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グッドナイトプリキュア!(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 99ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 オリキュア プリキュア 
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*79*

きつね
「それにしても………なんたって急に蚊が大量に現れたんだ?」

きつね
「季節的にはそろそろ居てもおかしくはないが、あまりにも多くないか?」

あかり
「うーーーー」

まりあ
「蚊取り線香を持ってない家がこんなに?」

いずる
「いや、ウチは線香炊いてたけど効いてるようには見てなかったような」

きつね
「なんだそれ?」

いずる
「まさかまた時空犯罪者?」

きつね
「いくら時空犯罪者でも蚊を放つほどの暇人は…………いるかもしれねぇわ」



「うううううーーー」

きつね
「あ、その声はゆらぎ!おい聞いてくれゆらぎ、今面倒なことになって」

きつね
「ええええええええーーーー!!!?」


ゆらぎ
「あっ……ああ……かゆい、かゆい」

きつね
「おかしいだろ!!」


…………

きつね
「蚊に刺されるロボットはあれど!!蚊に刺される幽霊なんて聞いたことねーよ!!」

あかり
「ゆらぎ姉ぇも蚊に刺されたの?」

ゆらぎ
「冥界の蚊に刺されました………」

いずる
「冥界にも蚊居るんだ」

ゆらぎ
「当然です、死んだ者が一時的に移住するのが冥界です」

ゆらぎ
「何も人間に限らず犬も牛も鳥も、蚊だって死んでしまえば冥界にたどり着くのです」

きつね
(………そういえば俺昨日いっぱい斬っちゃったな )

まりあ
「それで………どうしてここに?」

ゆらぎ
「実は昨晩冥界の蚊が何匹か人間界に降り立ったと聞いて……徹夜で捕まえていたのですが全然足りなくて……」

きつね
「なるほどねぇ………」

ゆらぎ
「ですが決まりました………これは間違いなく……」

いずる
「ヨフカスナイトクラブの仕業と決めつけるのはまだ早計じゃない?」

ゆらぎ
「ですが………」

あかり
「確かにそうだよ………」

あかり
「今までヨフカスナイトクラブは、ただ夜更かしを楽しみたいだけで、遊ぶことに夢中になってる集団だけど……」

あかり
「今まで寝ることを邪魔するような事はしなかったはずだよ」

きつね
「そうだな、痒かったら夜更かしどころじゃねーし」

ゆらぎ
「なら一体……?」

まりあ
「それよりも今は、冥界の蚊の対策をしておきましょう」

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