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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 70ページ)
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*39*
『エクストラストーリー』
...
ZERO
【全員無事カ】
甲児
「なんとかな、奴等のバリアをぶち抜いてきた」
たくっちスノー
「メタルビースト達も動きが見られなくなった」
竜馬
「だが、まさか向こうがインベーダーまで作ってきやがるとはな」
弁慶
「たくっちスノーと言ったな」
たくっちスノー
「長いんでティーで結構です」
弁慶
「ティー、死者468人というのは正確な数字か?」
たくっちスノー
「ええ、これらはあくまで死者の数値であり、インベーダーの攻撃による生活に支障をきたす規模の怪我を持つ者は1000人を越えます」
弁慶
「ぐっ...!!」
ZERO
【ドウスル?我々モ機械獣デモ作ルカ?】
甲児
「ダメだ!機械獣はマジンガーの敵だぞ!それにそいつらがこの世界の人間を攻撃しちゃ元も子もない!」
ZERO
【ソレモソウカ...】
甲児
「...正直ショックだよZERO、いやマジンガーZ、俺は皆を守るためにマジンガーに乗ってるんだ」
甲児
「優劣を決めるための戦争の為に使うなんて...」
ZERO
【甲児...】
甲児
「だから俺は俺のやりたいようにやらせてもらう、俺は戦争に勝つためじゃない、無関係なこの世界の限られた命の為にマジンガーを使う!」
ZERO
【....!!】
たくっちスノー
「それでこそマジンガーZのパイロット、兜甲児だよ!」
ケイ
「私たちも同じだよ!喧嘩だったらよそでやりな!」
かなちゃん
「しかし不安ですねぇ、昨日がクローン、今日が人を喰らう怪物...明日は何が向かってくるか」
たくっちスノー
「ああ...」
....
その夜、たくっちスノーは一人で魔神研究所の警備をしていた
たくっちスノー
「ゲッターエビル....どうすれば諦めてくれるか」
甲児
「よっ、ティー!」
たくっちスノー
「甲児さん...」
甲児
「呼び捨てでいいのに」
たくっちスノー
「いえ、実は自分0歳なんです」
甲児
「えっ!?」
たくっちスノー
「ほら、人工物なんです!」
甲児
「あ、ああなるほど...」
ルルミー
「いえ、貴方って確か二歳ではありませんでしたか?」
たくっちスノー
「...えっ!?ルルミー氏!?」
ルルミー
「お久しぶりと、初めましてですね。ルルミーです」
甲児
「知り合いなのか?」
たくっちスノー
「前に色々とね...でもルルミー氏、なんでここに?」
ルルミー
「あ、そういえば話せませんでしたね...あのマジンガーに乗ってたのは私なんですよ」
たくっちスノー
「ええっ!?」
ルルミー
「最初はちょっと貴方の顔を見るために来たんですけど....」
ルルミー
「はぁ...見ない間に何やってるんですか。あなた達は...」
たくっちスノー
「ZEROには逆らえないんだ、しょうがないだろう...」
ルルミー
「ハグレ王国に居た頃は結構おとなしい人だったのに...」
たくっちスノー
「むしろあの頃がおかしかったんだよ...」
甲児
「ZEROってそんなにヤバイ奴なの?」
たくっちスノー
「えーとね、君には分からない言葉だけど、ZEROは元・時空犯罪者なんだよ」
ルルミー
「要するにこんな風に世界を滅茶苦茶にする人たちですね」
甲児
「それなら元じゃなくて現段階も犯罪者な気が...」
たくっちスノー
「ホントだよ、反省したと思ったのになぁ」
甲児
「.....シローの奴、大丈夫かな」
ルルミー
「シロー?」
甲児
「あっ、シローっていうのは俺の弟だ、まだ結構小さいから不安でな...」
たくっちスノー
「うーん...確か君の世界線だと母がいるし大丈夫だとは思うよ」
甲児
「それは、そうだけど...」
ルルミー
「家族思いなんですね、甲児さんは」
甲児
「ああ...早くこんな戦いを終わらせて、シローや皆の所に帰らないと」
たくっちスノー
「うん...」
甲児
「いつでも来い!ゲッターエビル!」