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*16*
たくっちスノー
「チモッチャ・チャチャチャ‥‥‥‥X級時空犯罪者。」
たくっちスノー
「X・Y・Zの最低ランクの時空犯罪者は何かとナメられる系統にあり、時々断罪者じゃない奴が狙ったりもする」
たくっちスノー
「が、ランクが高かろうが低かろうが犯罪者は犯罪者、厄介である事に変わりはない」
ジーン
「罪状は?」
たくっちスノー
「監禁だ‥‥‥今俺たちがされてるみたいにな、これでX級程度ってのが信じられないレベルだが‥‥‥」
たくっちスノー
「捕まったヤツらに別状はなく、むしろ‥‥‥‥もう一度あそこに行きたいと言っていた」
ジーン
「‥‥‥‥被害者が監禁を受け入れていたということですか」
たくっちスノー
「そう、それで俺はなんかきな臭いと思い、仲間に場所を特定してもらって追いかけていたところを‥‥‥‥‥」
メアト
「あたし達の世界まで追いかけて、まとめてこの通りになったと」
たくっちスノー
「それに関しては‥‥‥‥本当にすまないと思ってるよ」
メアト
「‥‥‥‥玩虹術士ってのは?」
たくっちスノー
「被害者たちは、こぞって彼をそう呼んでいたのさ」
たくっちスノー
「虹のような煌めきを感じ、魔法をかけられたように楽しかったから、ってさ」
ジーン
「被害者の年齢層は?」
たくっちスノー
「10より下、3より上の子供だけだ。」
たくっちスノー
「俺たちみたいな大人が掛けられるのは初めての事例と言っていいだろう」
イグニス
「そうか」
ユニ
「大体のことは分かりましたよ」
たくっちスノー
「あれ、お前らも?いつの間に終わったんだ」
イグニス
「ジーンが早く終わらせたのを見て、真似しただけだ」
ユニ
「エレメントにおいて彼の右に出るものはいませんからね」
ジーン
「まぁ、そういうことですよ」
たくっちスノー
「ふむ‥‥‥さて、この部屋も出る訳だが」
イグニス
「待て‥‥‥部屋は何個あるのか分からないのか?」
たくっちスノー
「俺も被害者からそこを聞き出そうとしたが‥‥‥頭ん中おかしくなってるみたいでさっぱりだった」
たくっちスノー
「つまり‥‥‥‥」
たくっちスノー
「ここから出られれば、晴れてあいつを捕まえられるって訳だ!!」
END