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グッドナイトプリキュア!(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 99ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 オリキュア プリキュア 
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*22*

『第5話』
「気分は雨、明日も明後日もなんのその」

ザァァァァ

きつね
「すげー………いずるの言った通り本当に雨が降ったわ」

いずる
「天気くらいなら余裕」

きつね
「………で、改めて」


…………

きつね
「グッドナイトプリキュア勢揃い、ようやく4人揃った」

きつね
「ちょっと特別な力でゆらぎも話に混ざれるようにしておいたから」

ゆらぎ
「…………」

あかり
「………」

ゆらぎ
「確かに揃いましたが………今のままでは………」

あかり
「…………あの人は、いつも最後に言ってた」


ーーーー
ヨフカス
『楽しかったぞ、プリキュア!』
ーーーー

まりあ
「彼やファミリーはまだ本気ではない………単なる遊び相手としか思われてない、これが今の現状ですわね」

きつね
「実際、アンタらが倒してるのは雑魚中の雑魚、倒したと言っても現世から叩き出してるだけ」

きつね
「ゆらぎとしてはお休を添えてやりたいんだから、このままじゃまるっきりダメね」

ゆらぎ
「……というよりも、この事を冥王様になんて報告すれば………」

まりあ
「冥王様というのは、所謂幽霊達をまとめあげるリーダーのような方、という認識でいいですわね?」

ゆらぎ
「ええ………神のように絶対的な存在で、あのお方がいないと幽霊は天国に行けないので………」

あかり
「地獄に行っちゃうの?」

ゆらぎ
「いえ………地獄という概念はなくて、えっと……生まれ変われなくなるというか」

きつね
「『転生』と『虚無』?」

ゆらぎ
「何故それを!?」

きつね
「どっかのアニメで見た」

いずる
「何それ」

きつね
「転生出来るか、それとも魂が消滅するかの2択ってヤツ」

きつね
「冥界の理論だと、冥王の許可がないと転生できずに終わるって訳」

まりあ
「それでしたら……わざわざゆらぎさんを手向けなくても即座に虚無に送ればいいのではありませんこと?」

ゆらぎ
「それは……そうなんですが、きっと冥王様もなるべく転生に促したいのですよ」

いずる
「ふーん………?」

きつね
「………ま、少なくとも今日は出てこないでしょ、こんな雨の日に………」

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