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*2*
【第1】
『UNO』
ユニ
「玩具の迷宮……?」
たくっちスノー
「入っちまったか………あいつの迷宮に」
ジーン
「たくっちスノー、これは一体どういうことですか?」
たくっちスノー
「さっきの男………名はチモッチャ、玩虹術士の異名を持っててな」
たくっちスノー
「玩具を使うことに関してはエキスパートでな、こうしておもちゃの世界に人々を閉じ込めるんだ」
ジーン
「閉じ込められたらどうなるんですか?」
たくっちスノー
「分からねぇ………X級時空犯罪者だからとなめていたな」
イグニス
「…………しかも、オレ達まで巻き込んで」
たくっちスノー
「その辺は本当にすまん」
ユニ
「それで、僕らはどうしたら出れるんですか?」
たくっちスノー
「うーん、さぁな………今ん所玩具もねーし」
その一方、メアトは四角い物体を穴に向かって押し付けてばかりだった
メアト
「ふんぐぐぐぐ」
ジーン
「それで貴方は何してるんですかメアト」
メアト
「さっきからコレ………!!鍵ですって書いてあるのに開かないのよ………」
ジーン
「鍵にしてはやけにカラフルですね、しかも四角」
イグニス
「………ちょっと見せてみろ」
たくっちスノー
「………やっぱりな、これルービックキューブじゃないか」
メアト
「ルー何て?」
たくっちスノー
「ほらあれだよアレ、キューブの面を動かして色を揃えるやつ!」
たくっちスノー
「……………俺クリア出来たことないけど」
ユニ
「なるほど、キューブの面を捻るとその方向に回転する仕組みなんですか」カチャッ
ジーン
「色を合わせるんでしたよね?」
たくっちスノー
「ああ、全部の面で色を統一させるんだ」
ユニ
「とすれば、これをこうして」カチャカチャカチャ
〜5分後〜
ユニ
「揃いましたよ」
カチャッ
ジーン
「さあ!こんな所さっさと脱出してやりますよ!」
………鍵を開けた先にあったのは
ジーン
「………ん?5つの椅子とテーブル………それに」
ジーン
「数字の入ったカード…………?」
たくっちスノー
「……は?」
メアト
「なにこれ?」
イグニス
「奴は何がしたいんだ?」