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*3*
あかり
「………あの」
「………ああ、何?花束置いてあったからさ、こういう時って祈るもんでしょ?」
あかり
「…………姉ぇ、ここで1年前に車に轢かれて死んじゃったんです」
「そうだったのか、それは……辛かったろうな」
あかり
「うん……でも大丈夫、ちゃんと天国から見守ってくれるから!」
「天国……あるといいな」
あかり
「あるよ!」
「………さて、そろそろ行かないとな」
あかり
「………あっ、ホントじゃん遅刻しちゃう!!」
「えっマジ?ここの門限そんなに速いの?」
あかり
「急ごう!!」
………
あかり
「ね、ねぇ貴方って私と同じ学校!?名前教えて!私は夜空あかり!」
「名前!?た……じゃなくて、木津音!」
きつね
「黒山きつね(くろやまきつね)だ………よ!」
あかり
「いこっかきつねちゃん!」
………数分後
教師
「えー、突然だがこのクラスに転校生が来た」
きつね、
「黒山きつね、木津音って書いてきつねだ………です」
あかり
「きつねちゃん!」
きつね
「げっ、さっきの同じクラスかよ!?女同士でやりたくなかった!」
………
きつね
「しかも席まで隣かよ……なんで俺……じゃなかった、私こんな偶然引っ掛けてんだ」
あかり
「きつねちゃん?」
きつね
「え、ああ……あかり、だったか?」
あかり
「これからよろしく!知りたいことあったらなんでも聞いていいからね!」
きつね
「お、おう………名前通りの奴だな」
きつね
「じゃあ早速聞くけど………ここの奴らって怠け者が多いのか?それとも最近新作ゲームでも発売したのか?」
あかり
「言い方がよく分かんないよ」
きつね
「………なんでほとんど寝てる訳?」
あかり
「それも分かんない、最近多いんだ………突然眠れなくなっちゃうの」
きつね
「突然デスって?そいつは妙だなぁ」
あかり
「妙っていえばきつねちゃんも」
きつね
「ん?」
あかり
「男の子みたいな喋り方するんだね」
きつね
「げっ………!!?………き、気をつけるわ」
………
ヨフカス
「………よし、今日はあの中学生と遊ぶか!」