あるなら白いペンキでも今すぐ持ってこいってな」
ホワイト
「...」
ゴウ
「だがお前はどうするつもりだ?」
竜馬
「この辺りには他にゲッターの機体が沢山あるんだろ?それを強奪してやればいい」
弁慶
「...まったく」
竜馬
「だが今は...明日の為に寝るぞ」
ゴウ
「そうだな」
ホワイト
「えーもう寝るの?」
弁慶
「明日はお前も忙しくなるから、早く寝るんだぞ...」
ホワイト
「分かった...布団はないの?」
竜馬
「贅沢言うな」
ホワイト
「むー...」
謎の少女、ホワイト
彼女とゲッターの繋がりとは...一体?